※投手力
大阪桐蔭:この日も当然の如く先発したエース左腕前田投手3つのエラーと不運も重なり3失点も勝負所を事も無げに凌ぎ貫禄を見せる。被安打4も捉えられたのは終盤代打に浴びた1本のみ。見る側からすれば冷や冷やする状況でも見下ろして投げる事が出来る様は、見ていて誇らしくさえ感じた。本格派右腕南恒投手10が万が一に備え準備 序盤は松井投手14も準備していた。松井投手は点差が空けば出番があったのだろう
神戸国際:先発した本格派右腕津嘉山投手7のストレートは伸びと球威そのものも感じられるものでした。それの逆クロスが最初から制球出来ていれば、もっと際どい展開もあったかと思われます。序盤でリード許して以降、ベース付近から滑り落ちるスライダーを軸に踏ん張りました。7回からリリーフしたエース右腕の中村投手上手から内外に制球よく投げ込む。球威が増せば全国クラスの打線相手にも、もっと長いイニング使えるようになるかと思われます。
履正社:この日先発のエースの小柄な左腕増田投手相手が全国クラスでない限りは力でねじ伏せる 最終回リリーフした右腕中村投手20上手から投げるストレート球速はあるがそれに見合う力強さが出てくるかが今後メンバーに生き残れるかの鍵かと思われます。最後を締めたオーバーハンド右腕今仲投手11この日は緊急登板だったこともありすんなりと締める事が出来ず。厳しく見れば備えという点で課題が残ったかもしれません
瀬田工:エース右腕吉田投手打ち込まれましたが上手から力のあるストレートにキレのあるスライダー投げ込んでました ただこの日は出し入れがあまり出来ておらず全て左打者にとって入ってくる感じでしたので低めには制球出来ていても相手からすれば見やすく手を出しやすい所に入ってしまい、そこをガツンといかれる場面が目立って見えました。安定して出し入れ出来るようになることと抜き球をひとつ覚えれば、全国クラスの打線でも抑える事が出来るようになるかと思われます
※打力
大阪桐蔭:序盤こそ満塁弾等で景気よくスタートしましたが以降は相手バッテリーの配球の変化に対応できずそこが課題として残りました。
神戸国際:2-5の8回無死13塁でPゴロで三塁走者スタートせずで併殺はもったいなかったです。超高校級の投手はなかなか打てませんから実質ヒット一本は仕方無しも、だからこそ足を絡めるなどチームとしての攻撃に課題を残したかと思われます 本来、打力はこの日見た感じよりかはあるかと思われます
履正社:今季も力強い打線は相手が全国クラスの守備でなければ真正面でも弾き飛ばす威力を発揮し大量点
瀬田工:思いの外各打者振れる打線だと感じました
※大阪桐蔭
ファーストタッチで普段の動きが出来なかったとき、緊迫して足が固まりやすい時などにいかに切り替えていくかという点で、この日はそれがたまたま特定の選手でのことでしたがチーム皆の守備の課題として出たかと思われます。ベンチを絡めたチームとしての攻撃が相手のディフェンスより勝り逃げ切る。今後勝ち続けても打つ以外の攻撃の抜け目なさを保てるかどうかが、夏の終わりまでを通して一貫したテーマのひとつかと思われます
※神戸国際
相手の強い打球への対応に見えたのですが内野手が深めに守り打球の威力を軽減し好守を幾度と披露、外野も日置中堅手の守備範囲の広さなど個々の守備には光るものがあった チームとしての攻守に磨きをかければ、全国クラスのチーム力をつける可能性はあるかと思われます
※履正社
初回から点差がついたせいか攻守にミスが目立つ 中止になった2020年以来のセンバツがかかる次週の戦いに向けて締める事が出来れば、本来の上記も上位クラスかと思われます
※瀬田工
内野は強い打球に負けぬ強さを、外野は深くに飛んだフライをただ追いかけるのではなく捕りに行くのかクッション処理に備えるかの距離感を掴むことからくる判断力を磨く事が課題かと思われます。グランドが他部と共用とのことなので特に外野のそれは取り組むのに難しい側面もあるかと思われますが、守備力が増せば全国クラスの相手にも喰らいつくことが出来るようになるかと思われます