ボジョレー・ヌヴォー〔ラング、ドック地方〕をワニ園の叔母から戴いた。下戸の小生にはネコに小判だが、今月の初めにはソムリエの梶川俊一さんにワインの手ほどきをして頂いた。また李医師との食卓でのワインとの付き合い、とワインを飲む機会が増えた。今日はお酒好きの原さんが来るので、また酒席のつまみにと・・・下戸には葡萄の出来の良し悪しなど皆目判らないが、暖冷自知、経験しなければ・・・
町立図書館の駐車場に立つと、ぐるりと植栽された川津桜の間から南西の方角には三基の町営の風車、天城連山を背負った北側には十基の風車が見られる。残念なのは北側の十基は、四月の落雷の不運な事故と一握りの反対者の妨害で稼動が止められている。せっかくの温暖化防止の切り札が稼動できない・・・議会で議決され、完成に至った施設が何故・・・大道に立ってことを決したのではなかったのか指導者の凛とした行動がなければ,町民の歯車は回らない。
叔父の老々の相が彼の母の顔そっくりだった、短歌の好きな叔父の母はこの地には珍しい教養の高い人と子供のころから思っていた。親子の相は齢をかさねると一段と似てくるものか。四十二歳で他界した父の齢を過ぎ老境の身に近くなり、我が老々境の面相は如何にと想像するのだが、何時までも老いない父の遺影がそれを妨げる。
エンゼルトランペットは華岡青洲の妻の小説に出てくる、曼荼羅華〔ダズラ〕朝鮮朝顔とは別種と知った。今年に入って四度目であったか五度であったか、またまた開花である。生命力の強い植物で切り枝をそのまま地に下ろせば根付いてしまう。日本蜜蜂も訪花するのだが、毒性を有する植物なので増えすぎても困る。
今日も、ケンポナシがいっぱい拾えた。方言では、ケンポコナシ、ケンプナシ、テンポコナシ、テンポナシ、アマチャ、チョービナシなどさまざま。英名の Japanese raisin tree は、枝付きの干しブドウに似るためとあった。ケンポナシを煎じて服用すれば、「酒毒を解し、悪酔、二日酔いによく、嘔吐を抑える」と、古来から民間薬として使われ、果柄部のほかに茎や木の皮を噛んでも酒の酔いが冷め、ケンポナシの樹木でつくった杯が「酒に酔わない杯」として売られていたという。最近の研究でその抽出液に血中アルコール濃度を低下させ、悪酔いを防止させる効果があることが報告された。果柄部の抽出液には、口臭・アルコール臭を除去する効果があり、市販チューインガムの添加物としても使われている。また、ケンポナシの葉には、ダイエット食品として有名なギムネマと同様に、甘みを感じなくさせる「味覚修飾物質」が含まれている。と知った、早速、ギョウザを食べた後、このお茶を飲んで試してみた、嘘のように口臭が消えた。本当に驚きである。