投打がガッチリとかみ合い3連勝

巨人 000 001 101 3
広島 022 001 20X 7
勝利投手：玉村2勝)
敗戦投手：山﨑伊 8勝3敗
本塁打：[巨人] 岡本和27号
　　　　[広島]デビッドソン11号、田中6号

　打線は2回1死1塁からデビッドソンが2点本塁打を放って先制すると、続く3回には連打と犠打で1死2，3塁として、上本の二ゴロの間に1点を追加し、さらに2死3塁から坂倉の適時2塁打で1点を挙げて、リードを4点に広げました。

　5回にも1死後に連打で1死1，2塁としながら、坂倉とデビッドソンが連続三振に倒れてしまいました。

　先発の玉村は、4回まで巨人打線をパーフェクトに抑えると、5回2死後にオコエに2塁打を打たれて、初めて走者を背負うも、岸田を三直に打ち取って無失点で凌ぎました。続く6回には無死2塁のピンチを招くと、1死後に吉川に適時2塁打を浴びて1点を失い、なおも1死2塁のピンチでしたが、坂本を右飛、ブリンソンを三振に斬って追加点を許しませんでした。

　直後の6回に打線が、四球と犠打に暴投で2死3塁として、小園の適時打で1点を挙げて、再びリードを4点に広げましたが、7回に玉村が岡本和に本塁打を浴びて1点を失うも、後続を断って、7回を投げて4安打7奪三振2失点でマウンドを降りました。

　7回裏には2死後に四球で出塁すると、田中が2点本塁打を放って、試合を決めました。

　8回は栗林が登板して三者凡退に抑えると、9回は中崎が連続長短打で無死1，3塁のピンチを招き、岡本和の犠飛で1点を失うも、秋広と代打梶谷を抑えて、巨人に快勝して、チームは引き分けを挟んで3連勝となりました。

　

　投打がガッチリとかみ合った素晴らしい試合でした。

　玉村は、立ち上がりから球の切れが良く、巨人打線を翻弄して、5回2死までパーフェクトに抑えると、打線も2回にデビッドソンが2試合連続となる本塁打を放って先制し、続く3回にも2点を追加して、着実にリードを広げました。

　6回に1点を返されると、直ぐに小園の適時打で1点を追加し、7回にも1点を失うと、直ぐに田中の本塁打で2点を加えて巨人を突き放し、巨人に試合の流れを全く渡さない完璧な試合でした。

　昨日の劇的なサヨナラ勝ちの流れを、そのまま継続させており、チーム状態はますます上向いていくように感じます。この良い流れに乗って、明日も勝って連勝を伸ばしたいですね。

 

 

　

新井采配的中して逆転サヨナラ勝ち

巨人 003 000 000 3
広島 020 000 002 4
勝利投手：大道2勝
敗戦投手：中川1勝2敗3S
本塁打：[広島]デビッドソン10号

　先発の野村は、2回に安打と犠打で1死2塁のピンチを迎えるも、ブリンソンを三ゴロ、門脇を二ゴロに打ち取って無失点で凌ぐと、打線が2回裏に1死1塁からデビッドソンが2点本塁打を放って先制しました。

　しかし、3回に野村が連続短長打で無死2，3塁のピンチを招き、坂本を中飛、梶谷を一ゴロに抑えて2死1，3塁として、岡本和を三ゴロに打ち取るも、上本の失策で1点を失い、さらに四球で満塁とピンチを拡大させて、大城卓に2点適時打を打たれて、逆転されてしまいました。

　4回にも1死後に連打で1，2塁のピンチを迎えるも、坂本を左飛、梶谷を二ゴロに抑えると、続く5回には2死後に2塁打と敬遠に安打で満塁とされながらも、代打中田翔を捕邪飛に抑えて、無失点で凌ぎ、5回を投げて8安打3四球3失点でマウンドを降りました。

　打線は、4回に無死2塁の好機を作るも、上本は二ゴロ、小園は三振、デビッドソンは遊ゴロに倒れて得点を奪えず、続く5回も無死1塁で代打田中は犠打失敗、2死後に代走中村奨は盗塁失敗で好機を拡大できませんでした。

　6回は中崎が登板して三者凡退、7回はターリーが1安打無失点に抑えると、8回は大道がマウンドに上がり、8回は三者凡退に抑え、続投した9回に安打と四球で1死1，2塁のピンチを招くも、岡本和を右飛、代打長野を二飛に打ち取って無失点で凌ぎました。

　打線は、５回から8回まで無安打に抑えられていましたが、9回に連打と犠打野選で無死満塁として、1死後に小園の適時打で同点とし、さらに代打松山の適時内野安打でサヨナラ勝ちを収めました。

