一昨日、総務省が発表した「新型インフルエンザ」の予測は危機的なものだ。
10月がピークで5人に一人が感染するという。
そして38万人が発症し、3万8千人が重症化するとの予測である。
この数値をどのようにして予測したのかは解らない。
国民の20%が感染し、0.15%が発症、0.015%が重症化としたらしい。
何故、総選挙の投開票日を2日後に控えた時機に発表したかも疑問がある。
その上、年内(=12月末)に供給できる国産のワクチンは1500万人分前後というから、ピークの10月に供給できるのは数百万人分しか無いらしい。
感染のピーク時には2500万人を超える計算だから、全然足りないと言う事になる。
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と言う訳で、今日は総選挙の投開票日である。
自民党の民主党に対するネガティブ・キャンペーンは、辟易するものであった。
民主党の政策を「ばらまき政策」だと言って誹謗中傷の類の暴言を吐いていたが、自民党がこれまでやってきた「ばらまき政策」のことを考えれば、いわゆる「天に唾する」ものである。
民主党にしてみれば、「あんたには言われたくない」し、「言う資格も無い」というものであろう。
それと、自民党の中心アピール「子どもに夢を、青年に希望を、お年寄りに安心を」に至っては「お笑い」もいい処である。
誰が、これらを奪ってきたのかと言わなければならないし、多くの国民は自民党の『省みて他を言う』式のキャンペーンを とうに見抜いている。
その総選挙。
既に有権者の1割以上が、期日前投票に行っていると言う。
と、言うことは、投票するつもりの人の6人に一人程度は投票が済んでいるということになる。
もっとも逆から見れば、6人の内5人は今日投票に行くという訳であるから、今日の投票動員(棄権防止)も重要だと言えるかも知れない。
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新型、最大で全国民の30%が発症も―厚労省
医療介護CBニュース 2009年8月28日(金)22:00
厚生労働省は8月28日、各都道府県に事務連絡を行い、新型インフルエンザの大規模な流行に備えた医療体制の確保を呼び掛けた。この中で「新型インフルエンザの流行シナリオ」を示し、全人口の20%から30%が発症するとの試算を明らかにした。
流行シナリオは、通常の季節性インフルエンザのデータや、新型インフルエンザのこれまでの知見を基に作成。「発症率」「入院率」「重症化率」について、対策を推進する上で基準となる「中位推計」と、地域性による幅を加味した「高位推計」を示している。
発症率は、通常の季節性インフルエンザの2倍程度、全国民の20%とした。最大では30%としたが、都市部ではさらに高くなる可能性があると指摘した。入院率は、6月20日-7月24日に全数調査で確認された4220人のうち、53人が入院の適応と診断されたことを踏まえ、1.5%と試算。基礎疾患を有する人に感染が拡大した場合には、さらに上昇する可能性があるとして、2.5%を高位推計とした。また、7月29日-8月18日の入院患者320人のうち、6歳未満が20.0%(64人)、6-15歳が47.5%(152人)を占めていたことから、通常のインフルエンザとは異なり、小児入院患者が多いことに留意する必要があると強調している。重症化率については、感染が高齢者にまで広がる可能性を考慮して、中位推計を0.15%とした。高位推計は、基礎疾患を有する人などに感染が広がる危険性を指摘して0.5%とした。
これらの推計を基に流行のピーク時を想定すると、発症率が20%の場合、1日当たりの新規の発症者数は76万人、入院患者数は4万6400人になるという。
厚労省は流行シナリオについて、現時点での情報に基づいて示すものであり、新たな知見が得られれば随時更新するとしながらも、これを参考にして、地域の実情に応じて必要な医療提供体制の確保を進めるよう求めている。
新型インフル 1日76万人発症 厚労省予測、10月ピーク(産経新聞) - goo ニュース 2009年8月29日(土)08:05
入院38万人、重症化4万人 年内5人に1人の患者想定で(共同通信) - goo ニュース