広島 010 000 000 1
阪神 000 000 000 0
勝利投手:遠藤1勝1敗
敗戦投手:ガンケル2敗
セーブ:栗林1敗4S
本塁打:[広島]マクブルーム2号
先発の遠藤は、初回に安打で無死1塁とされるも、続く中野を併殺に打ち取ってピンチの芽を摘み取ると、2回から6回までは阪神打線を1安打に封じて2塁さえ踏ませませんでした。
7回1死後に佐藤輝に2塁打を打たれて初めて得点圏に走者を背負うも、大山を遊ゴロ、糸原を二飛に抑えて無失点で切り抜けました。
8回1死後に安打を打たれ、代打ロハス・ジュニアを左飛に打ち取り2死となったところで塹江と交代し、代わった塹江は近本を遊飛に抑え、遠藤は7回2/3をを投げて5安打無四球無失点6奪三振の素晴らしい投球でした。
打線は、2回先頭のマクブルームが本塁打を放って先制点を挙げるも、その後は7回までガンケルに1安打に抑えられて2塁さえ踏むことができませんでした。
その後も、8回は湯浅、9回は岩崎に抑えられて追加点を奪えませんでした。
9回は栗林が登板して、安打と暴投などで1死3塁のピンチを招きましたが、佐藤輝と大山を連続三振に斬って無失点で凌ぎ、3投手の継投で阪神を零封し、チームは引き分けを挟んで3連勝となり、首位に浮上しました。
昨日は13安打9得点と活発だった打線が、ガンケルを捉えることが出来ず、2回にマクブルームが本塁打を放つも、その後は全くチャンスを作ることができず、追加点を奪うことができませんでした。
しかし、先発の遠藤は直球の切れが良く、制球も安定しており、ストライク先行でテンポの良い投球で阪神打線を翻弄しました。唯一のピンチだった7回の1死塁でも大山と糸原を直球で押し切って凡打に抑えました。
味方打線の援護が1点しかなく、1点も失うことができない場面でしたが、浮足立つことなく、しっかりと腕を振って投げることができたからこそ抑えられたと思われ、遠藤の成長を感じました。
1週間前は中日打線を6回1失点に抑えながら、味方打線が柳に完封されて、0-1で敗戦投手になったことが、遠藤を一回り成長させたのかもしれません。
今季の遠藤は思った以上に活躍して2桁勝利を挙げるかもしれませんね。