じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

薫英女学院 大阪桐蔭

2020-02-16 11:23:23 | 高校バスケット
✳️薫英女学院
前半手こずるも第3Qで一気に突き放し大勝。同校が勝つ試合はいつもこのQで決着をつけてる印象があり、勝負どころ等抜き差し加減をしっかり掴んでいるなといつも感じます。終始リードする展開だったためか相手にスリー打たさぬべく前がかりなディフェンスを敷いたのは良かったと思いますが、相手に中に斬り込まれた時に深追いして外をフリーにして結局3点奪われた場面が何度かあったのは課題として残ったかも知れません。全国で勝ち上がることを考えれば、そうした展開では、相手に2点をとらせる、的な強かさも必要なように感じました。後大量リードした終盤明らかにプレーの精度が落ちたのも課題かと思われます。競った前半の高い緊張感の反動とはいえ、気を緩めてしまうと怪我につながりかねません。大量リードした時はチーム戦術はシンプルにするべきとは思いますが、気、そのものまで緩んでしまうのは不味いかと思われます。藤井さん5、佐藤さん13、両センターの強さが目立ちました。特に佐藤さんは試合前のアップからして他の選手と比べて動きに切れがあり、それが特にゴール前でも発揮され、相手はついにこの選手を最後まで止められず、試合に重大な、負けた相手にとっては致命的な影響を与えるプレーが出来ていたと思います。旧チームからスターターの大半が入れ替わったにも関わらず旧チームと同等の強さを保持。選手層の厚さも感じました。

✳️大阪桐蔭女子
前半競るも後半スタミナ切れで結局は大敗でしたが、先日の敗けよりはるかに一筋も二筋も光が見えた敗戦に見えました。敗因は前半終えてスターター5人中4人が出ずっぱりだったことによって生じた後半のスタミナ切れに見えました。選手層を厚くすること、レギュラー選手中心にスタミナをもっとつけること、一つ一つのプレーの精度をもっと上げていくこと(これが欠けたが為に流れをもっていかれて見えたため)、等々課題は多そうですが、今後の可能性は感じられたかと思われます。旧チームからベンチに入ってたセンターの北之坊さん10の強さが光り、旧チームからの主力であるオールラウンダーの松川さん5と共に今後チームの核になる可能性を感じました。ガードの寺岡さん9も小柄ながらなかなか光るプレーを見せてました。チーム全体としてシュートに対する決断力も、観るべきものはあったかと思われます。