「嘘だろ…こんな事が、こんな事が起こり得る筈が―」
今日俺は名実共に「マヌケ」の称号を神から赤いリボンで装飾された額入りの証書を与えられた
今日ほど親を憎む事になった日はないだろう
と、口では放っているものの
本当は憎んではいない
内心と言葉というのはむしろ等しくない場合の方が多いのかもしれない
俺の考えでは人間は素直じゃない方が多い気がしている
俺から観るとそのタイプは―現代風に言えば「ツンデレ」なのだが―
口に出していなくとも態度で分かる方が逆に恥ずかしいと思う
まあそれを見抜く「眼」が必要なわけだが
そこが―
ただ、どうして
遺伝子は本当に親から遺伝している事と
俺は間違いなくあの人の子供なのだという事を
本当に、本当に、思わされた日となった
俺の祖母は普段老人ホームにいる
その老人ホームは線路と線路の間隔が30m程しかない位置に建てられていて
せっせと有機物や無機物を移動させる補助をしている
それはそれは騒音地獄と思われるだろうが祖母の部屋は6階に位置しているので
そんなに音が届かない
更に風も多少あるので逆にガタンゴトンという音が風と共に囁いて来るようで気持ちいい
今日は数ヶ月に一度の会議があるらしく
母はその会議に出るらしい
内容は
「不満点や気づいたことがあれば、何でも申し付けください」との事
ちなみに俺はこれに出席しない
こういったものは少々苦手なのである
いや、苦手だ
そして何故俺はそこにいくのかと言うと運転手と久々に祖母の顔を拝みたくなった
母はかなり運転嫌いなので事あるごとに俺が運転する、と言うのはもはや日常茶飯事なので特に何も思わない
そういうわけで北に向けて数十分のドライプを決め込む
大通りを通るのが一番ベストなのだが時間帯及び曜日によって恐ろしいほどの渋滞に巻き込まれる
今回はどうなのかと言うと、恐ろしいほど快調だ
時速70kmを常に維持できる、これなら予定より早くつくだろうと思っていたら
14時の集合時間なのに13時25分に着いてしまった
まあ別に早くつくのは良いのだ、その分祖母と話ができることだし
といいつつ途中のコンビニで昼飯とファミ通を買い
向こうについた途端昼飯を食べながら読み始めたのだが
いや、待ってほしい
これは俺が薄情なのではなく、ついた瞬間にお風呂の時間がやってきたからなのだ
この老人ホームは昼に風呂に入るらしく
それはヘルパーさんたちの勤務時間が昼しかないからで、どうしようもない
祖母の部屋で一人になった俺は雑誌を読みながら買ってきた「大根おろし冷うどん」をすする
ファイアエムブレムの新作情報以外は特に目を引くものも無く
そういえば最近RPGしてないな、と思い何か良いものはないかとパラパラめくる
というか最近はパソコンゲームしかしてない
勘違いするな、勘違いするなよ
飯を食べ終わるのと同時に本も読み終わりそういえば昨日は寝るのが遅かったなと思いつつ
持ってきた小説に手を伸ばす
祖母がいつも寝ているベットが目の前にあるのでこれを使わない手は無い
俺は即座に寝転び身体を横にしたり仰向けになったりゴロゴロしながら小説を読む
気づいたら寝ていたらしく目を覚ますと母と祖母が2人で談笑をしていた
なにやら俺の話をしていたのだが聞いていないフリをする
俺の話が終わると俺はまた小説を読みちょうど最後のページを閉じた瞬間
「そろそろ行こうか」
という母の呼びかけでむっくりと起き上がり準備を始める
今日はかなりキツキツの白いジーパンで来ているために
財布や携帯などをポケットにしまうと歩くのさえ窮屈になるため(じゃあそんなの買うなよ)
あまりポケットに物を入れたくない
今日はコンビニ袋があるのでそれに財布、ファミ通、余ったウーロン茶など持ってきたものを入れる
ファミ通は別の袋に入れてもらったため袋が二つあるので別のほうの袋にうどんの容器とか橋とかを入れる
これどうしようと思っていたら
「それ捨ててくるよ、ゴミ箱はどこ?」
と母が俺の持っていたゴミ袋を貰って祖母に場所を聞いていた
部屋の前はロビーになっていてそこにゴミ箱がある
そこに入れてそのまま二人で階段を下りようとすると祖母が階段まで見送りに来てくれた
階段は祖母は危ないのでここまでだが、それでも見送りに着てくれるのは誰であろうと―誰でもってわけでもないが―
嬉しいものだ
そして階段を下りる途中母がいつものように
「鍵は持ってるよね」
と俺に尋ねる
今まで百回以上聞いているこの台詞で俺は「無い」と答えた事は1度も無い
俺はほぼ100%といって良いほど車の鍵をズボンのポケットに入れている
右前、トントン、無い
左前、トントン、無い
右後、トントン、無い…
左後、トントン、無い…?
