2009年3月19日(木)
世論調査は、設問の仕方によって解答の傾向が大きく誘導される。
今の「政権選択」の世論調査は、どれもが
自民か民主か
麻生か小沢か
という選択肢しか立てていない。
共産党や社民党が連立して新しい勢力を結集するなど、全く論外とされている。
その結果、どちらでも無いが7割前後と言う「政治不信」のような様相になっている。
しかし、この結果は有権者の「政治不信」や「政治離れ」に直結するとは言えず、むしろ自民・民主ではこの事態を打開できないという強い「政治的意志表明」と見ることもできるのではないだろうか?
直近の朝日の世論調査では、珍しく
【政界再編で新しい形】 という選択肢が設けられ
46% という高い結果であった。
自民;11%,民主;15%,大連立;19% の選択肢を大きく上回りダントツである。
回答者が、共産党や社民党を視野に入れて考えたかどうかは解らないが、少なくとも、自民・民主は既に劣化していると判断したことは推定される。
この朝日の調査は、国民が決して政治に関心を失っていないこと。
一方で民主党の本質を見抜きつつあることを示していると思う。
*************************
この閉塞状態を突き抜ける江藤新平や坂本龍馬のような傑出した、ある意味破天荒な人材が求められているのかも知れない。
しかし、人民の英雄願望が行き過ぎるとヒットラーのような弁舌巧みな(オバマ氏 にも、そういう側面はあるが)煽動者に国を盗まれることもあるので注意深く見る必要はあるが・・・
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(左のアイコンをクリックして
もらえたら嬉しいです)
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さて、昨日出ていた 「朝日新聞の世論調査」 (概要)によれば、以下のような興味深い指摘が書かれている。
(なお標本数3千、有効回答率79%と言うから統計的信頼性は高い。設問の公平性は無いが)
【政治への不満は広がりとともに強さも顕著であることがわかった。
「将来像を示していない」
「国民の意思を反映していない」との意見が
それぞれ9割前後に達する。】
【いまの政治が
「社会の将来像や道筋を示していない」と思う人が 91%に達し、
国民の意思を「反映していない」とみる人が「まったく」 35%、
「あまり」 52%を合わせて 87%に及ぶ。 】
【政治家を「信頼していない」との意見は「まったく」 21%、
「あまり」 57%を合わせ約8割。
いまの政党に「期待しない」も 61%だった。】
【政党への期待の低さは、今後望む政権の形にも表れている。
「政界再編」などの選択肢も入れた四択で、どの形がいいかを聞くと、
「自民党中心の政権」は 11%しかなく、
「民主党中心の政権」も 15%にとどまった。
「政界再編で新しい形」が 46%で最も多く、
「自民党と民主党の大連立政権」が 19%だった。 】
【自民党と民主党の政策については、
67%が「大きな違いはない」と考えており、
民主党中心の政権に代わったら 政治がどうなるかを聞くと、
「よくなる」は 19%で、 「変わらない」が 59% を占めた。】
********************
この【朝日新聞世論調査】詳報は、ここをクリック
asahi.com 2009年3月17日21時46分
数値表示のみで、表やグラフはありません。
世論調査は、設問の仕方によって解答の傾向が大きく誘導される。
今の「政権選択」の世論調査は、どれもが
自民か民主か
麻生か小沢か
という選択肢しか立てていない。
共産党や社民党が連立して新しい勢力を結集するなど、全く論外とされている。
その結果、どちらでも無いが7割前後と言う「政治不信」のような様相になっている。
しかし、この結果は有権者の「政治不信」や「政治離れ」に直結するとは言えず、むしろ自民・民主ではこの事態を打開できないという強い「政治的意志表明」と見ることもできるのではないだろうか?
直近の朝日の世論調査では、珍しく
【政界再編で新しい形】 という選択肢が設けられ
46% という高い結果であった。
自民;11%,民主;15%,大連立;19% の選択肢を大きく上回りダントツである。
回答者が、共産党や社民党を視野に入れて考えたかどうかは解らないが、少なくとも、自民・民主は既に劣化していると判断したことは推定される。
この朝日の調査は、国民が決して政治に関心を失っていないこと。
一方で民主党の本質を見抜きつつあることを示していると思う。
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この閉塞状態を突き抜ける江藤新平や坂本龍馬のような傑出した、ある意味破天荒な人材が求められているのかも知れない。
しかし、人民の英雄願望が行き過ぎるとヒットラーのような弁舌巧みな(オバマ氏 にも、そういう側面はあるが)煽動者に国を盗まれることもあるので注意深く見る必要はあるが・・・
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さて、昨日出ていた 「朝日新聞の世論調査」 (概要)によれば、以下のような興味深い指摘が書かれている。
(なお標本数3千、有効回答率79%と言うから統計的信頼性は高い。設問の公平性は無いが)
【政治への不満は広がりとともに強さも顕著であることがわかった。
「将来像を示していない」
「国民の意思を反映していない」との意見が
それぞれ9割前後に達する。】
【いまの政治が
「社会の将来像や道筋を示していない」と思う人が 91%に達し、
国民の意思を「反映していない」とみる人が「まったく」 35%、
「あまり」 52%を合わせて 87%に及ぶ。 】
【政治家を「信頼していない」との意見は「まったく」 21%、
「あまり」 57%を合わせ約8割。
いまの政党に「期待しない」も 61%だった。】
【政党への期待の低さは、今後望む政権の形にも表れている。
「政界再編」などの選択肢も入れた四択で、どの形がいいかを聞くと、
「自民党中心の政権」は 11%しかなく、
「民主党中心の政権」も 15%にとどまった。
「政界再編で新しい形」が 46%で最も多く、
「自民党と民主党の大連立政権」が 19%だった。 】
【自民党と民主党の政策については、
67%が「大きな違いはない」と考えており、
民主党中心の政権に代わったら 政治がどうなるかを聞くと、
「よくなる」は 19%で、 「変わらない」が 59% を占めた。】
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asahi.com 2009年3月17日21時46分
数値表示のみで、表やグラフはありません。