今季のチームは全国制覇した4年前には惜しくも及ばずもその前年の準優勝した世代や奥井主将の世代よりは上だったと思います というかそこまでの力をつけたと思います ですが現状他校を圧倒する力がないと全国制覇出来ないため、優勝候補の一角 レベルでも全国制覇するために今後身につけるべきものが見えたような気がするので挙げていきたいと思います
※チームとしての攻撃のデザインを増やす
2年続けて敗れた相手京都成章はキックパスやトリッキーなパス回し等チームとしての攻撃のデザインが豊富なため相手ディフェンスに的を絞らせません それに対して大阪桐蔭は強く速く鋭くだけですので相手はひるまなければ前で止めることが出来ます 攻撃のデザインは現状個人技レベルのため、次年度以降はチームとしての攻撃のデザインを増やして緩急をつける必要があると感じました
※勝負所でピッチに出せるリザーブを増やす
京都成章は競った展開でハーフを代える等続々と交代カードをきってきました 対して大阪桐蔭は二人だけ これではチームとしてのスタミナ勝負で負ける危険性が高まりますしチームとしてのラグビーのリズム等が一定で相手の守りやすさが増すかもなと思いながら観てました 1年生と思われるSH川端選手を上記ポジション以外で交代出場させるとかあればと思いながら観てました
※公式戦の経験値を増やす 選抜は逃せない
今季は旧チームからのメンバーがごっそり抜けた分チームの仕上がりがスローになってしまったのか選抜を逃してしまいました これによりサニックスも逃すことになり、今季は公式戦での全国クラスとの対戦は5月の常翔戦のみになってしまいました 練習試合ではそういう学校ともやってると思いますが練習試合と公式戦は違うと思います 経験値の圧倒的な少なさが勝負所で出て見えました
※基本の徹底
今季からノットストレートの基準が厳しくなりました そのせいか大阪桐蔭はそれを多発 他校でも大学ラグビーでもそういうのをよく見かけましたが、優勝候補同士の対戦となったこの日の第4試合に出場した両校はそれは皆無でした ラインアウトに限らず全国制覇を果たす学校は基本が徹底出来てると思われ心身共にプレッシャーがかかる場面になればなるほど、そこの差が出るように思います
今季の大阪桐蔭は歴代でも屈指の好チームでした というか好チームに進化を遂げました 成長曲線の角度の右肩上がり具合は史上最高だったかと思われます それだけに経験値が例年並みにあればと感じた惜しいチームでもありました その意味でも、冬の花園を制するには選抜に出場して勝ち進んでサニックスへと進むは必須の条件かも知れません 今後代替わりの初期段階のチーム作りは突貫工事的な発想も、必要かも知れません