もう週末か・・・ 日の過ぎるのが速過ぎて・・・
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朝日・讀賣ほかのWeb版によると、チュニジアのベンアリ前大統領が
危篤状態に陥っていると言う。 政変から1か月ほどでの急展開だ。
朝日は、「逃亡先のサウジアラビア」で、
讀賣は、「サウジアラビアに亡命した」
と表現。 温度差がある表現だ。
そういえば、三日前には、ムバラク元エジプト大統領が昏睡状態だと伝える
報道もあったが、独裁者は梯子が外れると気力を失って重病に陥るのだろうか?
ムバラク氏に病気説 「昏睡」「がん」相次ぎ報道(産経新聞) - 2011年2月15日(火)
それか、誰かが裏で手を引いた何かの陰謀でも・・・?
それとも、大した病気でもないのに、重病報道をあえて『誤報』して、
「返り咲き」の芽を摘むメディアの『作戦』なのだろうか・・・?
ムバラク前大統領は健在、別荘で電話に応対も=関係筋(トムソンロイター) - 2011年2月16日(水)
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チュニジアのベンアリ前大統領、危篤報道 逃亡先で
写真はasahi.com記事より
(朝日新聞) 2011年2月18日(金)10:17
【カイロ=前川浩之】民衆デモで強権体制が倒れた北アフリカ・チュニジアのベンアリ前大統領(74)が、逃亡先のサウジアラビアの病院で危篤状態にあると、AFP通信などが17日報じた。2日ほど前から発作を起こし、「昏睡(こんすい)状態にある」としている。
ベンアリ一家に近い関係者の話として伝えた。ロイター通信も関係者の話として、「危機的な状態にある」としている。チュニジア暫定政権の報道官は17日、AFP通信に「否定も肯定もしない」としているが、「18日の閣議でベンアリ前大統領の健康問題を議論する」とも述べており、病状が深刻な可能性もある。
チュニジアでは昨年12月、失業青年の抗議の焼身自殺をきっかけに、民衆による反体制デモが広がり、23年間にわたったベンアリ政権が崩壊。1月14日にベンアリ前大統領は国外逃亡した。このチュニジアの政変は「ジャスミン革命」とも呼ばれ、その後のエジプト革命など中東変動のきっかけをつくった。
サウジに亡命中のチュニジア前大統領、重体に
(読売新聞) 2011年2月18日(金)10:25
【カイロ=田尾茂樹】AFP通信によると、民衆蜂起によってサウジアラビアに亡命したチュニジアのベンアリ前大統領(74)が脳卒中で倒れ、意識不明の重体に陥った。
前大統領家族の友人が17日、明らかにした。2日前から 昏睡 ( こんすい ) 状態に陥り、ジッダの病院で治療を受けており、「容体は深刻」という。
ベンアリ氏は1987年の無血クーデターで大統領に就任。社会保障や教育の充実などに取り組んで国民の支持を得る一方、反体制派を徹底弾圧して独裁体制を築いてきた。
しかし、高失業率などへの不満を訴える若者の呼び掛けで昨年12月に始まった反体制デモが激化、1月14日に家族とともに亡命に追い込まれていた。
米秘密報告書、エジプトなどの民衆蜂起を予期
(読売新聞) 2011年2月18日(金)17:28
【ワシントン=山口香子】
オバマ米大統領の指示で作成された中東情勢に関する秘密報告書が、中東諸国は大規模な政治改革を断行しない限り民衆蜂起の寸前にあると指摘し、特にエジプトは危険性が高いと名指ししていたことが分かった。
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が16日、政権高官の話として報じた。
同紙によると、18ページからなる報告書は大統領が昨年8月に作成を指示したもので、特に4か国について蜂起の可能性を指摘した。エジプト以外の国は明らかでないが、同紙は高官の説明からヨルダン、バーレーン、イエメンと推測している。高官は、若者層拡大、経済停滞、インターネット普及など各国共通の状況について、「トラブルの条件がそろった状態だ」と指摘。オバマ大統領は特に、ムバラク前大統領の後継問題が表面化していたエジプトを懸念していたという。