中国の戦国策に好兎三窟の教えがある。 災難から逃れるのが上手なことのたとえで、用心深く身を隠すことのたとえで、すばしこい兎は三つの隠れ穴を持っていて、生命が危険になると、どれかの穴に逃げ込んで助かるということからの教えである。中国のお金持ちや上官は子供や親類を国外に留学させ、大量の資金隠しに利用しているという。先日のニュースに地方都市の高官が二十五億円を持ち米国へ遁走した。軍の高官の汚職は目に余るらしい。孫子や韓非子の国だから策には長けている。もしかして、温家宝党首も好兎三窟・・・否、五窟の術を・・・まさか鶏鳴狗盗の術は使うまい。

八月二十六日の日曜日の朝、七時ごろ、停電が発生、三十分後、東電の沼津の緊急センターに一報を入れると奈良本地区四百九十世帯に停電が発生し復旧中と聞く、すぐさま役場の当直に連絡し、観光地の日曜日の朝食の忙しい時、広報をとお願いしたが、伝え置きますと、結果は尻切れトンボの返答になった。たまたま来店したY町議員が、総務課長に連絡したが不通、つぎに副町長に・・・東電は下田から広報車をと連絡が、下田からここまで一時間間・・・町の広報が流れたのは、それから一時間以上の復旧直前。議員曰く、この連絡の不備では・・・。三日後、総務課のT君から電話、言い訳と責任回避の返答、伊豆ボケ老人も、これで切れた。東電も町当局もこのテイタラク・・・言い分けと責任回避と指示待ち役人・・・九月一日の防災訓練はマニュアルの上・・・突発の時の対処が大切・・・入口から責任回避で・・・は。