一昨年は気づかずに、日本ミツバチの優秀群を失った。今年も、同じ銀杏の幹にキイロスズメバチが営巣を始め、我が溺愛する日本ミツバチに波状攻撃を開始した。7メートルほどの高さの巣を如何に攻略すべきか・・・危険なスズメ蜂のこと迂闊には・・・この度の伊豆ボケ老人の作戦は釣竿・ホース作戦と決定、四メートルの釣り竿の空洞を利用、不足分の半分を大名竹の節をくり抜き、底にホースとブロアーを繋ぎ、竿の先端を蜂の巣に差し込み、殺虫剤を送り込む作戦だが・・・やってみなければ・・・
危険なスズメバチの巣を取り除く戦法に、ガムテープ作戦・コウモリ傘作戦・夜襲作戦・掃除機作戦・網網作戦や、この度の釣竿、ホース作戦にしても、現場に立って思案してみなければ、絵に描いた餅、畳の上の水練と同じだ。以前、自衛隊が中隊だか大隊とヘリまで動員し、蝦夷鹿の捕獲作戦を試みた、見事に失敗に終わった。猿や猪や鹿の捕獲にしても、未だ、根本を変えない官庁の机上方式では・・・大海に一針を拾うに等しいとは言わないが・・・その以前の、責任回避ばかりの心構に問題が・・・
剣道では、勝利を得て、その場でガッツポーズをとると、勝利は取り消される。武道は字の如く格闘技ではなく人の道が含まれる。オリンピックの柔道を見ていると、柔道は日本柔道でなくなった。隣国の韓国や中国などお国柄が知れる・・・孫子の国だ。得意泰然・・・勝利しても奢らず、勝っても負けても、相手を思いやる心遣いが武道の精神だ。勝ためには、姿勢も崩れ、正々堂々の精神も遠い夢となった。パホーマンスで自分を有利に見せるの心は人道から外れる。水分補給も歩きながらでは・・・動物的だ・・・と、伊豆ボケ老人は絵に描いた餅の夢を見ている。
軽石は火山砕屑物の一種と聞いている。大小合わせ三十個ほど海から拾いって目的もなく畑の隅に置いていたが、踵の垢すりにと家内が風呂場に持ち込んだところ、自然感覚がすぐれているのか、好評だ。軽石の利用法を検索してみたが、この垢すりと多孔質のため保水性が良いので園芸用土として使われることしかないらしい。ポピュラーな使い方が一番良いということ・・・か。