N003の実事求是な日々

基本はゲームの事、後は気になったニュースとか人生観とか
自分の病気の事とか実事求是な記事を書きたいと思っております

山口県10人で3泊4日半の大旅行 2日目 商店街編その1

2010-06-05 23:40:35 | 旅行
墓参りが無事、誰もどこぞの悪霊に取り付かれもせず
―後日談だが、心霊写真なるものも現れず―
昼間の墓場に何も恐れる事はないということで
夜の墓場ぐらいならば昼とそんなに変わりが無い気分になってきた
そして墓場を後にする
次は祖母の親戚の御宅にお邪魔することになる
が、行くのは母と祖母だけで他のメンバーは近くに商店街がありそうなので
そこでショッピングというわけだ
祖母と母を降ろし、月奈は車を走らせる
いいかんじの商店街を発見する
が、商店街というものはそもそも駐車場なるものが無い
とくに無料駐車場がある商店街は俺は見たことがない
近くに有料駐車場が無いか徘徊してみる
ジグザグに時にぐるぐる周り、ようやく見つけた
空きは5台分程度しかなかったがそんなものは関係ない
1台分さえ空いていれば全く問題は無いのである
とりあえず車の乗り降りをするたびに赤ん坊が2人いるために
ベビーカーを出してはしまい、出してはしまい、を繰り返さないといけないのだが
何年も経験している姉2人にとってはそんなものまるで苦にしておらず
息をするが如く体が反応するように、折りたたんで後ろに積んである
たたんであるベビーカーを取り出し準備にかかる
俺は特に何もすることが無いので外で景色を見ながら立ち尽くしていると
「子供たちが駐車場で暴れやんように見てて」
と言われた
これはどちらが言ったなどという無粋な疑問を抱くのは無価値だ
恐らく声に出さなくても両方が思っていることなのだから
俺は周りで何十台とある車の隙間を縫うように3人のガキ(村正、青菜、花美)
がギャーツクギャーツク走り回っているのを確認して傍に歩み寄る
ハイテンションな走り回っている子供に近づく大人はなにやら自動的に鬼の役目になるらしく
「うわーーーーーー」とか言いながら逃げ出す

子供たちが駐車場で暴れやんように見てて

これを実行するのに一番適している行動は怒る事なのだが・・・
無 理
そもそもが俺自体がガキ共の属性に近いものがあり、叱る側ではなく叱られる側なのだ
そして逃げる相手を見ると追いかけたくなるのは肉食動物的本能から見ても当然の帰結だといえる
俺は多分肉食系
敵は大量にある車の死角とその小柄な体躯を生かし、素早く回避、そして俺からの目くらましに利用する
今は丁度日が傾き始めるかどうか、という時間帯なので影で相手の場所を補足するのはやや難しい
そして相手が3人居ると言うことで目標を誰に絞るか、それを考えるのも少し時間を要する
もちろん1秒が惜しいのでそんなものは最寄の相手を探しつつ考える
そもそも相手と俺で決定的に俺が有利な点はいくつかある
1つ、足の速さ
ようやく二桁になろうという男児とようやく小学生になろうかという女児
更にはようやく年長組みになろうかという女児など23才という最も肉体が完成されているであろう年代の
成人男性にとってはその年代の子供など、100m走インパラvsマイケルジョンソン(ボルトでもいい)
結果を見るまでも無く容易に想像できるほどの差を確信する
2つ、知能
相手を捕まえるといっても、ただたんに直線的、短絡的、本能的に追いかけても効率が良くない
そもそも1対多数の戦闘をするだけで普通に戦っては勝てないだろう
やはり一番消耗するのは体力
子供は体力がかなり高い、俺個人が勝手に想像しているのは「軽いから」という理由なのだが
スタミナが多いというより減らないのではないか?
勘違いしないで欲しい、別に重い方を非難しているわけでは無くむしろ(以下略
後考えうるのは、少し表現としては正しくないのだが「新鮮」だから
スタミナの質というかそういうのが新しいので多分純度が高いのだ
大人になればなるほど使っては休み、使っては休み、の繰り返しをし、劣化しているのだろう
だが、マラソン大会でのスタミナ勝負では自信のない俺も
鬼ごっこのような断続的な瞬発力を何度も繰り返す場合はかなり得意としている
だが相手が格下ということで超必殺技を使うと即死になるので
そこは相手が楽しめる程度に手加減をしつつ相手に手加減をしていると悟られないようにうまくする
そしてこちらもしゃがみながらどこぞの蛇のように音を立てずに相手の死角から攻める
敵ももう10才になる男の子もいるので、その辺りは「忍び足」という技術は会得している
が、周りの女児は黙っていることができずなにやらこしょこしょ話をしている
「あっちからくると思うからこっちにいこうよ」だの
「今あっちにいるからこっちに来て」だの全て丸聞こえ
(ふ、10年後ならいい勝負ができるかもしれないが、今は俺が勝つ)
と諸葛亮ばりの策士気分で相手の背後を付き後ろから襲い掛かる
「うがああああああああああああああ!!!」
「いい加減にして!あんたがついとんのになにやっとんの!?」
・・・・・・・・・・・・・・・・
ごめん・・・・なさい・・・

