この事件に関する記事も数えてみたら12本目になった。
改めて言うが、私自身は
「企業・団体からの政治献金は一切やめさせるべきだ」
「政党助成金は廃止するべきだ」
との意見であり、
民主党や小沢代表を支持しないし政治的立場は全く異なる。
*************************
さて、
小沢氏の逮捕が権力犯罪「国策捜査」“謀略”であるとする見解と、
献金を受けた事実を持って小沢氏は民主党代表を辞めるべきだ
とする見解がブログ上で論争になっている。
従来“友好的な”関係に見えたブログ上で、「失望した」などの言葉が飛び交っている。
「自end」や「ABend」で協力してきたブログが分裂しつつある。
私は、それこそ権力側の『思う壺だ』と思う。
今やブログなどネット世論は無視し得ない影響力を徐々に広げてきて居る。
「ABend」運動は、それなりの役割を果たしたと思うし、「自end」運動も次第に効果を発揮し始めた矢先である。
今、ここで反自公の姿勢を続けてきたブログが“分裂”するのは好ましくないと考える。
少なくとも、相手のブログのコメント欄に、その相手に「失望した」という類のコメントを書くのは impolite ではないかと思うし、書き込むべきではない。
そんなことをするとあらぬ争いになり、論争がエスカレートし、止揚(Aufheben)しない。
自分のブログにそうした意見を書くのは自由だが・・・
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今回の小沢秘書逮捕で検察というか『闇の権力』が狙っているのは、民主党に対する打撃と『政権交代』の阻止だけではなく、相乗効果として様々な影響が広がることを狙ったもののように見える。
上に挙げたネット“論壇”の分断もその一つだろう。
民主党内に対立を作り出すというのも当然射程に入っていただろう。
また、二階大臣周辺を調べだしたように、与党議員に対しても『闇の権力』の意向は無視できない、という圧力を掛ける役割もあるだろう。(無視すると逮捕されるかも・・・)
しかし、それ以上に大きな狙いは、曲がりなりにも維持してきた野党『共闘』を根底から分断し、『政権交代』の土壌を掘り崩すことである。
いつもは、権力が仕掛ける「差別と分断」政策、たとえば、
若者と高齢者
正規労働者と非正規労働者
公務員と民間労働者
専業主婦と働く女性
雇用労働者と自営業者
社会保険受給者と国民健康保険受給者
等などの間に起こりがちな対立を『権力の罠』であり、
軋轢を克服して団結して権力に立ち向かうことを呼びかけている日本共産党が、この問題では自民党と民主党を「政治献金を受け取っている」という局面からだけ切り取って双方を同列に批判している。
(確かに、双方とも西松との関係は殆ど同じではあるが・・・)
しかし、今回の事態は、倫理的な意味での「政治献金は全面禁止すべきだ」という当然の立場とは別のステージで進行している事件である。
小沢氏は、この政治資金規正法という『ザル法』を与党と伴に作り上げてきた当事者でもあり、法の網の目を熟知している人である。
従って、今回の秘書逮捕が法律要件からして『ザルの目』をすり抜けるはずのものだと考えているし、先日のサンプロでG氏(元・特捜)が説明している通り、形式犯にも問えないものであるらしい。
そういう状態で、「金額の多寡の問題(漆間官房副長官)」で民主党だけを狙い撃ちし、自民党には証拠隠滅の時間稼ぎをさせたことが極めて政治的・謀略的な訳である。
東京地検特捜は、国民から喝采をあびるどころか厳しい批判にさらされて、最近ではバランスを取るために(漆間官房副長官の「記憶にない」発言をフォローするためでもある)自民党の二階大臣周辺から事情聴取を始めると言うが、いきなり逮捕の小沢秘書とは随分扱いに差があり、その上 遠の昔に『証拠隠滅』も済ませた後の話である。
前にも書いたが、「小沢氏は代表を辞任すべきだ」との世論は、「法律違反があったかどうか?」と、「政治献金を受けるという倫理的問題」を意図的にごっちゃにして報道し、『説明不足』とマスコミが断定したリードまで付けて行ったアンケートの結果である。
このアンケート結果を根拠にして「小沢代表はやめるべきだ」という論調を声高に叫ぶのは如何なものかと思う。
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サンプロ G氏(元・特捜)の発言(YouTube)再録
2 政治とカネ(検察の本当のネライとは?)
