ツバメは帰ってしまった。今回はカラスの襲撃を受け一度の産卵で終わった。農家にとつては害虫を退治してくれる益鳥、日本蜜蜂にとっては最大の天敵だが、ツバメの飛来は温かさを伝える、伝達鳥、大切な我が家の一員だ。
Iさんは、日本の大手旅行会社の管理職からヘッドハンティグされ大手免税店の副社長を経験後、自由な身になり釣キチに変身、我が宿の常連客となっていた。この九月、再び大きなプレジェクトの管理職にヘッドハンティグされた。現在、宿泊中のKさんも技術ハンティングされた有能な方だ。小生にできるのは日本蜜蜂をハンティングするぐらいで、受動態になるには・・・秋の空だ。
十数年、この月の最終土曜日、熱帯動植物を語る会が開かれる。この夏も二十名の専門家が一年間の出来事を語った。天皇陛下よりバナナの苗を依頼された園芸家、その皇室の温室を管理している人の話。科学博物館に依頼され南太平洋諸島のシダの本の出版に取り組んでいる教授、仏像の研究家も舌を巻く博識の薬学博士、刀の話から薬草、果樹と幅広い薬科大学名誉教授、カンアオイの専門家、世界を相手の新種植物の育成家、植物園々長の人脈の話、ゲットウの専門の大学の助教授と・・・・・ともかく植物大好き人間が熱帯の動植物の専門知識を真夜中まで語りあかす・・・話はそれでも尽きない。
アシナガバチの幼虫の甘辛煮をお出しした。試食した全員のかたが美味しいとの返事、イナゴの佃煮も香ばしく高タンパクの食品である。小生の体験ではトカゲの蒸し焼き、コウモリ(フルーツバット)のスープがある。チャモロ料理の中でコウモリのスープは、お祭りやお祝いの席の特別料理と聞いている。スープはカツオの潮に果物の香りの実に上品な味だった。トカゲは鳥肉のササミと似ていると記憶している。新しいことに挑戦するには勇気が必要である。勇気、耐える、清い、明るい、啓愛、・・・は人間としての根本的な問題なのだが・・・
夏の探索蜂は全ての空き巣箱に訪れた、しかも数十匹単位で一週間以上の出入りを繰り返した八個の巣箱のうち、結局定住したのは二群、確率的には・・・二割五分の確率、気難しい日本蜜蜂・・・歩留まりとしては上出来か!