(無い?)
この段差を降りればもう1階なのに、ここにきて忘れ物をしてしまった
今持っている袋には勿論無く
「ちょっとこの袋持ってて、取ってくる」
と言いながら渡しながら踵を返して1段飛ばし、ダッシュで駆け上がる
若干息を切らしながら6階まで到達し、祖母の部屋まで行くと
祖母が夕食を食べに2階の食堂に行く為にエレベータの方に向かっている途中だった
「どうしたの?忘れ物?」
という声に深く耳を傾ける余裕は俺に無く、止まることなく「うん」とだけ言って部屋に入る
俺が今日この部屋で物を置いた場所は1箇所しかない
窓際の手すりの部分、この部分は幅が50cm程度あるのでかなり広い
俺はここに自分の荷物を全てを置いた「記憶」しか無い
ここに無ければどこにも無いということになる
車の鍵を無くす、と言うのは携帯や財布を忘れる次に忘れてはいけない物だ
その手すりには母が買ってきた薄皮饅頭の入っていた抜け殻の紙袋しかなく
その近辺にも金属的な尖ったものは無い
おかしい
いや、もしかしたらさっき母に渡した袋の中にあるのかもしれない
と思い、階段をダッシュでおり母の元へ
ガサガサ音をたてながらくまなく探す、と言うほど容積が無いので5秒もかからなかったが
無い
この時俺は刹那絶望した、当然有るべきものが無かった時なんてほどの絶望が他にあるのか―
最後の1つ、まだ俺は探していない場所を思い出した
それは
ここからは文字を見えづらくするので何処にあったのか当ててみよう!
考えたい人は少しだけ考えて
答えを知りたくない人は自分なりに考え付くまで考えて
どうでもいい人はドラッグしてさらっと読みたまえ
コンビニのビニール袋が2つあったのが味噌だった
特に考えずに入れていたために俺は鍵だけゴミ用の袋の方に先に入れていた
その後にゴミを入れたためごっちゃになってしまったようだ
これはもはや確信めいていて俺はゴミ箱をがぱっと開けると成るべく悟られないように
ささっと取り、中を見ると同時にそばに居たおじいさんが大げさに笑いながら
「ゴミ箱に大事なものを捨てちゃったのかね」
と言いながらあの年齢にしては爆笑といえるほど声を上げて俺のほうを見ていたが無視
なぜ無視かと言うとこの人はかなり性格悪い人らしいので、だ
いや別にそうじゃなくても知らない人にあまり俺は親しく出来ないので仕方が無い
といった事で俺はゴミ箱に車の鍵を捨ててしまっていたのだ
という事
母が天性のドジっ娘(娘?)なのだが
俺もまたその血を50%受け継いでいる、まごうことなき俺の目の前に居る人が俺の母という証明だ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
しまった、文字を見え辛くせずにそのまま投稿して
気づいたのが数時間後でやべーーーと思って戻ってきたら
なんと表示されておらず、草稿(下書き状態、更新されない状態)のままだった
oh…my…god…
そしてまた更新できなかった日が生まれてしまったのである
まあ、もういいやそんなドウデモイイ事
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
と思ったら更新できていた
もはやわけがわからない
誰か、俺の正体を教えてくれる人、いない?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
よくよくみたら、何年、何月、何日、何時、何分、何秒
自分の好きな時間に投稿日時を設定できるじゃないか
まあそんな操作をしてまで連日更新記録を伸ばしたところでなんら意味は無いのだが
もう、追記しすぎてよくわかりません
今日俺は名実共に「マヌケ」の称号を神から赤いリボンで装飾された額入りの証書を与えられた
今日ほど親を憎む事になった日はないだろう
と、口では放っているものの
本当は憎んではいない
内心と言葉というのはむしろ等しくない場合の方が多いのかもしれない
俺の考えでは人間は素直じゃない方が多い気がしている
俺から観るとそのタイプは―現代風に言えば「ツンデレ」なのだが―
口に出していなくとも態度で分かる方が逆に恥ずかしいと思う
