じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

徳島藍住シニア

2020-05-14 21:34:38 |  中学野球
ここに紹介させて頂いた選手の名前を見て気付かれる方もおられるかと思いますが、いずれもこの4月から高校生になった選手の事を書かせて頂いております。そう、彼らを観たのはコロナで外出自粛要請が出るずっとずっと前の2018年の話です。ひょんなことから彼らを観させて頂く事になりました。この難しい状況の中、成長した彼らの姿を、甲子園で観れたら良いな☺って思います

4投一赤澤選手左左:上背は特別でないにも関わらず大柄感、雰囲気を十分に感じさせる。ぶっとい太股など下半身はもちろん、上半身にも分厚さを感じさせる本格派左腕。腕を全力で振らず完投換算でクレバーに投げていてもストレートは力強く、抜き球カーブも切れがよく、得点圏に走者を背負いギアを上げるとそれらの強さとブレーキのかかり具合がさらに増して見えた。マウンドでは常にどっしりと、ベンチでは常におおらかに振る舞うことが出来ており、同じ四国の今治西から早稲田大学を経てヤクルト等で活躍した藤井投手を思わせるその姿の今後に乞う御期待。こういう投手が高校でも世代を代表する投手になるのだろうと思わせるものがあった。投手らしく股関節の柔らかさがファーストの守備でも活かされており、ワンバンするような難しい送球も難なく捌いていた。打っても力に頼らず柔らかさで、広角に長打性の打球飛ばす事が出来ていました。

3捕土肥主将右右:小柄だがお尻から太股の太さはしっかりしたものがあった。まず感心したのが試合前のアップの意識のたかさ。例えば足を上げる動作ひとつとっても、他の選手が単なる行事ごと感覚で上げてるのに対し、しっかり足を振り上げひとつひとつの動きに切れ、抑揚が感じられ、それだけでも練習に対する姿勢、特にしなやかさという点で身体能力の高さも感じ、こういう選手が全国制覇クラスの強豪高校でも、中軸クラスのレギュラーとしてやっていけるものだと思わせるものがあった。捕手としてもそんなに腕を振って投げずとも2塁へ鋭い送球が出来るから怪我の心配が少なそうなだけでなく、1,3塁で一塁走者に2塁を陥れられやすい状況で走られたなか、送球によっては本塁突入を狙う三塁走者の動きを見切ってサードへ矢のような送球で相手走者の動きを封じるクレバーさなどにも、見るべきものがあった。打っても強く振ることが出来る。

1中尾形選手右左:やや細身だが太股は非常にしっかりしていた。捕球イメージがしっかり出来て見えるフライの追いかた、顔の前で捕球できる堅実さが光る。打ってもシュアなバッティングの手首の返し強い