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注目される「朝日新聞」世論調査 (郵送返答方式)

2009-07-19 19:23:02 | 選挙
2009年7月19日(日)

 北海道から帰りの機内で朝日新聞を見ていたら、
自民党の内紛が反麻生勢力の瓦解によってますます混迷を深めている
顛末を描いていた。

 そして、同紙の別のページでは
興味深い世論調査の結果が出ていた。

 この方式は、郵送返答方式と言うもので、従来良くやっている電話での調査と際立った違いがあったと言う。

 世論調査の対象(標本と称する)の選び方は様々な方式はあるが、それらも多くは電話番号の選び方なり発生させたりする方式の違いであって、結局は電話で標本に問い合わせる方式であった。
この場合、
(1) 比較的即答を求められじっくりと考える時間が無い
(2) 電話をする調査者の“誘導”が行われる可能性がある
  (実際に受けたことがある人の話では、共産党支持だと言ったのに
   自民と民主ではどちらか?と強制的に誘導されたと言う)
(3) 質問者に答えるので、思想信条の自由を侵されるとの懸念がある。

 そして、今回行われた方法は(初めて実施したわけではないが)
回収に時間は掛かるが、充分考えてから本音を回答し易い
という特徴があるらしい。
また、項目をある程度増やしても回答してくれる可能性が高い。

 その結果、通常の電話調査では回答率は3人に2人前後だが、
今回は、4人に3人という高い回答率であったと言う。

 主な項目に対する反応を取り上げると(質問項目は多岐に亘る)

① 衆院選で投票先を決めるときの判断材料について、
政党の【これまでの実績】」20% に対して
   【これからの期待】76% と、
 「実績」を圧倒した。

② 実績が期待外れだったとき、次の選挙では
  【別の政党に投票】59%で、
  【同じ政党に投票】24%を大きく上回った。

③ これまでの国政選挙で投票先の政党がだいたい同じだった人は
 79%いるが、今後の見通しを聞くと、
  【だいたい同じ】は55%に下がり、
  【そのたびに変えることが多くなる】が37%となった。
 「投票先を比較的簡単に変える「流動化」が進みそうだ。」
 

④ 次の衆院選で投票先を決めるとき、
  【政権選択」を「大いに意識する】は34%
  このうち比例区投票先として
  【民主を挙げたのは66%】
  【自民は21%だった。】

以上、asahi.com 記事を箇条書きに整理。

なお、この世論調査(母集団;3千)で、
 共産党は3%
 社民党は2%
  の支持率に留まった。

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実績より「今後の期待」で投票76% 朝日新聞世論調査(朝日新聞) - goo ニュース



(上のグラフは、asahi.comより)