NHKが午後9時のニュース番組み
【ニュースウォッチ9】で、
麻生首相が今日の党首討論でも言明した「経済回復」について検証した。
統計的数字ではなく、庶民の実態調査を元にレポートしていた。
統計的には家計も回復していると言っているという。
NHKが注目したのはエコポイントと自動車税の減税。
その調査結果を見ていると、結局家計の回復と言う統計的な数値は、
大変な家計を少しでも楽にしようと言う庶民の涙ぐましい努力のを反映したものであることが明らかにされた。
すなわち、小泉『改革』後のこの間、家計はいつも火の車で、老朽化したエアコンや冷蔵庫を買い換える余裕もなかったのだが、今年政府がバラ撒いた政策によって、エコポイントが付き、電気代も安上がりになると言うので、苦渋の選択として家電製品の買換え需要を招いているに過ぎないということ。
経済回復によって、家計に余裕ができてきた訳ではなく、苦しいからこそ老朽化していた製品を買い換えているのだ。
自動車でも同じようなことが言える。
昨年のガソリン代の高騰後、ヘッジファンドなどの資金調達のための売却で一時暴落したが、このところ又徐々に値上がりし始めている。
いわゆる「エコカー」に対する減税処置もあり、補助金は「早い者勝ち」という情報も広がる中で、精密に計算して「買い換えた方が得」だと考えた人々がエコカーを買っているという一時的需要局面である。
実は、私も9年間乗ってきた車をハイブリッド車に買い換えようと考えている。
人気取りの政府の政策ではあっても利用しない手は無い。
そういう、究極の需要拡大であって、一時的な局面であることは間違いない。
決して家計に余裕ができてきて消費が拡大している訳ではない。
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