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千島問題 「第二次世界大戦の結果を承認する以外の方途はない」 ラブロフ露外相

2011-02-16 23:03:58 | 国際関係
2011年2月16日(水)

 テレビニュースなどによると、ロシアのラブロフ外相が2月15日、

訪問先のロンドンで、日本との平和条約締結問題について

「日本が他国のように、第二次世界大戦の結果を承認する以外の方途はない」

  と述べた、という。

 この居直り発言には突っ込みどころがある。

 すなわち、「第二次世界大戦の結果を承認する」と言うなら、

「領土不拡大」という、第二次世界大戦を終結するに当たって連合国が決めた

原則をソ連を引き継いだロシアも承認するべきだ!

 と主張する道が開けたとも考えられるからだ。

 ソ連が、原爆投下後の日本に侵略して来たのは、「ヤルタ秘密協定」により

米英などが暗黙の了解を与えたためで、この秘密協定そのものが、国際法違反

であるという。

 日本共産党は、千島問題解決のためには、「領土不拡大」と「ヤルタ秘密協定」

問題の是正に踏み込まなくては途が無いと言っており、これはラブロフ外相発言の

裏返しであると言える。

 政府は、この機会を失わずに、強い意志で交渉を進めるべきであろう。


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日ロ領土問題 歴史的経過を見ると
      2010年11月2日(火)「しんぶん赤旗」

日ロ領土交渉 転換を
笠井氏、政府に要求「国際的道理に立て」

      2010年11月6日(土)「しんぶん赤旗」

論戦ハイライト 日ロ領土問題
笠井氏 「従来の方針転換を」 前原外相「政府の見解踏襲」

      2010年11月6日(土)「しんぶん赤旗」

日ロ領土交渉 歴代政権の方針の根本的再検討を
志位委員長が政府に提起

      2010年11月10日(水)「しんぶん赤旗」

歴代自民党政権の日ロ領土交渉方針の根本的再検討を
2010年11月9日 日本共産党委員長 志位 和夫

      2010年11月10日(水)「しんぶん赤旗」

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北方領土 「不法占拠、撤回を」
 露、大戦の結果承認求める
 

      (産経新聞) 2011年2月16日(水)08:00
 【モスクワ=佐藤貴生】インタファクス通信によると、ロシアのラブロフ外相は15日、訪問先のロンドンで、日本との平和条約締結問題について「日本が他国のように、第二次世界大戦の結果を承認する以外の方途はない」と述べた。日本側に「北方領土はソ連に不法占拠された」という主張を撤回するよう求め、ロシア側の実効支配を強調する狙いといえる。

 また、ラブロフ外相は、日露がクリール諸島(北方領土と千島列島)で共同開発を行うことについて、「だれも日本の立場をおとしめることだとは考えていない」と述べた。

 11日の日露外相会談に続いて北方領土に投資するよう求めた形で、日本側に立場を変えるよう執拗(しつよう)に迫る戦略は今後も続きそうだ。

 日本は「ロシア側の管轄権を認めることになる」として北方領土への投資を控えており、前原誠司外相も外相会談後の記者会見で、「日本の法的立場を害さない前提」で、協力の可能性をロシア側と探る姿勢を示すにとどめた。

 中韓など第三国の投資は「わが国の基本的立場とまったく相いれない」と反対していた。

 一方、国営ロシア通信は15日、ロシア軍参謀本部高官の話として、北方領土に駐留している現在の部隊に加えて、最新鋭地対空ミサイル「S400」が配備される可能性があると伝えた。

 ただ、インタファクス通信によると、別の高官は同ミサイル配備を確認していないと伝えており、情報が錯綜(さくそう)している。 



国後島で韓ロ合弁か=水産業者、準備で訪問中(時事通信) - 2011年2月16日(水)14:03