改めて言うが、私自身は
「企業・団体からの政治献金は一切やめさせるべきだ」
「政党助成金は廃止するべきだ」
との意見であり、
民主党や小沢代表を支持しないし政治的立場は全く異なる。
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さて、
小沢氏の逮捕が権力犯罪「国策捜査」“謀略”であるとする見解と、
献金を受けた事実を持って小沢氏は民主党代表を辞めるべきだ
とする見解がブログ上で論争になっている。
従来“友好的な”関係に見えたブログ上で、「失望した」などの言葉が飛び交っている。
「自end」や「ABend」で協力してきたブログが分裂しつつある。
私は、それこそ権力側の『思う壺だ』と思う。
今やブログなどネット世論は無視し得ない影響力を徐々に広げてきて居る。
「ABend」運動は、それなりの役割を果たしたと思うし、「自end」運動も次第に効果を発揮し始めた矢先である。
今、ここで反自公の姿勢を続けてきたブログが“分裂”するのは好ましくないと考える。
少なくとも、相手のブログのコメント欄に、その相手に「失望した」という類のコメントを書くのは impolite ではないかと思うし、書き込むべきではない。
そんなことをするとあらぬ争いになり、論争がエスカレートし、止揚(Aufheben)しない。
自分のブログにそうした意見を書くのは自由だが・・・
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今回の小沢秘書逮捕で検察というか『闇の権力』が狙っているのは、民主党に対する打撃と『政権交代』の阻止だけではなく、相乗効果として様々な影響が広がることを狙ったもののように見える。
上に挙げたネット“論壇”の分断もその一つだろう。
民主党内に対立を作り出すというのも当然射程に入っていただろう。
また、二階大臣周辺を調べだしたように、与党議員に対しても『闇の権力』の意向は無視できない、という圧力を掛ける役割もあるだろう。(無視すると逮捕されるかも・・・)
しかし、それ以上に大きな狙いは、曲がりなりにも維持してきた野党『共闘』を根底から分断し、『政権交代』の土壌を掘り崩すことである。
いつもは、権力が仕掛ける「差別と分断」政策、たとえば、
若者と高齢者
正規労働者と非正規労働者
公務員と民間労働者
専業主婦と働く女性
雇用労働者と自営業者
社会保険受給者と国民健康保険受給者
等などの間に起こりがちな対立を『権力の罠』であり、
軋轢を克服して団結して権力に立ち向かうことを呼びかけている日本共産党が、この問題では自民党と民主党を「政治献金を受け取っている」という局面からだけ切り取って双方を同列に批判している。
(確かに、双方とも西松との関係は殆ど同じではあるが・・・)
しかし、今回の事態は、倫理的な意味での「政治献金は全面禁止すべきだ」という当然の立場とは別のステージで進行している事件である。
小沢氏は、この政治資金規正法という『ザル法』を与党と伴に作り上げてきた当事者でもあり、法の網の目を熟知している人である。
従って、今回の秘書逮捕が法律要件からして『ザルの目』をすり抜けるはずのものだと考えているし、先日のサンプロでG氏(元・特捜)が説明している通り、形式犯にも問えないものであるらしい。
そういう状態で、「金額の多寡の問題(漆間官房副長官)」で民主党だけを狙い撃ちし、自民党には証拠隠滅の時間稼ぎをさせたことが極めて政治的・謀略的な訳である。
東京地検特捜は、国民から喝采をあびるどころか厳しい批判にさらされて、最近ではバランスを取るために(漆間官房副長官の「記憶にない」発言をフォローするためでもある)自民党の二階大臣周辺から事情聴取を始めると言うが、いきなり逮捕の小沢秘書とは随分扱いに差があり、その上 遠の昔に『証拠隠滅』も済ませた後の話である。
前にも書いたが、「小沢氏は代表を辞任すべきだ」との世論は、「法律違反があったかどうか?」と、「政治献金を受けるという倫理的問題」を意図的にごっちゃにして報道し、『説明不足』とマスコミが断定したリードまで付けて行ったアンケートの結果である。
このアンケート結果を根拠にして「小沢代表はやめるべきだ」という論調を声高に叫ぶのは如何なものかと思う。
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サンプロ G氏(元・特捜)の発言(YouTube)再録
2 政治とカネ(検察の本当のネライとは?)