2011年10月9日(日)
【東京電力福島第一原発事故を受け、福島県は9日、18歳以下(4月1日時点)の全県民約36万人を対象に、生涯にわたって継続する甲状腺検査を始めた。
2014年3月末までに1回目の検査を終え、以降は、20歳までは2年ごと、21歳からは5年ごとに調べる。
震災から11日で7か月になる。子供たちの健康不安対策がようやくスタートした。】
(読売新聞 2011年10月9日(日)21:47) という。
8日に公開された検査のリハーサルで、
医師は大学職員の首に甲状腺の超音波検査装置をあてた
=福島市光が丘の福島県立医科大 (朝日 10/9)
上の写真の説明によると、エコー検査が主なものらしく、
記事によると検査時間は一人5分ほど。
肝心の「染色体の検査」までは行わないらしい。
検査を行うことは、一歩前進ではあるが、なんで半年以上も経った今頃から開始するのか?
政府・厚労省のアクションの遅さは意図的にさえ見える。
遅きに失したというよりは、寧ろ「犯罪」的である。
厚労省は、原発事故発生後直ちに服用させ、放射性ヨウ素の体内への吸収を防護させるヨウ素剤を、配布することも服用を促進することもしなかった。
政府や原発推進派やマスメディアがオウム返しに繰り返してきた『決まり文句』は、「直ちに健康への影響は無い」 であった。
数年後に甲状腺の異常が起こり、甲状腺ガンになってゆく過程はチェルノブイリ原発事故の経過観察で世界中に明示されているのに、御用学者は「チェルノブイリ原発事故と子どもの甲状腺異常は因果関係が証明されていない」などと妄語したものだ。
今日、配信されていた記事によると、ドイツZDFテレビの報道番組として、エルベ川沿いの原発と原子力研究所で事故があり、政府や原発当事者や社民党や緑の党までもが事故を隠蔽したにも拘らず、5年後の1991年から2005年に掛けて、子どもの甲状腺疾病が多発しているという衝撃的内容が紹介されていた。
【原発と白血病の因果関係】(ドイツのテレビZDF;33分間) | BWW#appeal:
http://bww.jp/r/index.html#appeal via @AddThis
このまま推移すれば、2015年前後から、多数の被爆患者が顕在することになるだろう。
その時に民主党が政権を維持している可能性は少ないが、だからといって責任が無いと逃げるわけにはゆかないだろう!
福島県や福島医大が、今年4月1日時点で18才以下だった全ての福島県民を生涯に亘って追跡調査することになったのは、最初に書いたように一歩前進ではあるが、白血病を含む放射線被曝に関する多くの疾病に対する治療法を一層改善しない限り、この調査は統計的放射線被害を調査するだけの 言わば『モルモット』検査に成りかねない。
本当に安心して暮らせるような治療も含めた対策を講じて欲しいものだ。
福島医大が9日から甲状腺検査 リハーサル、報道陣に公開
(共同通信) 2011年10月8日(土)20:40
子どもの甲状腺検査を前に、福島市の県立医大病院で
行われた検査リハーサル=8日午後
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子どもの甲状腺検査始まる 36万人に生涯実施 福島県
(朝日新聞) - 2011年10月9日(日)19:30
子どもたちと一緒に甲状腺検査に訪れた家族ら
=9日午前、福島市光が丘の福島県立医科大
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【東京電力福島第一原発事故を受け、福島県は9日、18歳以下(4月1日時点)の全県民約36万人を対象に、生涯にわたって継続する甲状腺検査を始めた。
2014年3月末までに1回目の検査を終え、以降は、20歳までは2年ごと、21歳からは5年ごとに調べる。
震災から11日で7か月になる。子供たちの健康不安対策がようやくスタートした。】
(読売新聞 2011年10月9日(日)21:47) という。
8日に公開された検査のリハーサルで、
医師は大学職員の首に甲状腺の超音波検査装置をあてた
=福島市光が丘の福島県立医科大 (朝日 10/9)
上の写真の説明によると、エコー検査が主なものらしく、
記事によると検査時間は一人5分ほど。
肝心の「染色体の検査」までは行わないらしい。
検査を行うことは、一歩前進ではあるが、なんで半年以上も経った今頃から開始するのか?
政府・厚労省のアクションの遅さは意図的にさえ見える。
遅きに失したというよりは、寧ろ「犯罪」的である。
厚労省は、原発事故発生後直ちに服用させ、放射性ヨウ素の体内への吸収を防護させるヨウ素剤を、配布することも服用を促進することもしなかった。
政府や原発推進派やマスメディアがオウム返しに繰り返してきた『決まり文句』は、「直ちに健康への影響は無い」 であった。
数年後に甲状腺の異常が起こり、甲状腺ガンになってゆく過程はチェルノブイリ原発事故の経過観察で世界中に明示されているのに、御用学者は「チェルノブイリ原発事故と子どもの甲状腺異常は因果関係が証明されていない」などと妄語したものだ。
今日、配信されていた記事によると、ドイツZDFテレビの報道番組として、エルベ川沿いの原発と原子力研究所で事故があり、政府や原発当事者や社民党や緑の党までもが事故を隠蔽したにも拘らず、5年後の1991年から2005年に掛けて、子どもの甲状腺疾病が多発しているという衝撃的内容が紹介されていた。
【原発と白血病の因果関係】(ドイツのテレビZDF;33分間) | BWW#appeal:
http://bww.jp/r/index.html#appeal via @AddThis
このまま推移すれば、2015年前後から、多数の被爆患者が顕在することになるだろう。
その時に民主党が政権を維持している可能性は少ないが、だからといって責任が無いと逃げるわけにはゆかないだろう!
福島県や福島医大が、今年4月1日時点で18才以下だった全ての福島県民を生涯に亘って追跡調査することになったのは、最初に書いたように一歩前進ではあるが、白血病を含む放射線被曝に関する多くの疾病に対する治療法を一層改善しない限り、この調査は統計的放射線被害を調査するだけの 言わば『モルモット』検査に成りかねない。
本当に安心して暮らせるような治療も含めた対策を講じて欲しいものだ。
福島医大が9日から甲状腺検査 リハーサル、報道陣に公開
(共同通信) 2011年10月8日(土)20:40
子どもの甲状腺検査を前に、福島市の県立医大病院で
行われた検査リハーサル=8日午後
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子どもの甲状腺検査始まる 36万人に生涯実施 福島県
(朝日新聞) - 2011年10月9日(日)19:30
子どもたちと一緒に甲状腺検査に訪れた家族ら
=9日午前、福島市光が丘の福島県立医科大
東京電力福島第一原発事故による放射線の影響を見守る福島県の健康調査で、18歳までの子ども全員を対象にした甲状腺検査が9日、福島県立医科大(福島市)で始まった。2年半で36万人の検査を一巡させる。その後も定期的な検査を生涯続ける。
対象は震災当日に0~18歳だった全県民で、県外に避難した人も含まれる。
初日に検査を受けたのは、事故直後から高い放射線量が測定されている飯舘村、浪江町、川俣町にいた子どもたちのうち、144人。ベッドで横になった子どもの首に医師が超音波検査装置をあて、甲状腺の大きさやがんにつながるしこりの有無を確認。1人5分ほどで検査を終えた。結果は1カ月後に通知される。
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