平野達男復興担当相が、津波で犠牲になった自らの友人に対して
「痛恨の想い」 を込めて語った 「津波で逃げなかったばかなやつ」
との言葉が、その部分だけ切り取られて又も『言葉狩り』に会おうとしている。
自民党は、この『発言』を問題視して取り上げるつもりのようだ。
先だっても、『言葉狩り』で就任間も無い大臣が辞任に追い込まれたばかりだ。
既に、その元・大臣の名前さえ忘れてしまったような状態である。
私は、その場に居て聞いた訳ではないが、この発言は、記事の表題に
掲げた通り、友人への 「痛恨の想い」 を込めて語った ものと思う。
決して友人を文字通り「馬鹿にした」ものではないし、ましてや避難している
人々や犠牲になられた人々を「馬鹿にした」ものでもない。
前後関係を読めば明らかな発言の真意を歪めて『切貼り』報道するマスメディア
も問題だが、これを真に受けて揚げ足を取る自民党も問題である。
野党になって、相手の失点を槍玉に挙げるしか能が無くなったのか?
政治の劣化は、もう修復不可能なほど進んでいる。
原発の劣化と軌を一にしているのが恐ろしい!
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平野復興相:津波で逃げなかったばかなやつ…犠牲の友人に
毎日新聞 - 2011年10月18日 22時57分
平野達男復興担当相は18日、福島県二本松市で開かれた参院民主党の研修会で講演し、東日本大震災の津波被害に関連して、「私の高校の同級生のように逃げなかったばかなやつもいる。彼は亡くなったが」と発言した。津波で犠牲になった自身の親しい人を念頭に置いた発言だが、自民党の大島理森副総裁は同日、記者団に「閣僚として許されざる言葉だ」と批判し、次期臨時国会で追及する考えを示した。
平野氏は講演で「前の津波の経験から『この高さまで逃げれば大丈夫だ』と20~30人集まり、津波で亡くなった方もいる」などと話した後、自身の同級生に言及。「ばかなやつってひどいかもしれませんけどね。そういった(事例を)一つ一つ検証し、次の震災に役立てることが大きな課題だ」と述べた。
平野氏は18日夜、記者団に対し「なぜ逃げなかったのかという思いがずっとあった。冷静に客観的に話さなければならない時に、友人への思いがこみ上げてしまった」と釈明。その上で「不快な思いをされた方には心からおわびしたい」と謝罪した。
政府高官は「発言全体を見てほしい。そこだけ切り取って批判するのは不適当だ」と問題視しない考えを示した。
毎日新聞 【高橋恵子、吉永康朗】
平野氏失言「人間として問題」 与野党から批判の声
産経新聞 - 2011年10月19日(水)08:00
平野達男震災復興担当相が参院民主党会派の研修会で東日本大震災の津波で犠牲となった高校の同級生を「逃げなかったバカなやつ」などと発言したことに対し、野党側は「大震災の担当閣僚としてふさわしくない」として20日召集の臨時国会で追及する構えをみせた。野田佳彦首相は、鉢呂吉雄前経済産業相の失言の際には更迭を迅速に決断したが、国会論戦を前に政権の危機管理を改めて問われる事態になった。
自民党 の茂木敏充政調会長は都内で記者団に対し「被災地のことを全く考えていない。(失言で辞任した)松本龍さんや鉢呂さんのこともあり、問題になる可能性がある」と述べた。
宮城県気仙沼市出身の小野寺五典衆院議員(宮城6区)は「私も同級生が何人も津波で亡くなっている。そういう言葉遣いはできるような状況ではない」と批判した。
公明党 の高木陽介幹事長代理も「事実ならとんでもない発言だ。閣僚としてという以前に、人間としての問題だ。進退問題に発展しかねない発言だ」と指摘した。
民主党 からも批判の声が出た。
仙台市選出の斎藤恭紀衆院議員(宮城2区)は「平野さんは復興対策をよくやってはいるが、そういう発言をすることでこれまで一生懸命にやったことが台無しになる」と述べた。さらに「民主党政権は閣僚の失言で、これまでも有権者から信頼を落とし、失ってきた。命取りになってしまう」と危機感を示した。
一方で、野党内にも平野氏の発言を進退問題に発展させることへ躊躇(ちゅうちょ)がある。
小野寺氏は「国会が平野氏の進退問題で予算審議が遅れるのは避けてほしい」と発言。福島県いわき市出身の自民党の岩城光英参院政審会長も「野党が大臣の首を取っても、被災者からの批判があるのではないか」と進退問題にすべきではないと訴えた。
民主党幹部は「友人は何で逃げなかったんだ、なんで死んだのか、そういう思いの発言だ」として、平野氏の発言を問題視しない姿勢を示した。
逃げずに犠牲「ばかなやつ」=平野復興相、発言後に陳謝
時事通信 - 2011年10月18日(火)20:03
