オバマ大統領、ミャンマー非難
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「国際社会の意見聞け」
朝日新聞 2009年8月12日14時0分
【ワシントン=村山祐介】ミャンマー(ビルマ)の民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんに対する有罪判決について、オバマ米大統領は11日、「普遍的な人権の理念に背き、東南アジア諸国連合(ASEAN)憲章に逆らい、国連安全保障理事会の声明を無視したことをはっきり示すものだ」とミャンマーの軍事政権を厳しく非難する声明を出した。
大統領は「私は国際社会とともにスー・チーさんの即時無条件解放を求める」とも述べ、国際的な連携を強める姿勢を強調。軍政に「真の国民和解のために国民や国際社会の意見を聞き入れることを求める」と迫った。訴追の原因をつくった米国人男性への7年の実刑判決にも「行動とは不釣り合いな懲罰だ」と懸念を示した。
オバマ政権はこれまで、対ミャンマー政策の見直し作業を先延ばしにして裁判の行方を注視してきた。国務省のクローリー次官補は同日の会見で、有罪判決が「政策に否定的な影響を与えるのは明らかだ」と述べ、より厳しい態度で臨むことを示唆。国連安保理での制裁については「時期尚早」と態度を保留したものの、「判決に対して何をすべきか各国と密接な協議をするだろう」と述べた。
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