反転住宅に来てからは、仕事も充実、自分の健康のための時間もしっかりとれる環境にあります。都内に出るのは週3日、反転住宅で勉強会や、クライアントの方が来られますが、なるべく自分の為のクリエティブな事や自助の時間を持ち、健康的に反転住宅を大いに活用しています。毎日2時間くらい散歩をして、紅葉の秋を楽しんでいます。国道沿いのイチョウの木から銀杏がたくさん落ちていたので、今日は風も強く銀杏が一杯落ちていたので、拾いに行きました。
読書の秋、畑にイスを置き日向ぼっこしながら読んだ本、「中国を追われたウイグル人」亡-命者が語る政治犯― 水谷尚子著〔文藝春秋〕ノーベル平和賞有力候補 ラビア・カーディル女史たちが中国を告発する。第一章のラビィアの数奇な運命に心惹かれました。大富豪から投獄、亡命を経て東トルキスタン独立運動の女性リーダーへ、ウィグル人女性、 欧米のメディアに何度も登場し、人権問題を中心に積極的に発言している彼女はここ数年ノーベル平和賞の候補に挙がっています。ウィグル人は安田義徳先生の長江文明のDNAにフィンランド、ドイツ、ウィグル人と入っていましたので、興味深く読みました。
2年間投獄されたとき、真っ暗闇独房の中で気がふれたり病んだりする中に彼女は「絶対生きてここを出るのだ」と気持ちを強くして、身体が鈍って病気にならないよう、暗闇の中しじゅう貧乏ゆすりし身体を動かしていた。気がふれた女と看守は罵りました。精神が破壊しないよう自分を「騙し」た。腹立たしいことがあっても反発したら不利。そんな時手枷足枷をされている私はどんな宝石などで着飾った姿より美しいのだと、今まで生きて来た中で一番美しいくかっこよいのだと、わざと言い聞かせ、反抗的な気持ちを押さえ込んだものです。今考えて一番辛かったのは、若者が自分の変わりに拷問され死んで行った事です。と書かれていました。
のんびりと畑で本を読んでいる場合ではない、世界で起きている事にもっと関心を持ち自分に出来ることを探したいと思いました。