平野達男復興担当相(参院岩手選挙区)は18日、福島県二本松市で開かれた参院民主党の研修会で講演し、東日本大震災で多くの犠牲者を出した津波被害に関し、「私の高校の同級生みたいに、逃げなかったばかなやつがいる」と述べた。津波の犠牲になった近しい人物を念頭に置いた発言とみられるが、犠牲者やその遺族への配慮を欠いた表現として批判を受ける可能性もある。
講演で平野氏は、津波を警戒して堤防の門を閉めようとしていた消防団員が多く犠牲になったと指摘。その上で、今回の避難の実態を検証し、今後の避難の在り方を考える必要性を強調する文脈の中で「同級生みたいに…」と言及した。
この後、藤村修官房長官は電話で「前後の文脈を説明するように」と平野氏に指示。これを受け、平野氏は記者団に「冷静で客観的に話さないといけない中で感情が入った。(私の発言で)不快な思いをされている方がいたら、心からおわびします」と語った。
[時事通信社]
平野復興相、津波被害への発言で謝罪
朝日新聞 - 2011年10月18日(火)20:57
平野達男復興相(参院岩手選挙区)は18日、福島県二本松市であった参院民主党の研修会であいさつし、東日本大震災の津波被害について「逃げて生き延びた方々もいる。逆に私の高校の同級生みたいに逃げなかったバカなやつがいる」と述べた。平野氏は同日夜、「不快な思いをされた方に心からおわび申し上げる」と謝罪した。
平野氏は研修会で「彼は亡くなったが、検証して次に役立てることが大きな課題だ」とも述べた。その後平野氏は藤村修官房長官から真意を説明するよう求められ、記者団に「高校の友人で『何で逃げなかったのかな』という思いがあって、個人的な思いが入ってしまった」と説明した。
自民党の大島理森副総裁は18日、「大臣として許されざる言葉だ。人を傷つける言葉を平気で言う野田政権に復興はできない。徹底的に大臣の資格を追及する」と記者団に語った。
逃げずに犠牲「ばかなやつ」=平野復興相、発言後に陳謝
時事通信 - 2011年10月18日(火)20:03
平野達男復興担当相(参院岩手選挙区)は18日、福島県二本松市で開かれた参院民主党の研修会で講演し、東日本大震災で多くの犠牲者を出した津波被害に関し、「私の高校の同級生みたいに、逃げなかったばかなやつがいる」と述べた。津波の犠牲になった近しい人物を念頭に置いた発言とみられるが、犠牲者やその遺族への配慮を欠いた表現として批判を受ける可能性もある。
講演で平野氏は、津波を警戒して堤防の門を閉めようとしていた消防団員が多く犠牲になったと指摘。その上で、今回の避難の実態を検証し、今後の避難の在り方を考える必要性を強調する文脈の中で「同級生みたいに…」と言及した。
この後、藤村修官房長官は電話で「前後の文脈を説明するように」と平野氏に指示。これを受け、平野氏は記者団に「冷静で客観的に話さないといけない中で感情が入った。(私の発言で)不快な思いをされている方がいたら、心からおわびします」と語った。
「言葉慎重に」官房長官が平野氏注意 津波被害への発言
朝日新聞 - 2011年10月19日(水)13:02
藤村修官房長官は19日の記者会見で、津波で亡くなった同級生を「バカなやつ」と言及した平野達男復興相に対し、「言葉を慎重に選んで下さい」と電話で注意したことを明らかにした。
藤村氏は会見で「同級生が惜しくも亡くなってしまったという個人的な感情を込めて発言したと聞いた」と説明。そのうえで、「誤解を招きかねない言葉で、平野氏もおわびをし、真意は理解できる。これ以上問題にする考えは全くない」と述べ、辞任は求めない考えを示した。
民主党の輿石東幹事長も19日、福島市内で「友人への思いからの発言。大臣を辞める必要はない」と記者団に語った。
平野復興相を注意、進退問わぬ=「ばかなやつ」発言―藤村官房長官
時事通信 - 2011年10月19日(水)14:03
藤村修官房長官は19日午前の記者会見で、東日本大震災の津波被害に絡み「逃げなかったばかなやつがいる」と発言した平野達男復興担当相を注意したことを明らかにした。その上で、「(津波で亡くなった)自らの旧友が頭に上り、やや感情的な発言だったことは本人も反省している。真意や前後(の発言)を考えれば一般的にも理解でき、これ以上の問題にする考えは全くない」と述べ、進退は問わない意向を示した。
藤村長官によると、18日夜に電話で「言葉を慎重に選んでほしい」と注意した。会見で藤村長官は、発言について「誤解を招きかねず不適切だ」と指摘した。
また、民主党の輿石東幹事長も19日、福島市内で記者団に「大好きな友達がもういない、なぜ逃げなかったのかという気持ちがあった。辞める必要はない」と語った。
[時事通信社]
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