じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

京都成章 大阪朝鮮 東海大大阪仰星 大阪桐蔭

2020-02-22 08:53:28 | 高校ラグビー
✳️FW
京都成章:あんこ型揃いの一列目など体格に穴なし。スクラムでは同じく全国クラスの体格誇る相手を終始圧倒。攻め込むモールも同様。攻め込まれたモールも踏ん張る
大阪朝鮮:あんこ型揃いの一列目など体格に穴なし。だがスクラム、モールでは同じく全国クラスの体格を誇る相手に歯が立たず。
東海大大阪仰星:あんこ型揃いの一列目など体格に穴なし。同じく全国クラスの体格を誇る相手にスクラムで終始優勢に。密集でも束になって前に鋭く圧力をかける様にも強さが。この日はラインアウトは不安定。
大阪桐蔭:先週観戦したときと大きく陣容変わるもあんこ型揃いとの一列目など体格に穴なしという印象に変わりなし。だがこの日は単に体格が全国クラスなだけでなく強さも全国クラスの相手に終始劣勢。密集での前に出る圧力でも負けて見える。この日はフッカーが変わったせいかラインアウトも不安定。

✳️BK
京都成章:バックスの選手も皆体格がしっかりしていた。旧チームより展開力上と感じる場面もよく見受けられ、球だしも基本速かったです。
大阪朝鮮:ハーフ団は体格しっかりして見えるもそれ以外の選手はやや線が細く見えたものの、太ももの筋肉はしっかりついて見えた。球だしは速い場面が目立ったにも関わらず展開の速さに特別なものは。
東海大大阪仰星:バックスは線が一見細く見えるが線が細いというよりはしっかりと引き締まった体型をした選手を揃えていた。雨の激しかった序盤こそ立ち止まっての展開に終わってしまいもしていたが、雨が小降りになり選手もほぐれてくるにつれ、例年通りの全国クラスの強く鋭い展開ラグビーを披露。
大阪桐蔭:先週と同じスタメンのためこの日もBKでも体格に穴感じず。この日は先週と違いハーフの球だしの速さには見るべきものが。相手の圧力に屈して苦し紛れに相手の裏を狙うキックで相手にボールを奪われ一気にトライまでもっていかれる。陣とり合戦のキックでも負ける場面が目立つ。展開スピードが全国レベルで見ればまだまだなのも先週までと同様。しかもこの日は相手のFWの圧を受けながらの展開になる場面が多く、それが立ち止まっての展開につながってしまいむしろ後ろに下げられ果てはボールを奪われるという場面も目立つ。先月観戦したときにキック等トータル的に見て良く見えた本間選手はこの日もリザーブも前半終わり頃にFBで入る。やはりゲームのなかでのキックの精度が高い。やはりSOで欲しい選手に感じる。

✳️京都成章
今期も全国制覇を狙える力を誇る。しかもバックスの展開力は旧チームより上。これが常時発揮され、相変わらず良くも悪くもFW主体に見えるラグビーにFWBK一体となったという印象が出てくればというのと、全体的に選手の体つきに筋肉が目立ってくるようになれば、いよいよそれも、現実味が増してくるかと思われます。

✳️大阪朝鮮
今期も全国クラスには現状及ばず。FWの強さを前面に押し出すラグビーに見えたためまずはそこでどこにも負けない強さを付けること。その上でバックスの展開力が増してくれば、全国クラスの相手とも、堂々と渡り合えるかと思われます。

✳️東海大大阪仰星
今期も全国制覇を狙える力を誇る。目立った穴も見当たらなく見えました。


✳️大阪桐蔭
選抜は今のままでは全国では厳しいとの印象は変わらず。旧チームから活躍のプロップ松井選手等が入っても、その印象は大きくは変わらないのが現状と思われる。強さはあるだけにいかに鋭さを全国レベルに上げていくかが、FWBK共通の当面の課題かと感じた印象は、FWの陣容が変わっても変わらず。この日フッカーに入った平野選手?はラインアウトの送球こそ不安定だったが出足の速さ等動きそのものには光るものがあり、今後も観たい選手の一人に感じた。先週までのフッカーが終盤入ってなお、そのポジションを任されていたことが、その表れかもですね。