「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

確かに「ドイツサッカーの『容赦しない』気質(杉山茂樹氏論)」は恐怖だが・・。

2022年05月02日 12時37分52秒 | サッカー日本代表
4月25日のネットコラムに、数々の海外サッカーを観てこられたサッカージャーナリスト・杉山茂樹さんの「カタールW杯。森保J最大の恐怖は、世界を恐れおののかせてきたドイツサッカーの「容赦しない」気質」」という記事がありました。

さすが杉山さん! という内容でした。2014年ブラジルW杯準決勝で開催国ブラジルを相手に見せたドイツの情け容赦のない攻撃は、恐ろしいドイツ人気質を垣間見た瞬間だったと書いておられました。

同じようなことは2002年日韓W杯グループリーグのサウジアラビア戦でもあったと続けておられました。そのようすを次のように書いておられます。
「後半39分に7点目のゴールを奪っても、ドイツはなお攻めた。そして後半のロスタイムに8点目を奪う。とっくに虫の息にあるサウジアラビアを、これでもかと最後の最後まで容赦なく殴り続けたのだ。」

この2つの例を教えられただけでも、背筋が寒くなります。私などはドイツサッカーの本当の恐ろしさなど考えもせず、2006年ドイツW杯の直前テストマッチで日本があわよくば勝てそうな2-2という試合をしたことを引き合いに「ドイツ恐るるに足らず」といった書き込みを考えていたところでしたから。

杉山さんは同じ組に入ったドイツとスペインを比べれば、第1戦はスペインのほうがよかったのではないかと指摘しながらも、最後に次のように結んでいます。
「ドイツ、スペイン、日本の関係を考えると、日本は対戦順でも恵まれなかったことになる。最悪の組に配属され、最悪の相手と初戦を戦う日本。しかし、難敵ドイツに勝利すれば、展望は一転、明るくなる」

つまり「ドイツに勝利すれば・・・」ということで勝てる可能性を否定しているわけではないことを知り、ある意味ホッとしたのですが、どうすれば勝てる可能性があるというところでは書いておられませんでした。

おそらく、そのあたりは、もっと大会が近くなり双方の戦力の状況が見えてきた段階で処方箋を示してくださるものと期待しています。

さきほども書きましたように「2006年大会直前のテストマッチで好ゲームをしたのだからドイツ恐るるに足らず」とは言わないことにしましたが、それでも日本の有能なDF陣が持てる力を発揮してくれれば、引き分けに持ち込むことは十分可能なのではないかという期待は捨てていません。

大会が近づくにつれて、双方の戦力の状態が徐々に輪郭を表してくるでしょう。その時期に、またこのテーマは取り上げたいところです。

それにしても森保監督は前線の構成も含めて、どういう人選をするのでしょうかね。やっぱりベテランに頼るといった、がっかりさせる人選になるのかどうか・・・。

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