広島 033 003 000 9
阪神 000 100 000 1
勝利投手:森下2勝
敗戦投手:秋山2敗
本塁打:[阪神]佐藤輝2号
2回に安打と犠打で1死2塁とすると、堂林が適時2塁打を放つと、さらに安打で1,3塁として、森下のスクイズと西川の適時打で3点を先制しました。
さらに4回には2安打と四球で無死満塁として、堂林と上本が倒れて2死となるも、森下が3点適時3塁打を放って3点を追加してリードを6点に広げると、5点差となった6回には安打と四球などで1死1,2塁として、マクブルームの適時2塁と、會澤の2点適時打で3点を挙げて試合を決めました。
先発の森下は、初回に安打と四球などで1死1,2塁のピンチを招くも、佐藤輝と大山を抑えて無失点で凌ぎましたが、4回に佐藤輝に本塁打を浴びて1点を失いました。
7回に安打と四球で2死1,2塁とされるも、高山を遊ゴロに打ち取って無失点で凌ぐと、8回を三者凡退に抑え、9回もマウンドに上がり、2安打で2死1,2塁とされましたが、代打山本を二飛に打ち取り、7安打8奪三振1失点で完投勝利を挙げました。
森下が投打でチームを快勝に導きました。投げては再三走者を背負いながらも、連打は一度も許さず、要所をしっかりと締めて、佐藤輝の本塁打による1失点で凌ぎました。
点差と球数を考えると、8回で降板するかと思われましたが、前日が延長12回を戦い7投手をつぎ込んだことから、9回もマウンドに上がり、ピンチを招きながらも無失点に抑えて、リリーフ陣を休ませることができたことは、明日の試合に向けても大きな価値がありました。
そして打撃では、2回に1点を先制した後、なおも1,3塁の場面でスクイズを決めて追加点を挙げるとともに、西川の適時打も呼び込みました。
さらに4回には満塁で走者一掃の3点適時3塁打を放って、価値ある追加点を叩きだしました。この回は無死満塁としながら、堂林が一邪飛、上本が三直に倒れて2死となった後であり、もし無得点に終わると試合の流れが阪神に傾いていた可能性が高かっただけに、森下の適時3塁打は3得点以上の価値ある一打になりました。
森下は今季初登板となった3月26日のDeNA戦でも3安打3打点と打撃でも活躍しており、今日の4打点で既に7打点を挙げています。これは坂倉と並んでチーム3位となっており、驚くべき勝負強さです。今季は打撃でも楽しませてくれそうですね。