同じテーマで前回は香川選手のことを取り上げました。もっともっと評価されるべきです、と。
今回は、本田圭佑選手選手です。
本田圭佑選手は、大会中、スーパーサブ的な使われ方で、その中でも結果を出してきました。ですから、それまで本田選手をケチョン、ケチョンに言っていたネットの論調でも「本田さんゴメンナサイ」「本田△(サン カッケー)」といった手のひら返しに合っていました。
それと合わせて異彩を放っていたのが、本田選手の人柄というか、人間味について触れた論調です。
思わずニヤッとしてしまうのは「清々しい(すがすがしい)」と表現すべき単語を「きよきよしい」と話したところです。
あとで自分で「感じが苦手で間違って覚えていました。でも、もう覚えました」と率直にコメントしたことで、その潔さがまた評価されるオマケがつきました。
7月4日付けの東スポwebは「日本快進撃の裏に本田のキャラ変」というタイトルで、今大会のチームで果たした本田選手の“イジられ役”ぶりを紹介しています。
長友選手の本田評が面白い「圭佑はだいぶやわらかくなったというか、丸くなった。スポンジのような心でね」
つまり、どんなことも受け入れる器の大きさという意味でしょう。
「NHKで放映された映像素材を取り寄せて選手たちが“ケイスケホンダ”のフレーズで本人をイジったりして盛り上がっていた」といった具合に、かつて周囲を寄せつけなかった“オレ様”ぶりは鳴りを潜め、率先して同僚と輪を作ったというのです。
東スポwebハ「これまでの姿からは想像できない本田の“キャラ変”。「本当に他の選手のことを好きになったし、こんなに好きになれるとは思わなかったというくらい好きになった」と語った背番号4がまさに潤滑油となってチームの歯車を回していた」と締めくくってしましたが、キャラ変ではなく、自分の置かれた状況に応じて身を処すことができる器の大きさということでしょう。
まさに長友選手が語ったスポンジの心の持ち主だったのだと思います。
そのあたりを、スポーツライターの元川悦子さんが「フットボールチャンネル」サイトに7月4日付けで寄稿しています。
「『ホントに日本人が想像できひんような努力をして、この場にいるということをしっかり見てほしい』と6月24日のセネガル戦で一刺しを決めた後、彼は厳しい表情で語ったが、本当に凄まじい集中力と闘争心でここまでやってきたからこそ、偉大な記録を叩き出すことができた。その厳然たる事実には改めてリスペクトを払うべきだろう。」
「「エース」と呼ばれる人間は点取り屋かゲームメーカーとして君臨する傾向が強く、過去の日本のエースたちもそうだった。が、本田はどんな仕事でも受け入れ、その役割の中で自分の持つマックスの力を発揮する。そういう職人魂を持った選手なのだ。」
「今回のスーパーサブ的な仕事は、28日のポーランド戦に象徴される通り、出番が訪れることなく終わってしまう可能性もゼロではない。同じく南アからの盟友である長友佑都が全試合フル出場するのを間近で見れば、複雑な思いも湧いてくるだろう。それでも本田はベンチで仲間を盛り上げ、チーム全体を鼓舞できる。」
「この日もタイムアップの笛が鳴り、倒れ込んで号泣した昌子源や乾貴士らのところに駆け寄って声をかけていた。世間一般では「本田はエゴイスト」というイメージが先行してきたが、彼ほど献身的で仲間を第一に考えるフットボーラーもそうそういない。」
「『ホントにこのチームの選手みんなが好きになった。こんなに好きになれると思わないくらい好きになった』という言葉が口を突いて出るあたりが、彼の人間臭さなのだ。」
「ブラジル大会を目指していた頃はメディアともほとんど喋らない時期もあったが、それはあくまでセルフコントロールの一貫だった。」
「報道陣側ももともとの気さくなキャラクターを理解していたから、本田の振る舞いを受け入れた。まさに彼は多くの人に愛される男だったのだ。」(以下略)
引用が長くなり、元川さんからクレームが出そうですが「誰からも愛される男、本田圭佑。イメージと異なる実像。その精神力が日本にもたらしたもの」と題されたこの寄稿を、ぜひ皆様にもお読みいただきますようお願いして、ご容赦いただこうと思います。
日本代表が決勝トーナメント進出を果たしたことと、本田選手が代表の中で果たしたことが、見事にシンクロしていることがわかります。
本田選手については、このへんで。
