広島 003 010 300 7
阪神 010 000 000 1
勝利投手:岡田2勝3敗
敗戦投手:能見5勝7敗
本塁打:[広島]新井8号、丸11号、鈴木12号
岡田は、初回に安打と四球で2死1,2塁のピンチを招くも、ゴメスを中飛に打ち取って無失点で切り抜けましたが、2回に連打で無死1,3塁とされて、岡崎に適時打を浴びて先制点を奪われ、更に能見に四球を与えて無死満塁とピンチを拡大してしまいました。しかし、ここで奮起して西岡を三ゴロ、鳥谷を遊飛、江越を三振に斬って追加点を与えませんでした。
打線は、能見に2回まで1安打に抑えられていましたが、3回に1死から連打で1,2塁とすると、2死後に新井が3点本塁打を放って逆転に成功しました。更に5回には死球と犠打で1死2塁として、丸が適時打を放って追加点を挙げました。
岡田は、逆転した直後の3回に2塁打と暴投で無死3塁のピンチを招きましたが、ゴメスを三直、中谷と北條を連続三振に斬って無失点で切り抜けました。4回は三者凡退に抑えるも、5回は無死1塁とされながら、江越、福留、ゴメスの主軸を凡打に打ち取ってピンチの芽を摘み取り、6回1死1塁では代打緒方を併殺に打ち取って、阪神に追加点を与えず、6回7安打7奪三振1失点で降板しました。
打線は、6回に2安打で1死1,3塁としながらも、田中が投ゴロ、菊池が三振に倒れて無得点に終わりましたが、7回に2番手榎田から丸が本塁打を放つと、更に1死1塁から鈴木が2点本塁打を放って、試合を決めました。
7回からはヘーゲンズが登板して、安打と四球で1死1,2塁のピンチを招きましたが、江越と福留を抑えて無失点で凌ぐと、8回に登板した今村も2死2塁のピンチを招くも、代打伊藤隼を右飛に打ち取って得点を与えませんでした。
9回は一岡が抑えて、阪神に快勝して、阪神戦6連戦となり、チームの貯金は今季最多の18となりました。
岡田は、毎回のように走者を背負う苦しい投球でしたが、粘り強い投球で最少失点で凌ぎました。特に2回の投球は素晴らしかったです。1点を失って、更に投手の能見に四球を与えて無死満塁とした時には、このまま大量失点かと思われましたが、ここで吹っ切れたかのように力強い直球で阪神の上位打線を抑えて追加点を与えませんでした。
ここを1失点で凌いだことで、阪神に傾きかけた流れをカープに引き戻して、直後の新井の逆転本塁打を呼び込んだことは間違いありません。
今日の投球内容であれば、ローテ投手として安心して試合を任せられると感じました。これから白星を積み重ねてくれること、間違いなしですね。