　

　4回の好機を逃した後は、巨人中継ぎ陣の前に、あっさりと凡退を繰り返していましたが、9回に一気呵成の攻撃で見事な逆転サヨナラ勝ちとなりました。

　この流れを作ったのは、9回を抑えた大道でした。1死1塁から梶谷に13球粘られて四球を与えてピンチを招きましたが、踏ん張って無失点に抑えたことで、9回裏の攻撃に良い流れを呼び込みました。

　そして、9回裏は無死1塁で野間には強攻策を仕掛けて、見事に安打で繋ぎ、一気に打線を勢い付かせました。この場面は、犠打で1死2塁の同点機を作ると思われましたが、新井監督は野間に普通に打たせる策を取り、見後に的中しました。打たせた新井監督はもちろん、その狙い通り安打で繋いだ野間は素晴らしかったと思います。

　今日の1勝は大きな価値があると思われ、チームの雰囲気も一層良くなると思います。ここからまた上昇気流に乗っていけそうな予感がするので、明日以降が楽しみですね。

延長12回両チーム無得点で引き分け

DeNA 000 000 000 000 0
広島   000 000 000 000 0

 

　先発の床田は、2回2死後に2塁打を打たれるも、大和を右飛に打ち取ってピンチを脱すると、4回も2死後に四球と安打で1，2塁のピンチを招きながら、大和を一ゴロに抑え、続く5回にも2死後に3塁打を打たれながら、関根を右飛に打ち取って無失点で凌ぎました。

　6回から9回は1安打1死球に抑えて2塁さえ踏ませず、9回を投げて5安打2四死球無失点の好投でした。

　打線は、初回に安打で無死1塁としながら、野間が二ゴロに倒れ、さらに野間は盗塁失敗で好機を拡大できませんでした。2回から7回までバウアーに無安打に抑えられて、四死球で出した2度出塁した場面は、ともに併殺で潰してしまいました。

　8回は安打で無死1塁としながら、田中は三邪飛、羽月は併殺に倒れてしまうと、9回も三者凡退に抑えられて延長戦に突入しました。

　10回は矢崎が登板して三者凡退に抑えると、打線は10回裏1死後に安打と犠打に敬遠で2死1,2塁とするも、田中は左飛に倒れてしまい、バウアーに10回を4安打無得点に抑えられました。

　11回も島内が三者凡退に抑えると、打線が11回裏に安打と盗塁に敬遠、さらに安打で2死満塁と攻めたてるも、秋山が二ゴロに倒れてしまいました。

　12回は栗林が三者凡退に抑えるも、12回裏は三者凡退に倒れて、引き分けに終わりました。

 

　床田とバウアーの息詰まる投手戦となりましたが、中盤までは床田がピンチを迎えながらも無失点で踏ん張ったこともあり、終盤はカープが押し気味の試合展開となるも、バウアーを攻め切れませんでした。

　7回と8回はともに無死1塁と好機拡大できるチャンスでしたが、どちらも併殺で潰してしまったのは痛かったです。7回無死1塁では、エンドランを仕掛けるも、秋山が投ゴロ併殺、8回無死1塁も田中は三邪飛、続く羽月が併殺に倒れて、無死の走者を活かしきれませんでした。

　バウアーから2回から7回まで無安打に抑えられていたことを考えれば、安打が続くことは考えにくいので、強攻策ではなく、確実に送って得点圏に走者を進めて、プレッシャーを掛けても良かったと思います。

　バウアーとは今後の対戦があるので、しっかりと対策を練って、次回は攻略してほしいですね。

 

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森が6回1失点の粘投で連敗止める

DeNA 000 100 001 2
広  島 110 000 02X 4
勝利投手：森4勝1敗
敗戦投手：濵口5敗
セーブ：矢崎4勝21S

 

　打線は、初回に安打と四球などで１死１，３塁の好機を作り、上本の適時打で1点を先制すると、２回には２塁打などで１死３塁として、森の内野ゴロの間に1点を追加しました。

　先発の森は、3回に安打と犠打だ1死2塁のピンチを招くも、桑原を左飛、関根を二ゴロに打ち取って無失点で凌ぎましたが、４回に３連打で無死満塁の大ピンチを招き、大田の適時打で１点を失ったものの、大和を一飛、山本を右飛、濱口を三振に斬って、最少失点で凌ぎました。

