ブキャナンを攻略できず完封負け

広島 000 000 000 0
ﾔｸﾙﾄ 030 000 05X 8
勝利投手：ブキャナン3勝1敗
敗戦投手：ジョンソン2勝2敗
本塁打：[ヤクルト]荒木2号


　先発のジョンソンは、初回2死2塁のピンチはバレンティンを投ゴロに打ち取って無失点で凌ぎましたが、2回に安打に盗塁と振り逃げで1死1，3塁のピンチを招くと、中村のスクイズで先制を許すと、続くブキャナンに適時2塁打を浴びてしまいました。更に四球と内野安打で2死満塁とされ、青木に押し出し四球を与えて、この回3点を失ってしまいました。
　4回は2死後に四球と安打で1，2塁とされましたが、青木を遊直に打ち取り、5回の無死1塁は雄平を併殺に抑えて追加点を与えまず、5回を6安打3失点でマウンドを降りました。

　打線は、2回の無死1塁で松山が併殺に倒れると、3回には安打と犠打で2死2塁の得点機を作るも、田中が二ゴロに倒れてしまいました。更に4回には無死1塁でバティスタが併殺に打ち取られ、6回は2死後に田中が2塁打で出塁しましたが、田中が三ゴロに倒れて、ブキャナンから得点を奪えませんでした。

　6回からは中村恭が登板して安打と犠打で1死2塁のピンチを招きながらも、ブキャナンと山田哲を抑えると、7回には安打と四球で1死1，2塁としてしまうも、雄平と坂口を打ち取って2回を無失点に抑えました。
　8回からは中田が登板して、連続短長打で無死2，3塁のピンチを招くと、1死後に敬遠で満塁策を取るも、西浦に押し出し四球を与えてしまい、2死後には代打荒木に満塁本塁打を浴びて試合が決してしまいました。
　打線もブキャナンに7回以降は1安打に封じられて、5安打完封負けの完敗となりました。

　
　今日は投打ともに精彩を欠いてしまいました。先発のジョンソンは、2回に3点を失いましたが、最初のスクイズによる失点は仕方ないとしても、ブキャナンの2塁打による失点は防いでほしかったです。この2塁打で上位打線に繋がり、ジョンソンも投手に打たれたことで冷静さを失ってしまい、制球を乱して余分な得点を与えてしまいました。
　3回以降はピンチを招きながらも、粘りの投球で無失点で凌いでいただけに、2回の投球は悔やまれます。
　今季のジョンソンは、マウンドで冷静さを欠くことが多いように感じます。一昨年のようにピンチでも落ち着いて最少失点で凌ぐ投球を取り戻してほしいですね。

　3番手で登板した中田は、7失点した中日戦以来の登板となりましたが、またも大量失点となってしまいました。明らかに自らの投球に対して自信を失ってしまったように感じられ、一度2軍で再調整する必要がありそうです。
　一岡、今村、ジャクソン、中崎以外に頼りになる中継ぎ投手がいなくなってしまい、中日戦での交代のタイミングが遅れたことが、大きな戦力ダウンになってしまいました。
　中田には一日も早く本来の投球を取り戻してほしいですね。