じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

第101回全国高校ラグビー準々決勝〜決勝展望

2022-01-03 09:25:12 | 高校ラグビー
※東福岡(福岡)ー京都成章(京都)
東福岡が優位。京都成章は3回戦で前に出るディフェンスで勝利したがBK展開にも自信をもつ東福岡はそうしたディフェンスに対して離れて勝負しトライを積み重ねる事が予想される。京都成章としてはむしろ初戦で見せた鋭い展開やキックパスといった多彩な攻撃でトライの奪い合いに持ち込み、トライは捕られてもゲームは壊さないといった試合が出来れば勝機も出て来るかと思われる。

※長崎北陽台(長崎)ー國學院栃木(栃木)
長崎北陽台がやや優位。國學院栃木としてはロースコアの展開に持ち込みたいところでありその力もあるかと思われる。長崎北陽台のハーフ団を封じ込みFW戦で互角以上に渡り合うことが出来れば、北陽台のスピード鋭さには特別なものは感じないだけに、その可能性も出てくるかと思われる。長崎北陽台としては重量FWで優位に立ち、ハーフ団の自由度を高めたいところかと思われる。

※常翔学園(大阪第1)ー東海大大阪仰星(大阪第3)
初戦で見せてしまったディフェンスの軽さが出なければ常翔学園が試合を優位に進めそうだが東海大大阪仰星も派手さはないが力はある。相手のちょっとした隙も逃さずトライに結びつけていきたい。ある程度トライを重ねることが予想される常翔学園はフォワードバックスとも例年にも増して強力。ハーフ団が少ないボールタッチで次につなげていけば、大量得点も見込めるであろう。

※佐賀工(佐賀)桐蔭学園(神奈川)
桐蔭学園がやや優位。佐賀工としてはこれまで見せてきた低く鋭いあたるディフェンスでロースコアの展開に持ち込みたい。3連覇を目指す桐蔭学園は派手さはないが隙もなく力強さも感じさせるチームに仕上がって見える。素速い球出しからのスピードと統率感溢れる展開ラグビーで相手のディフェンスを散らすことが出来れば、危なげなく勝ち進めるかと思われる

※準決勝 決勝
アタック力に勝るAシードの東福岡がやはり本命。選抜との2冠に向け視界良好。勝ち進めばAシードを破ってのという事になる常翔学園もディフェンスの軽さが出ずにハーフ団がシンプルに捌けば優勝の可能性も俄然現実味を増してくる。もう1つのAシード桐蔭学園は攻守に決め手が出てくるかどうか。長崎北陽台としては東福岡との対戦は避けたいところ。その上でディフェンス勝負に持ち込めれば、番狂わせの優勝の可能性も出てくるかと思われる。他にも東海大大阪仰星や京都成章も準々決勝を勝ちすすめば優勝の可能性も出てくるかと思われますし佐賀工や國學院栃木も北陽台と同様の戦いを貫く事が出来れば、番狂わせの優勝の可能性も出てくるかと思われます。