まあそれを見抜く「眼」が必要なわけだが
そこが―
ただ、どうして
遺伝子は本当に親から遺伝している事と
俺は間違いなくあの人の子供なのだという事を
本当に、本当に、思わされた日となった
俺の祖母は普段老人ホームにいる
その老人ホームは線路と線路の間隔が30m程しかない位置に建てられていて
せっせと有機物や無機物を移動させる補助をしている
それはそれは騒音地獄と思われるだろうが祖母の部屋は6階に位置しているので
そんなに音が届かない
更に風も多少あるので逆にガタンゴトンという音が風と共に囁いて来るようで気持ちいい
今日は数ヶ月に一度の会議があるらしく
母はその会議に出るらしい
内容は
「不満点や気づいたことがあれば、何でも申し付けください」との事
ちなみに俺はこれに出席しない
こういったものは少々苦手なのである
いや、苦手だ
そして何故俺はそこにいくのかと言うと運転手と久々に祖母の顔を拝みたくなった
母はかなり運転嫌いなので事あるごとに俺が運転する、と言うのはもはや日常茶飯事なので特に何も思わない
そういうわけで北に向けて数十分のドライプを決め込む
大通りを通るのが一番ベストなのだが時間帯及び曜日によって恐ろしいほどの渋滞に巻き込まれる
今回はどうなのかと言うと、恐ろしいほど快調だ
時速70kmを常に維持できる、これなら予定より早くつくだろうと思っていたら
14時の集合時間なのに13時25分に着いてしまった
まあ別に早くつくのは良いのだ、その分祖母と話ができることだし
といいつつ途中のコンビニで昼飯とファミ通を買い
向こうについた途端昼飯を食べながら読み始めたのだが
いや、待ってほしい
これは俺が薄情なのではなく、ついた瞬間にお風呂の時間がやってきたからなのだ
この老人ホームは昼に風呂に入るらしく
それはヘルパーさんたちの勤務時間が昼しかないからで、どうしようもない
祖母の部屋で一人になった俺は雑誌を読みながら買ってきた「大根おろし冷うどん」をすする
ファイアエムブレムの新作情報以外は特に目を引くものも無く
そういえば最近RPGしてないな、と思い何か良いものはないかとパラパラめくる
というか最近はパソコンゲームしかしてない
勘違いするな、勘違いするなよ
飯を食べ終わるのと同時に本も読み終わりそういえば昨日は寝るのが遅かったなと思いつつ
持ってきた小説に手を伸ばす
祖母がいつも寝ているベットが目の前にあるのでこれを使わない手は無い
俺は即座に寝転び身体を横にしたり仰向けになったりゴロゴロしながら小説を読む
気づいたら寝ていたらしく目を覚ますと母と祖母が2人で談笑をしていた
なにやら俺の話をしていたのだが聞いていないフリをする
俺の話が終わると俺はまた小説を読みちょうど最後のページを閉じた瞬間
「そろそろ行こうか」
という母の呼びかけでむっくりと起き上がり準備を始める
今日はかなりキツキツの白いジーパンで来ているために
財布や携帯などをポケットにしまうと歩くのさえ窮屈になるため(じゃあそんなの買うなよ)
あまりポケットに物を入れたくない
今日はコンビニ袋があるのでそれに財布、ファミ通、余ったウーロン茶など持ってきたものを入れる
ファミ通は別の袋に入れてもらったため袋が二つあるので別のほうの袋にうどんの容器とか橋とかを入れる
これどうしようと思っていたら
「それ捨ててくるよ、ゴミ箱はどこ?」
と母が俺の持っていたゴミ袋を貰って祖母に場所を聞いていた
部屋の前はロビーになっていてそこにゴミ箱がある
そこに入れてそのまま二人で階段を下りようとすると祖母が階段まで見送りに来てくれた
階段は祖母は危ないのでここまでだが、それでも見送りに着てくれるのは誰であろうと―誰でもってわけでもないが―
嬉しいものだ
そして階段を下りる途中母がいつものように
「鍵は持ってるよね」
と俺に尋ねる
今まで百回以上聞いているこの台詞で俺は「無い」と答えた事は1度も無い
俺はほぼ100%といって良いほど車の鍵をズボンのポケットに入れている
右前、トントン、無い
左前、トントン、無い
右後、トントン、無い…
左後、トントン、無い…?
