大竹完封連敗止まる

阪神 000 000 000 0
広島 000 700 10X 8
勝：大竹7勝4敗
敗：筒井1敗

　先発大竹はキレ・制球とも申し分なく、阪神打線に凡打の山を築かせました。走者を出しても、全く危なげなく、落ち着いて後続を打ち取り、今季2度目の完封で7勝目を挙げました。
　打線も4回に繋がり、打者11人7安打の猛攻で一気に7得点を挙げました。7回にもマクレーンの犠飛でダメ押しとなる1点を追加して、阪神に快勝しました。
　先発が終盤まで投げて、打線が援護するというのは、今のカープで勝つにはこのパターンしかないというお手本のような試合でした。

　前回登板で大竹を引っ張り過ぎて、7回に捕まって逆転負けしたこともあり、終盤は心配しましたが、最後まで球威がありました。前回の失敗を繰り返さないように、大竹も意識して投げていたのではないでしょうか。
　序盤はピンチらしいピンチも無く、完璧な投球でした。中盤以降は毎回のように得点圏に走者を背負いましたが、焦らずに落ち着いていましたね。このところ6回辺りで降板する試合が続いていましたが、今日は省エネ投球で余力も残っていたことも良かったかもしれませんね。
この1ヶ月は好投しても勝てず、打線が援護すれば打たれるなど、流れが悪かったのですが、この白星で流れも変わり、自信が戻ったと思うので、これからはフル回転してもらいたいですね。
　
　打線は10安打を放ちましたが、その内9安打は得点を挙げた4回と7回に出ており、見事な集中打でしたね。
　4回の集中打は凄かったですが、7回の得点はカープの目指すべき攻撃スタイルができたことが嬉しかったです。
　無死1,2塁で栗原の右飛で2塁走者赤松がタッチアップで3塁に進み、マクレーンの犠飛で本塁に生還しました。
　安打が繋がらなくても、しっかりとした走塁で次の塁を奪い、安打に頼らない得点を挙げることが、カープの攻撃スタイルだと思います。
　今日のような攻撃を続けていくことが大切だと思います。大差の試合でも本来の攻撃スタイルを見失わなかったことは、今後に明るい材料ではないでしょうか。
　そして、ブラウン監督も長打に頼った布陣を捨てて、開幕時のチーム方針を思い出して、今後を見据えた選手起用と采配を期待したいですね。