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東電推計の20倍の放射能汚染物質 海に流出 (NHK 10/30)

2011-10-30 10:31:45 | 政治
2011年10月30日(日)

 今朝、未明のNHKニュースWeb版によると、「FUKUSIMA原発から海に放出された

放射能汚染物質の総量は、東電推計の20倍に達する可能性がある」 と、

フランス政府の研究機関「フランス放射線防護・原子力安全研究所」が発表。

7月中旬までに海に流れ出した放射性物質のセシウム137の量は

【2.71 京ベクレル】 に上る と推定。

Reading:NHKニュース
 “東電推計の20倍 海に流出” http://nhk.jp/N3yP5hsO

     ****************

日本語は便利なもので『京ベクレル(Bq)』 単位にすると、『2.71』という

“小さな数値”になってしまうが、いつものように数字で並べると

2.71 × 10 の 16 乗(4乗:万, 8乗:億, 12乗:兆, 16乗:京) だと思うので、

2,7100,0000,0000,0000 Bq
京  兆  億  万

国際表記にすると

27,100,000,000,000,000 Bq
  テラ ギガ メガ キロ =  (27,100 テラ Bq)
    2万7千100テラベクレル
    テラの上は、何と言うんでしょうかね?
    大きな数値に慣れっこになってはいけません!
   (これまで、ギガやテラは、パソコンのディスク容量でしか
     使ってこなかったが、フクシマ事故以来、日常語に・・・)

 これだけ莫大な、放射能汚染物質が、海に流れ出て

  海流に乗って、世界中を汚染するのだ!

 国際的にも責任が 【極めて大】 と言わなければならない。

     *****************

 原発関連ニュースは他にも多い。

以下、見出しとリンクを紹介し、一部コメントする。

世田谷区で高い放射線量検出
 NHKニュース - 2011年10月28日(金)23時0分


世田谷の放射線量、再測定で「健康被害ない」
読売新聞 - 2011年10月29日(土)11時42分

 【文部科学省は29日、精密な機器で再測定した結果、測定値は毎時170マイクロ・シーベルトだったと発表した。】
 というほど超高い放射線レベルなのに、
 【同省は、健康被害の恐れはないとしている。】 と云う。
 170μSv/時 ということは、年間 1,489.2 mSv すなわち 約 1.5 SV にもなり
 安全なはずが無いではないか!

関西電力 ストレステスト結果を提出
 NHKニュース - 2011年10月28日(金)17時30分

 「地震の揺れに対しては、想定の 1.8倍の 1,260 ガルまで耐える」というが
 それは当初の想定 【700 ガル】 が余りにも小さすぎたということであり、
 阪神淡路でも東日本でもその間の幾つかの大地震でも 2,000 ガルを越した
 事例は多数報告されており、 【1,260 ガル】まで耐えても役に立たない!
 この結果を見て、政府は危険な原発の『再稼働』を認めるのであろうか?  

女川、東通原発のストレステストを開始 東北電
 河北新報 - 2011年10月28日(金)

 関西電力の例を見ても解る通り、ストレステストは、単に体裁を整えるだけの
 ものであり、安全性を保証できるものでは有り得ない。 

福島の女性座り込み 経産省前で111人、原発廃止訴え
 河北新報 - 2011年10月28日(金)


原子力防災重点地域の拡大案 女川原発、揺れる再稼働
 河北新報 - 2011年10月28日(金)

 「防災重点地域の拡大」は当然の処置だが、それでも僅かに30km圏内まで、
 汚染の実態は200km圏内を遥に超えているのに、これでは健康被害が拡大
 するばかり!

警戒区域の解除は慎重に…原発相
 (読売新聞) - 2011年10月30日(日)01:43

 【細野原発相は29日、福島第一原発から20キロ圏内の「警戒区域」の縮小・解除について、「かなり慎重にやらないといけない。数か月かけて準備し、そこから個別の判断になる」と述べた。】と云う。
 そのことそのものは、当然である。
 先だって行われた解除は拙速すぎたと思う。
 帰郷した人は予想外に少なかったようだ。当然であろう。
 しかし、帰郷した子ども達が線量計を胸にぶら下げて通学する様は異様であった。
 当然集団疎開させるべきである。 
 若人を戦地に送り込んだ戦争中でも、子どもには行なった対策さえできないのか?

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Reading:NHKニュース “東電推計の20倍 海に流出” http://nhk.jp/N3yP5hsO


“東電推計の20倍 海に流出”
 NHKニュース - 2011年10月30日(日)0時39分
 

 フランスの原子力関係の研究所が、東京電力福島第一原子力発電所から海に流れ出した放射性物質の量を独自に試算したところ、東京電力が公表している推計値の20倍に相当するおよそ2.7京ベクレルに上ったとする報告書をまとめ、原発周辺の海域で今後も監視を続ける必要があるとしています。

 東京電力の福島第一原発の事故では、高濃度の汚染水が海に流れ出し、海洋汚染が問題となっています。
 これについて、フランス政府の研究機関「フランス放射線防護・原子力安全研究所」は、福島第一原発から放射性物質が海に流れ出した量について独自に試算し、29日までに報告書をまとめました。
 この中で、研究所はことし7月中旬までに海に流れ出した放射性物質のセシウム137の量は2.71京ベクレルに上ると推定し、その多くは2号機のピットと呼ばれる施設などから4月上旬までに流れ出した高濃度の汚染水によるものだとしています。
 研究所によりますと、これは東京電力が公表している推計値のおよそ20倍にあたり、「単独の原子力施設から海に流れ出した放射性物質としては、これまでで最悪の規模の量になる」としています。
 ただ、その影響については、放射性物質の濃度が海流で薄まるため、ほとんどなくなるものの福島第一原発の周辺海域では汚染は続くと指摘しており、水産物などに対する監視を続ける必要があるとしています。 




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