NHKでは今週、食料自給率とコメ生産の課題について、幾つもの番組を放映している。
(グラフはNKHホームページより)
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まず「ライスショック」という2夜連続の特集で、コメ生産の異常な事態を現地への密着取材でレポートした。
第2夜は再放送で深夜見たが、途中で寝てしまった。
第1夜は、カリフォルニア、中国、台湾でのコシヒカリの生産とこれに伴う矛盾。
第2夜は、政府主導での、国内で集落単位の農業集団化による“大規模化”の状況と、コメ価格の暴落による、この大規模化の挫折をレポートしていた。
しかし、自民党農政が引き起こしてきた農業の破綻政策についての追究は弱かったように思う。
NHK「ライスショック」のリンクは下記をクリック
第1回 世界がコシヒカリを作り始めた 10/14(日)
第2回 危機に立つコメ産地 10/15(月)
以下は、「ライスショック」第1夜を見て、【大津留公彦のブログ2】へに送った私のコメントの転載
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NHKスペシャル「ライスショック 第一回は見た。2回は見損ね。
今や、日本の食料自給率は4割も切り38%程度だと言う。
食糧安保とも言われるが、何らかの紛争が生じて輸入がストップしたら、10人のうち6人に食料が行き渡らないことになる。
番組では、
日本のおいしいいコメは日本人は高くて買わず、台湾や中国の富裕層に、その国のコメの数十倍の値段で買われている。中国などはベースとなる人口が多いから富裕層の%は少なくても結構大きな市場となる。
一方、日本の外食産業は1円でも安いコメを求め、中国や台湾でコシヒカリを生産させ、輸入している。
同じ貿易相手が日本のおいしいコメを買う替わりに、台湾の安いコメをバーターで買わないかと提案している光景を映し出していた。
日本のコメが中国・台湾の金持ちの胃袋に、中国・台湾の安いコメが大多数の日本人の胃袋に。
日本のおいしいコメの生産者もこの矛盾には顔をしかめていた。
しかしながら、第一回では、NHKの取材はそういう表面的なものに終始し、農政の根本問題には踏み込めていなかった。
今後の報道姿勢を注視したい。
******************************
そして、今日10月19日(金)は、堀尾アナウンサーの司会で、日本各地で農業に工夫を凝らして奮闘している個人やグループを取上げていた。
現実を直視した上での、各地の人々の奮闘には敬意を表するものである。
しかし、堀尾アナウンサーは、ここ長らく「御近所の底力」を担当していることもあって、何か進行の仕方が「御近所の底力」めいていた。
そういう進め方もあって、政府の農政の問題点は殆ど取上げられていなかった。
その、今夜放送された番組のリンクは、
どうする日本「食と農業 未来につなぐには」
また、明日(2007/10/20)も引続きNHKが、この問題を取上げる。
「食」日本のこれから
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関連記事
米価暴落、農業の危機 2007年10月17日(水)「しんぶん赤旗」
余剰米買い入れ検討 米価下落 農水相「備蓄名目で」(朝日新聞) - goo ニュース
政府、米買い入れ示唆 日本共産党・紙議員に農水相答弁
(グラフは、2007年10月18日(木)「しんぶん赤旗」より)
(グラフはNKHホームページより)
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まず「ライスショック」という2夜連続の特集で、コメ生産の異常な事態を現地への密着取材でレポートした。
第2夜は再放送で深夜見たが、途中で寝てしまった。
第1夜は、カリフォルニア、中国、台湾でのコシヒカリの生産とこれに伴う矛盾。
第2夜は、政府主導での、国内で集落単位の農業集団化による“大規模化”の状況と、コメ価格の暴落による、この大規模化の挫折をレポートしていた。
しかし、自民党農政が引き起こしてきた農業の破綻政策についての追究は弱かったように思う。
NHK「ライスショック」のリンクは下記をクリック
第1回 世界がコシヒカリを作り始めた 10/14(日)
第2回 危機に立つコメ産地 10/15(月)
以下は、「ライスショック」第1夜を見て、【大津留公彦のブログ2】へに送った私のコメントの転載
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NHKスペシャル「ライスショック 第一回は見た。2回は見損ね。
今や、日本の食料自給率は4割も切り38%程度だと言う。
食糧安保とも言われるが、何らかの紛争が生じて輸入がストップしたら、10人のうち6人に食料が行き渡らないことになる。
番組では、
日本のおいしいいコメは日本人は高くて買わず、台湾や中国の富裕層に、その国のコメの数十倍の値段で買われている。中国などはベースとなる人口が多いから富裕層の%は少なくても結構大きな市場となる。
一方、日本の外食産業は1円でも安いコメを求め、中国や台湾でコシヒカリを生産させ、輸入している。
同じ貿易相手が日本のおいしいコメを買う替わりに、台湾の安いコメをバーターで買わないかと提案している光景を映し出していた。
日本のコメが中国・台湾の金持ちの胃袋に、中国・台湾の安いコメが大多数の日本人の胃袋に。
日本のおいしいコメの生産者もこの矛盾には顔をしかめていた。
しかしながら、第一回では、NHKの取材はそういう表面的なものに終始し、農政の根本問題には踏み込めていなかった。
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そして、今日10月19日(金)は、堀尾アナウンサーの司会で、日本各地で農業に工夫を凝らして奮闘している個人やグループを取上げていた。
現実を直視した上での、各地の人々の奮闘には敬意を表するものである。
しかし、堀尾アナウンサーは、ここ長らく「御近所の底力」を担当していることもあって、何か進行の仕方が「御近所の底力」めいていた。
そういう進め方もあって、政府の農政の問題点は殆ど取上げられていなかった。
その、今夜放送された番組のリンクは、
どうする日本「食と農業 未来につなぐには」
また、明日(2007/10/20)も引続きNHKが、この問題を取上げる。
「食」日本のこれから
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(グラフは、2007年10月18日(木)「しんぶん赤旗」より)