唖然の投壊

巨人 105 001 900 16
広島 040 001 000 5
勝：東野5勝6敗
敗：今井1敗
本：[巨人]亀井18号、坂本14号、阿部15号、[広島]マクレーン12号

　初回に1点を先制されましたが、2回に4安打を集中して4点を奪い逆転して、プロ初勝利を目指して登板した今井を援護しました。しかし、直後の3回に亀井の3ランなど5安打を浴びて5点を失ってしまい、無念の降板となってしまいました。
　2番手長谷川は3回を1失点で抑えて、終盤の逆転に望みを繋ぎましたが、7回に小松、青木勇、青木高の3投手が巨人打線の猛攻を受けて、この回だけで9安打で9点を失ってしまい、試合が壊れてしまいました。

　今井がプロ初黒星を喫して、チームは巨人に連敗となり、5位阪神が勝ったため、再び5位に転落となってしまいました。

　今井は初回に2安打1四球で無死満塁とされた時には、どうなるかと思いました。しかし、ラミレスの犠飛による1失点に抑え、2回は下位打線とは言え三者凡退に抑えたので、これで乗っていけると思ったのですが、味方が逆転した直後の3回に突如乱れてしまいました。
　先頭の坂本に四球を与え、1死後に小笠原、ラミレスに連打を浴びた後、亀井に3ランを被弾。これだけで終わらず、阿部、古城にも連打を浴びて、更に1点を失ってしまいました。
　味方が逆転したことで、気持ちが守りに入ってしまったのでしょうか。逆転した直後の先頭打者に四球を与えてはいけませんね。しかも2ストライクに追い込んでからの、四球はもったいないです。
　まだ経験が浅く未勝利なので、勝ちを意識してしまうことは仕方ないと思います。この失敗を糧にして、次回登板に活かしてもらいたいです。
　　
　中継ぎ崩壊が止まりません。2番手の長谷川が3回を3安打1失点で抑えたことは明るい材料ですが、小松、青木勇、青木高の3投手が大炎上して、試合を壊した挙句、最後は勝ち試合で起用する横山とシュルツを投入しなければならないという最悪の展開となってしまいました。
　登板過多になっている横山、シュルツは使って欲しくなかったですね。でも他にベンチ入りしている中継ぎ投手がいないので仕方ないですね。
　小松がまたしても炎上してしまいました。これで後半戦6試合に登板して、無失点に抑えたのは1試合のみ。その1試合も暴投で同点に追いつかれています。
　明らかに調子を落としているのは明らかですから、2軍に降格させて再調整させた方が、本人のためにもなると思います。
　良い素質があると思うので、ここで打たれて自身を失い、芽を摘んでしまうことが怖いです。将来のためにも、2軍調整させてほしいですね。