世の中を騒がせている『ニセ表示』問題。
今朝のニュースは「イタリア物産展」にイタリア製とされて出展されている家具が中国製であることが解ったと騒いでいた。
衣料品などでは、中国製のブランド品がいわば当たり前になっているのだが、物が高級家具だけあって改めて話題になったようである。
「イタリア製家具」は中国製でした 丸井今井が販売 札幌、函館の催事 購入者はなし(北海道新聞) - goo ニュース
このところ大騒ぎしているのが「食」の偽装表示。
昨日は、鹿児島の老舗百貨店・山形屋がブロイラーを「宮崎産の地鶏」とインターネットで虚偽示したことが発覚し、「商品には正確な表示をしていたが、インターネット上の表示を入力ミスしてごめんなさい」との弁であった。
「地鶏」炭火焼き、実はブロイラー…鹿児島の百貨店が販売(読売新聞) - goo ニュース
入力ミスかどうかには疑問が残るが、『比内地鶏』の意図的虚偽表示と比べれば可愛いものだ。
秋田魁OnTheWeb では、さすがに地元だけあって総力特集を組んでいる。
内容を逐一紹介するスペースも無いので、リンクのみ示す。
http://www.sakigake.jp/p/special/07/hinaijidori/
採卵用のメンドリが言わば年老いて卵を産み難くなったものを『廃鶏』というそうだが、そのタダ同然の『廃鶏』を仕入れて、地域特産の『比内地鶏』として長年(30年来というニュースもある)に亘り販売していたというのだから、これは犯罪である。
『廃鶏』の肉は食用のものと比べて硬めであるが、それを『比内地鶏』の特徴と誤認させて売り付けていたのであろう。
消費者は、食肉処理されて原型が解らないものを売りつけられても、本当の「比内地鶏」の味を良く知っているグルメの達人以外は、解ろうはずもない。
この会社の社長は、自らの陣頭指揮で偽装していた訳であるが、「どうせ、本当の比内地鶏を食べた経験のある消費者は極少数なんだから、違いが解るはずがない」とでも考えたのであろう。
こういう考えは、豚肉やウサギの肉を牛肉に混入させた「牛ミンチ」偽装事件でも同じであろう。
しかし、消費者レベルなら見分けは付かないかも知れないが、中間加工業者はプロにも関らず、この偽装が長期に亘って見抜けなかったのであろうか?
あるいは、一蓮托生で、知っていて知らぬふりをしていたのであろうか?
「指示に逆らえなかった」=元工場長ら供述-ひき肉偽装・北海道警 (時事通信) - goo ニュース
もう一つは、300年の歴史を誇る三重県伊勢参りの名物 老舗・赤福の日付偽装と返品されたものの再利用である。
ここも数十年に亘って、このやり方を続けてきた。
それが当たり前になっていたので、おかしいとも思わなかったようである。
ここでは、返品になった赤福餅の餡をそぎとって、餡製品の原料として関連会社に売っていたというからひどいものである。
goo「赤福」関連ニュース・検索結果 (表示できないかも)
昨年は、建築関係の偽装が大きな話題になったが、今年は食の偽装が至る所で噴出している。
これらは、善意の社員による「内部告発」なしには、明るみに出ることはなかったのである。
こういうことが発覚すると経営者は、人員整理と称して社員の全員解雇や会社の偽装倒産をする場合が多く、善意の社員にとっても「内部告発」は『両刃の剣』である。
職を賭して不正を明らかにした「善意の社員」にエールを送りたい。
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6割が最初からニセ物 比内地鶏の偽装商品
共同通信 2007年10月25日(木)12:48
秋田県大館市の食肉加工製造会社、比内鶏(藤原誠一社長)による地元特産の比内地鶏偽装問題で、24商品のうち偽装が判明した15品目のほとんどが発売当初から比内地鶏を使っていなかったことが県の調査で25日までに分かった。同社は薫製スライスと薫製ロールを約30年前から発売。卵を産みにくくなった廃鶏を使っていたが、約20年前から比内地鶏と表示して発売するようになった。
6割が最初からニセ物 比内地鶏の偽装商品(共同通信) - goo ニュース
「比内鶏」確認書の受付開始 秋田県が風評被害対策で(共同通信) - goo ニュース
比内鶏社 「わたしが偽装指示」不明の社長会見が謝罪 (河北新報) - goo ニュース
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このところ大騒ぎしているのが「食」の偽装表示。
昨日は、鹿児島の老舗百貨店・山形屋がブロイラーを「宮崎産の地鶏」とインターネットで虚偽示したことが発覚し、「商品には正確な表示をしていたが、インターネット上の表示を入力ミスしてごめんなさい」との弁であった。
「地鶏」炭火焼き、実はブロイラー…鹿児島の百貨店が販売(読売新聞) - goo ニュース
入力ミスかどうかには疑問が残るが、『比内地鶏』の意図的虚偽表示と比べれば可愛いものだ。
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内容を逐一紹介するスペースも無いので、リンクのみ示す。
http://www.sakigake.jp/p/special/07/hinaijidori/
採卵用のメンドリが言わば年老いて卵を産み難くなったものを『廃鶏』というそうだが、そのタダ同然の『廃鶏』を仕入れて、地域特産の『比内地鶏』として長年(30年来というニュースもある)に亘り販売していたというのだから、これは犯罪である。
『廃鶏』の肉は食用のものと比べて硬めであるが、それを『比内地鶏』の特徴と誤認させて売り付けていたのであろう。
消費者は、食肉処理されて原型が解らないものを売りつけられても、本当の「比内地鶏」の味を良く知っているグルメの達人以外は、解ろうはずもない。
この会社の社長は、自らの陣頭指揮で偽装していた訳であるが、「どうせ、本当の比内地鶏を食べた経験のある消費者は極少数なんだから、違いが解るはずがない」とでも考えたのであろう。
こういう考えは、豚肉やウサギの肉を牛肉に混入させた「牛ミンチ」偽装事件でも同じであろう。
しかし、消費者レベルなら見分けは付かないかも知れないが、中間加工業者はプロにも関らず、この偽装が長期に亘って見抜けなかったのであろうか?
あるいは、一蓮托生で、知っていて知らぬふりをしていたのであろうか?
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もう一つは、300年の歴史を誇る三重県伊勢参りの名物 老舗・赤福の日付偽装と返品されたものの再利用である。
ここも数十年に亘って、このやり方を続けてきた。
それが当たり前になっていたので、おかしいとも思わなかったようである。
ここでは、返品になった赤福餅の餡をそぎとって、餡製品の原料として関連会社に売っていたというからひどいものである。
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昨年は、建築関係の偽装が大きな話題になったが、今年は食の偽装が至る所で噴出している。
これらは、善意の社員による「内部告発」なしには、明るみに出ることはなかったのである。
こういうことが発覚すると経営者は、人員整理と称して社員の全員解雇や会社の偽装倒産をする場合が多く、善意の社員にとっても「内部告発」は『両刃の剣』である。
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6割が最初からニセ物 比内地鶏の偽装商品
共同通信 2007年10月25日(木)12:48
秋田県大館市の食肉加工製造会社、比内鶏(藤原誠一社長)による地元特産の比内地鶏偽装問題で、24商品のうち偽装が判明した15品目のほとんどが発売当初から比内地鶏を使っていなかったことが県の調査で25日までに分かった。同社は薫製スライスと薫製ロールを約30年前から発売。卵を産みにくくなった廃鶏を使っていたが、約20年前から比内地鶏と表示して発売するようになった。
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