漆間官房副長官は、国会質問とその後の記者会見で、記者が
「自民党」という三文字 を明確に入れて質問したと問い質したことに対し
「記憶にない」とロッキード事件以来、不都合な事態が起こる度に使われてきた『便利な常套句』を連発した。
しかし、「記憶にない」としか言わなかったことは重要である。
「一切言っておりません」と完全否定できなかったからだ。
あまねく、「私と記者の記憶の相違」と付け加えた訳だから、表面では認めないながらも事実上追認したに等しい。
これについて、日本共産党の志位委員長は、FMラジオ番組で、以下のように述べた。
(念のため、上記の私の見解は、以下の志位委員長の発言を読む前に書いたものであることを付け加えておく)
漆間発言問題
――どちらが真実だったかは明らか
角谷 漆間(うるま)官房副長官が、「自民党には(捜査が)及ばないよ」ということをオフレコの懇談でしゃべったという問題がありました。これをどう思いますか。
志位 まず、官房副長官として絶対に許されない発言です。この問題は、きょう(九日)の国会で問題になって、漆間さんがどう答えたかというと、「一般論として違法性の認識を立証するのは難しい」ということをいったまでで、「自民党に波及することはない」ということをいったことは「記憶にない」 という。
角谷 いやー、ロッキード事件を思い出すような。(笑い)
志位 思い出しますね。「記憶にない」といったときは、だいたい事実だったというのが多いんですけれども(笑い)。
この「記憶にない」というのは、結局、否定できなかったということ なんですよ。
角谷・鮎河 うん。
志位 各社がいっせいに、「自民党に波及することはない」と流したわけです。だから、それを否定できなかったということは、どちらが真実だったかということは明瞭(めいりょう)です。
角谷 (メディアの)全員が間違えちゃったとはちょっといえない。
志位 いえないですね。これは、どちらが真実だったかは明らかで、マスコミの報道の側に真実があったと思う。漆間さんの方にうそがあったのではないか。
さらに真相をつめて、この問題を明らかにしたうえで、こういう人は辞めてもらうしかないですね。
どちらが真実かは明らか 漆間発言で志位委員長語る
2009年3月11日(水)「しんぶん赤旗」
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この件に関して民主党は、検事総長招致も選択肢に入れて追究する構えだ。
ひととき検察批判のボルテージを下げていた小沢党首だが、小沢氏の元秘書・石川知裕衆院議員への直接事情聴取という事態を踏まえ、「選挙妨害である」と改めて検察批判を展開した。
何しろ事情聴取された議員の選挙区が、あのDrunken中川昭一の選挙区だと言うのだから、そりゃ誰でも疑わざるを得ない。
検事総長招致に関する記事の一つは、
検察に背景説明要求
=「検事総長招致も選択肢」
-民主・鳩山氏
時事通信 2009年3月13日(金)20:30
民主党の鳩山由紀夫幹事長は13日、党本部で記者会見し、小沢一郎代表の公設秘書が逮捕された西松建設の違法献金事件について「なぜ(衆院選を控えた)この時期にこのような(逮捕に踏み切ったのか)ということの説明がまるでない。行政としての責任を果たすべきだ」と述べた。菅直人代表代行も先に同様の見解を示しており、党として検察に捜査の背景説明を求める立場を明確にした。
鳩山氏は、捜査責任者による記者会見など速やかな対応を要求。その上で「それも行わないなら、樋渡利秋検事総長を(国会に)お呼びするのも選択肢としてあり得る」とけん制した。さらに、検察の在り方について「政権を取った暁には議論しなければならないと感じた」とも語った。
検察に背景説明要求=「検事総長招致も選択肢」-民主・鳩山氏(時事通信) - goo ニュース
西岡参院議運委員長「検事総長の証人喚問を考えたい」(朝日新聞) - goo ニュース