　6回にも2死2塁のピンチを招きながらも、大和を三振に斬って無失点で切り抜け、６回を投げて８安打無四球１失点でマウンドを降りました。

　７回はターリーが２安打で2死1，2塁のピンチをを迎えましたが、宮崎を三振に斬って無失点で凌ぐと、８回は島内が三者凡退に抑えました。

　打線は３回から８回まで無安打に封じられていましたが、８回に１安打２四球で２死満塁として、代打松山の適時内野安打と小園の適時打で、待望の追加点を挙げました。

　９回は矢崎が四球で無死1塁として、梶原に適時2塁打を浴びてしまい、さらに四球で無死1，2塁のピンチが続きましたが、桑原を併殺、関根を遊ゴロに打ち取って、リードを守り、チームの連敗を3で止めました。

 

　森は、毎回のように安打を浴びながらも、6回を1失点に抑える粘投でした。特に4回は先頭打者から4連打を浴びながらも1失点で凌いだ場面は、素晴らしかったと思います。ここで同点に追いつかれていたら、試合の流れはDeNAに傾いていたと思われるだけに、ここを最少失点で凌いだことが、チームの勝利に繋がったことは間違いありません。

　また、打線も数少ないチャンスを確実に得点に結びつける見事な攻撃でした。特に2回の追加点は大きな価値がある得点となりました。無死2塁から内野ゴロ２つで追加点を奪っており、二走小園の好走塁が光りました。

　小園は、打撃状態が上向いてきており、守備や走塁でも好プレーが見られるようになっており、走攻守において、レベルアップしていると思います。前半戦は中堅やベテランの活躍が目立ちましたが、後半戦は小園を筆頭に若手の活躍でチームを勝利に導くことができれば、リーグ制覇も十分に可能だと思うので、これからの活躍に期待したいですね。

継投失敗で逆転負け

DeNA 000 010 301 5
広  島 100 001 010 3
勝利投手：山﨑2勝6敗20S
敗戦投手：栗林2勝7敗9S
セーブ：森原2勝3S
本塁打：[広島]菊池5号

　菊地が1番に入った打線は、初回に菊池が初球先頭打者本塁打を放って、今永から幸先良く先制点を奪いましたが、なおも四球と安打などで2死2，3塁としながら堂林が三振に倒れてしまい、続く2回も無死2塁としながら、末包は三振、九里の犠打で2死3塁とするも、菊池は三直に抑えられてしまいました。

　さらに3回も安打と死球などで2死1，2塁のチャンスを作るも、堂林が右飛に倒れて、追加点を奪えませんでした。

　先発の九里は、2死後に連打で1，2塁とされるも、佐野を左飛に打ち取ると、3回には2塁打と犠打で1死3塁とされながら、関根を投直、死球を挟んで牧を三ゴロに抑えて無失点に抑えました。

　しかし、5回に安打と犠打で1死2塁のピンチを招き、桑原の適時打で同点に追いつかれましたが、続く6回には2死後に2塁打を浴びると、続く梶原にも中前安打を打たれるも、秋山の好返球により、二走佐野を本塁で刺して得点を与えませんでした。

　打線は6回に1死2塁として、堂林の適時打で1点を勝ち越しましたが、直後の7回に九里が、安打と犠打で1死2塁のピンチを招いたところで、マウンドを栗林に譲りました。

　代わった栗林は、代打楠本に適時打を浴びて同点に追いつかれると、2死後に安打で1，2塁とされて、宮崎と牧に連続適時打を浴びて、2点のリードを奪われました。

　8回は戸根が登板して、2死3塁のピンチを招きながらも、代打大和を中飛に打ち取って無失点で凌ぐと、8回裏に2死1塁から小園の適時3塁打で1点を返しましたが、代打松山は三振に倒れて、追いつくことができませんでした。

　9回は大道がマウンドに上がり、死球と犠打で1死2塁のピンチを招き、宮崎に適時2塁打を浴びて、痛恨の1点を失ってしまうと、9回裏は三者凡退に倒れて、DeNAに逆転負けを喫して、チームは引き分けを挟んで3連敗となってしまいました。

 

　7回の継投が失敗して、痛恨の3連敗となりました。九里は、6回まで毎回走者を背負う苦しい投球が続きながらも、何とか踏ん張って6回まで1失点で粘りました。新井監督は7回に得点圏に走者が進んだら、栗林に交代することを決めていたとのことでしたが、九里が6回2死後に連続長短打を浴びており、秋山の好返球により失点を免れていたことを考慮して、早めの継投を決断したと思われます。

　できれば、イニング途中からの交代は避けたいと思うので、代えるのであれば、7回から栗林を投入しても良かったと思いますし、7回を九里に任せるなら同点に追いつかれるまでは、続投させても良かったように思います。

　逆転負けは残念でしたが、ここで踏ん張らないといけません。明日こそは連敗を止めて、再びチームを上昇気流に乗せてほしいですね。