(無い?)
この段差を降りればもう1階なのに、ここにきて忘れ物をしてしまった
今持っている袋には勿論無く
「ちょっとこの袋持ってて、取ってくる」
と言いながら渡しながら踵を返して1段飛ばし、ダッシュで駆け上がる
若干息を切らしながら6階まで到達し、祖母の部屋まで行くと
祖母が夕食を食べに2階の食堂に行く為にエレベータの方に向かっている途中だった
「どうしたの?忘れ物?」
という声に深く耳を傾ける余裕は俺に無く、止まることなく「うん」とだけ言って部屋に入る
俺が今日この部屋で物を置いた場所は1箇所しかない
窓際の手すりの部分、この部分は幅が50cm程度あるのでかなり広い
俺はここに自分の荷物を全てを置いた「記憶」しか無い
ここに無ければどこにも無いということになる
車の鍵を無くす、と言うのは携帯や財布を忘れる次に忘れてはいけない物だ
その手すりには母が買ってきた薄皮饅頭の入っていた抜け殻の紙袋しかなく
その近辺にも金属的な尖ったものは無い
おかしい
いや、もしかしたらさっき母に渡した袋の中にあるのかもしれない
と思い、階段をダッシュでおり母の元へ
ガサガサ音をたてながらくまなく探す、と言うほど容積が無いので5秒もかからなかったが
無い
この時俺は刹那絶望した、当然有るべきものが無かった時なんてほどの絶望が他にあるのか―
最後の1つ、まだ俺は探していない場所を思い出した
それは
ここからは文字を見えづらくするので何処にあったのか当ててみよう!
考えたい人は少しだけ考えて
答えを知りたくない人は自分なりに考え付くまで考えて
どうでもいい人はドラッグしてさらっと読みたまえ
コンビニのビニール袋が2つあったのが味噌だった
特に考えずに入れていたために俺は鍵だけゴミ用の袋の方に先に入れていた
その後にゴミを入れたためごっちゃになってしまったようだ
これはもはや確信めいていて俺はゴミ箱をがぱっと開けると成るべく悟られないように
ささっと取り、中を見ると同時にそばに居たおじいさんが大げさに笑いながら
「ゴミ箱に大事なものを捨てちゃったのかね」
と言いながらあの年齢にしては爆笑といえるほど声を上げて俺のほうを見ていたが無視
なぜ無視かと言うとこの人はかなり性格悪い人らしいので、だ
いや別にそうじゃなくても知らない人にあまり俺は親しく出来ないので仕方が無い
といった事で俺はゴミ箱に車の鍵を捨ててしまっていたのだ
という事
母が天性のドジっ娘(娘?)なのだが
俺もまたその血を50%受け継いでいる、まごうことなき俺の目の前に居る人が俺の母という証明だ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
しまった、文字を見え辛くせずにそのまま投稿して
気づいたのが数時間後でやべーーーと思って戻ってきたら
なんと表示されておらず、草稿(下書き状態、更新されない状態)のままだった
oh…my…god…
そしてまた更新できなかった日が生まれてしまったのである
まあ、もういいやそんなドウデモイイ事
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
と思ったら更新できていた
もはやわけがわからない
誰か、俺の正体を教えてくれる人、いない?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
よくよくみたら、何年、何月、何日、何時、何分、何秒
自分の好きな時間に投稿日時を設定できるじゃないか
まあそんな操作をしてまで連日更新記録を伸ばしたところでなんら意味は無いのだが
もう、追記しすぎてよくわかりません