政府は、原発の耐用年数を40年から 60年に手前勝手に変更すると云う。
最初は、30年だったと思うんだけど…
どう考えても、真面目な技術的検証が行われたとは思えない。

(読売新聞 2012年1月18日 01:14 )
……………
また、これとは別の話ですが、関西電力のストレステストを評価する会議の
臨席での傍聴を認めず、モニターでの視聴に限定したことから、
地域住民が猛反発して、会議開催が遅れているらしい。
民主党の「情報公開」のマニフェストにも反する『非民主的』な政府の対応である。

(「密室」判断に市民ら怒り 時事通信 2012年1月18日 20:03)
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原発寿命、最長60年 規制法改正骨子 20年内延長認める
(産経新聞) - 2012年1月18日(水)08:00
政府は17日、環境省の外局として4月の設置を目指す原子力安全庁(仮称)を設置するための関連法案の骨子を公表した。
このうち原子炉等規制法の改正骨子では、原子炉の運転期間について「40年」を原則として廃炉にすることにしたものの、例外規定として、「20年を超えない範囲で1回限り延長を認める」ことが盛り込まれた。
原発の“寿命”は最長で60年になる。法案は今月召集の通常国会に提出される。
原子炉の20年以内の延長について、内閣官房原子力安全規制組織等改革準備室は「世界的潮流からみて妥当。野放図に延長を認めるのではなく、区切りを付けた」と説明している。
40年を超えて運転する場合には、電力事業者の申請を経て環境相の認可が必要となる。技術能力などを審査した上で、長期間の運転に伴い原子炉に劣化が生じても安全性が確保されることが条件という。具体的な判断基準や手続きは政令で定める。
このほか法案では、これまで文部科学省、経済産業省、国土交通省がそれぞれ管轄していた原子力規制を、安全庁に一元化。幹部は長官、次長のほか、事故発生時に電力事業者の監督や助言を担う緊急事態対策監を新設する。
また、安全庁の規制の実効性をチェックする独立監視機関として、原子力安全調査委員会を設置するための法案も提出する。
調査委員会は5人の委員で構成。事故原因を究明するため立ち入り検査などの権限が与えられる。
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保安院、大飯原発ストレステスト評価を「妥当」
(読売新聞) - 2012年1月19日00時53分
経済産業省原子力安全・保安院は18日、関西電力の大飯おおい原子力発電所3、4号機(福井県)について、想定以上の津波や地震に対しても余裕があるとした同社の「ストレステスト(耐性検査)」の1次評価を「妥当」とする審査書の素案をまとめた。
保安院は国内14基の原発の評価結果を受理しているが、審査結果をまとめたのは初。
保安院は同日、専門家の意見聴取会にこの素案を報告したが、当初、反原発を掲げる市民団体のメンバーらが会場に押しかけて混乱。
3時間30分遅れで会議が始まったが、出席予定の8人の委員のうち、2人は会議の傍聴が認められなかったことに抗議して参加を拒否、2人は所用で途中退席したため、最後まで残ったのは4人だけだった。
枝野経産相は混乱を招いた市民団体の行動に対して臨時の記者会見を2度開き、「到底容認することはできない」と批判した。
(2012年1月19日00時53分 読売新聞)
「密室」判断に憤り=反原発派「逃げるな」
―傍聴求め怒号も・意見聴取会
(時事通信) - 2012年1月18日(水)20:03
(時事通信)
経済産業省原子力安全・保安院が関西電力大飯原発3、4号機のストレステスト(耐性評価)結果を「妥当」とした結論をまとめ、提出するはずだった意見聴取会。議事進行の混乱を恐れた保安院は、会場に傍聴者を入れず別室でモニター中継する方法を取ったが、反原発を訴える人たちが傍聴を求め反発。十数人が委員らのいる会議室に押し掛けた。
午後4時すぎから、経産省11階の会議室で開始予定の意見聴取会では、反原発を訴えるプラカードを手にした人たちが「密室で決めるのか」などと口々に保安院を非難。対応を協議するため、事務局の呼び掛けで一部委員が別室に移動しようと席を立つと、「逃げるな」と怒号が飛んだ。
聴取会には、原発に批判的な立場を取る井野博満東京大名誉教授や元プラントメーカー技術者の後藤政志さんらも出席していた。席に残った後藤さんは「公開は絶対の原則。技術的にも確認していないところがまだあるのに、大飯3、4号機がこれでいいと評価終了というのはひどい」と怒りをあらわにした。
午後7時20分すぎ、保安院の職員が傍聴禁止で聴取会を開くと伝えると、集まった人たちから「おかしい」「どうして」と再び怒りの声が上がった。井野教授は「むちゃだ」とぶぜん。後藤さんも「傍聴者を締め出した議論には参加しない」と批判した。
[時事通信社]
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