今回は、本田圭佑選手選手です。
本田圭佑選手は、大会中、スーパーサブ的な使われ方で、その中でも結果を出してきました。ですから、それまで本田選手をケチョン、ケチョンに言っていたネットの論調でも「本田さんゴメンナサイ」「本田△(サン カッケー)」といった手のひら返しに合っていました。
それと合わせて異彩を放っていたのが、本田選手の人柄というか、人間味について触れた論調です。
思わずニヤッとしてしまうのは「清々しい(すがすがしい)」と表現すべき単語を「きよきよしい」と話したところです。
あとで自分で「感じが苦手で間違って覚えていました。でも、もう覚えました」と率直にコメントしたことで、その潔さがまた評価されるオマケがつきました。
7月4日付けの東スポwebは「日本快進撃の裏に本田のキャラ変」というタイトルで、今大会のチームで果たした本田選手の“イジられ役”ぶりを紹介しています。
長友選手の本田評が面白い「圭佑はだいぶやわらかくなったというか、丸くなった。スポンジのような心でね」
つまり、どんなことも受け入れる器の大きさという意味でしょう。
「NHKで放映された映像素材を取り寄せて選手たちが“ケイスケホンダ”のフレーズで本人をイジったりして盛り上がっていた」といった具合に、かつて周囲を寄せつけなかった“オレ様”ぶりは鳴りを潜め、率先して同僚と輪を作ったというのです。
東スポwebハ「これまでの姿からは想像できない本田の“キャラ変”。「本当に他の選手のことを好きになったし、こんなに好きになれるとは思わなかったというくらい好きになった」と語った背番号4がまさに潤滑油となってチームの歯車を回していた」と締めくくってしましたが、キャラ変ではなく、自分の置かれた状況に応じて身を処すことができる器の大きさということでしょう。
まさに長友選手が語ったスポンジの心の持ち主だったのだと思います。
そのあたりを、スポーツライターの元川悦子さんが「フットボールチャンネル」サイトに7月4日付けで寄稿しています。
「『ホントに日本人が想像できひんような努力をして、この場にいるということをしっかり見てほしい』と6月24日のセネガル戦で一刺しを決めた後、彼は厳しい表情で語ったが、本当に凄まじい集中力と闘争心でここまでやってきたからこそ、偉大な記録を叩き出すことができた。その厳然たる事実には改めてリスペクトを払うべきだろう。」
「「エース」と呼ばれる人間は点取り屋かゲームメーカーとして君臨する傾向が強く、過去の日本のエースたちもそうだった。が、本田はどんな仕事でも受け入れ、その役割の中で自分の持つマックスの力を発揮する。そういう職人魂を持った選手なのだ。」
「今回のスーパーサブ的な仕事は、28日のポーランド戦に象徴される通り、出番が訪れることなく終わってしまう可能性もゼロではない。同じく南アからの盟友である長友佑都が全試合フル出場するのを間近で見れば、複雑な思いも湧いてくるだろう。それでも本田はベンチで仲間を盛り上げ、チーム全体を鼓舞できる。」
「この日もタイムアップの笛が鳴り、倒れ込んで号泣した昌子源や乾貴士らのところに駆け寄って声をかけていた。世間一般では「本田はエゴイスト」というイメージが先行してきたが、彼ほど献身的で仲間を第一に考えるフットボーラーもそうそういない。」
「『ホントにこのチームの選手みんなが好きになった。こんなに好きになれると思わないくらい好きになった』という言葉が口を突いて出るあたりが、彼の人間臭さなのだ。」
「ブラジル大会を目指していた頃はメディアともほとんど喋らない時期もあったが、それはあくまでセルフコントロールの一貫だった。」
「報道陣側ももともとの気さくなキャラクターを理解していたから、本田の振る舞いを受け入れた。まさに彼は多くの人に愛される男だったのだ。」(以下略)
引用が長くなり、元川さんからクレームが出そうですが「誰からも愛される男、本田圭佑。イメージと異なる実像。その精神力が日本にもたらしたもの」と題されたこの寄稿を、ぜひ皆様にもお読みいただきますようお願いして、ご容赦いただこうと思います。
日本代表が決勝トーナメント進出を果たしたことと、本田選手が代表の中で果たしたことが、見事にシンクロしていることがわかります。
本田選手については、このへんで。
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