じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

男子高校サッカー冬の全国選手権大阪府予選展望

2020-10-09 11:02:56 | 高校サッカー

※本命

興国、大阪桐蔭、東海大仰星、履正社、阪南大高

※対抗

金光大阪、大阪学院、関大一、近大付、大産大附


順当ならまず潰しあう興国と大阪桐蔭

※興国: 今季も浪速のバルセロナは健在。初の全国選手権出場を果たした旧チーム以上の上質のポゼッションサッカーを展開。前線等の決定力が増してくれば、2年連続の選手権出場も十分可能。それだけでなく、Jリーグ内定者4人を出すチームとして、注目を浴びる存在になるであろう。

※大阪桐蔭:プリンスリーグではユース2チームを撃破。組織ディフェンスが光り例年とは違い相手にボールを持たれた時の戦いに強さを見せる。一方で例年の同校の持ち味であるポゼッションサッカーには課題が残るかと思われ、伏兵に足元をすくわれた旧チーム以上に、その危険性も潜む。初戦の相手は無名校ながらここまで力強いスコアで勝ち上がり、Jリーグ内定者も輩出しているヌヴェール。厄介そうな相手をどう凌ぐかで、同校の仕上がり具合が測れるかも知れない


順当なら上記2校を準決勝で迎え撃つことになる東海大仰星

※東海大仰星:見る限り昨年ほどの雰囲気は感じないが、プリンスリーグで首位を独走。今期も激しく泥臭く、相手を削りにいく。同じゾーンにはプリンスリーグでは苦しい戦いを強いられるも選手一人一人の体の強さは感じる金光大阪、U18大阪1部リーグで上位の大阪学院、関大一といった伏兵が多数入る。これらの網をくぐり抜けることができれば、仮に先に挙げた優勝候補2校が順当に潰しあってくれてれば、決勝進出に向け優位かと思われる。


比較的クジに恵まれた履正社、阪南大高

※履正社:今期未見だがプリンスリーグでユースチームを向こうに回しても上位に入った同校は、間違いなく優勝候補と言えるであろう。同じゾーンにはU18大阪1部リーグで上位に入った近大付属が、まずは難敵となりそう。このブロックは名門の関大北陽、昨年大阪桐蔭相手にジャイアントキリングを演じた東大阪大柏原が既に敗れており、波乱含みとなっている。

※阪南大高: 見る限り昨年ほどの迫力は感じないが、プリンスリーグでは今期も上位をしっかりキープ。同じゾーンにはプリンスリーグでは厳しい戦いを強いられるも、一人一人のフィジカルはしっかりしてる大阪産大付属が入る。優勝候補にひと泡吹かせる力は、ある。


※大阪の高校サッカー界を制するにはプリンスリーグで上位に位置する、もしくはU18大阪1部リーグで首位を独走していることが条件かと思われ、プリンスリーグで中位以下かU18大阪1部で上位争いをしている位で力は伏兵クラスと言えるかと思われる。伏兵クラスに勝ち切る力はないと思われるが優勝候補を奈落の底に叩き落とす力はあるかと思われ、この伏兵の動向が、優勝争いを大きく左右するかと思われる。このことから

高校サッカーのトーナメント戦はくじ運と巡り合わせのスポーツかと思われ、いかに優勝候補同士の潰し合いを避け続ける事が出来るかが優勝への鍵かと思われ、これでいくと今回は順当にいけば興国と大阪桐蔭はやや不利な状況にあるも仰星がコケてくれれば俄然優位な状況になると言えるかと思われる。いずれにしても優勝候補はとにかくまずは伏兵に足元をすくわれないこと。その上で対岸の火事にどこが出会えるかどうかといった運の要素も、優勝争いを大きく左右するかと思われる。


最後に

何故先に潰し合った優勝候補は不利か。何故迎え撃つ側に回る方が優位か。あくまで推察に過ぎませんが、サッカーという点の入りにくいスポーツで、なおかつ運動量の多いスポーツは1試合毎のスタミナの消耗が体のみならず心の面でも大きいスポーツかと思われ、それが強いとこが相手だと尚更であるからかと、思われます。