フクシマ原発が、東日本大震災での第一撃で全ての交流電源を失い、
冷却水の循環が止まってその日の内に炉心溶融を開始して、制御不能に
陥った経過に関して、対策を論議した会議の議事録は、それぞれ1頁の
鑑(カガミ)に議題3行のみというお粗末なものであったことが発覚した。
今日、夕方頃からのNHKニュースによる報道である。
政府の原災本部 議事録を作らず
2012年1月22日(日) - 17時44分
ひとつ前の記事に書いた
【ホアンインゼンインアホ】
がここでも証明された!
その言い訳が振るっている。
「業務が忙しく議事録を作成できなかった」 と云うのだ!
もちろん、震災後1・2週間は、とんでもなく忙しかっただろう。
しかし、論議の過程を録音することは出来たはずであるし、今どき誰かが
ICレコーダーなどで必ず録音しているはずである。
また、私でも会社の会議では常に行なっているが、パソコンで直接論議の
要旨を文書入力できる秘書官は何人でも居るはずであり、実施していたに
違いないと思う。 国の機関なんだから『速記官』も手配できたはずである。
事後的にでも、「議事録起こし」は、できたはずである。
一般的には、議事録は会議終了後に「議事録起こし」で作成するものだ。
「議事録が無い」と言うのは、自らの発言が世の中に明らかになっては困る
または、恥ずかしい政治家や官僚や保安院全員阿保 等などの人たちが、
発言を無かったものにするために『議事録も無かったことにしている』のだろう。
全く、「情報公開」に反する隠蔽体質を露骨に示すものである。
このニュースでも
【公文書の管理や情報公開制度に詳しい名古屋大学大学院の春名幹男特任教授は
「政府の重要な立場にあった人たちは、記録を残さないと責任を果たしたことにはならない。
今回は、自分たちの失策がそのまま記録されると困るので、あえて記録を残さなかったと思われてもしかたない。
将来同じ失敗を繰り返さないようにするための財産が失われたという意味で、国民的な損失だと思う」と指摘しています。】
と引用していた。
*******************************************
(左のアイコンをクリックして
もらえたら嬉しいです)
*******************************************
政府の原災本部 議事録を作らず
2012年1月22日(日) - 17時44分
東京電力福島第一原子力発電所の事故を巡って、避難区域や除染の方針など重要な決定を行ってきた政府の「原子力災害対策本部」の議事録が作成されていなかったことが分かりました。専門家は「将来同じ失敗を繰り返さないようにするための財産が失われたという意味で、国民的な損失だと思う」と指摘しています。
政府の原子力災害対策本部は、総理大臣を本部長とし、経済産業大臣をはじめ全閣僚をメンバーとするもの で、原発事故当日の去年3月11日に設けられ、避難区域や除染の基本方針、農作物の出荷制限など 原発事故を巡る重要な決定 を行ってきました。
NHKで、去年11月、それまでに開かれた21回の会議について「議事録や内容をまとめた資料など」の情報公開請求を行ったところ、公開されたのは、議題を記した1回の会議について1ページの「議事次第」だけ で、議論の中身を記した議事録は作成されていなかった ことが分かりました。
NHKの取材に対し、原子力災害対策本部の事務局を務めている原子力安全・保安院の担当者は 「業務が忙しく議事録を作成できなかった」 と説明しています。
公文書管理法は、国民への説明義務を果たすとともに政府の意志決定の過程を検証できるようにするため 重要な会議の記録を残すよう定めており 、公文書の管理を担当する内閣府は、原子力安全・保安院の担当者から聞き取りを行うなど経緯を調べています。
原発事故への対応を巡っては、東京電力と政府が合同で事故対応を検討した 「事故対策統合本部」でも主要な会議の議事録が作成されていなかった ことが分かっており、内閣府は、この経緯についても調べています。
公文書の管理や情報公開制度に詳しい名古屋大学大学院の春名幹男特任教授は「政府の重要な立場にあった人たちは、記録を残さないと責任を果たしたことにはならない。今回は、自分たちの失策がそのまま記録されると困るので、あえて記録を残さなかったと思われてもしかたない。将来同じ失敗を繰り返さないようにするための財産が失われたという意味で、国民的な損失だと思う」と指摘しています。
*******************************************
(左のアイコンをクリックして
もらえたら嬉しいです)
*******************************************