山口県10人で3泊4日半の大旅行 2日目 その2 画像追加

2010-06-05 20:36:21 | 旅行
お久しぶりですねこの話、多分覚えているはず
忘れた方は前の話を読んでください!
「カテゴリー」の「旅行」に前回の話があります
今日はこれとHOLIDAYの長編が二つあります、贅沢!

んではスタート!
今回は何となく最後に出ようと思ってみんなの準備ができ終わる大よそ5分間
俺は何をするわけでもなくぼーっと待っていた
車の中に誰もいないことを確認した俺は靴をはいて外に出る
この場所はお寺とお墓が同じスペースにあり
お寺の裏にお墓がずらりと、100個ぐらい並んでいた
「それで、うちのお墓はどこにあるんだったっけ」
という母の問いにそんなもん始めてきた連中が8割占めているのに分かるわけ無く
まず始まったのが墓探しゲームだ
皆が手前から探し始めていたので俺は奥から探し始め
絶対に俺が見つけてやると心に誓った瞬簡に
「あったよー」
という月奈の声が木霊した
(つまらん)
一人落胆しながらそのお墓の前までやってくる
ちょっと豪華なお墓で灯篭みたいなものまで二つある
水をかけて綺麗な雑巾で拭き
買ってきた花を差し替えて
「この灯篭にロウソクを設置して火をつけて」
と母に言われる
だが今日は風が強い、感覚だが風速5mぐらいあるんじゃないのか
髪の毛が右往左往して定位置に収まってくれない
こんな中でロウソクに火をつけるだの殆ど不可能だ
この灯篭のロウソクを置く部分は前後左右の4箇所に穴が開いていて十字トンネルみたいになっている
なのでそのうちの3箇所を何かで防げば何とかなりそうだ
村正もやりたいらしく二人で火をつけ始める
とりあえずマッチなのでマッチを擦って火を付けないといけない
だがこれがシンドイ
擦る動作空間は数十センチは必要なのであまり狭いところではできない
だが、風が強いのであまり広い場所では直ぐに消される
うーん、何か良い手は無いものかと思い始めた頃には既に数回失敗していた
村正と俺でしゃがみながら人壁をつくり何とかロウソクに火をつけることはできた
だがここで第2の試練
ロウソクを灯篭内に立て付けなければいけない
平らな場所にロウソクを立てるという行為は恐らくほぼ全ての人が同じ手順を取るだろう
火のついたロウソクを傾けて落ちた蠟がまだやわらかいうちにロウソクの底部分をくっつけ
固まったら手を離し、完成というわけだ
針が出ていたらそこに刺すだけで楽なのだが、あいにくこの灯篭にはそういったものは無かった
しかしここもまた完全な平らではなく、何故かでこぼこしているので非常にやりにくい
それにまた4箇所隙間があるので風がほぼ勢力を保ったまま吹き付けてくる
両端を村正が手で押さえ前後の2箇所までになった灯篭ならいける!
と意気込んだがなかなかこれも消えてしまう
これで10本近くマッチを失ってしまった
ふと隣を見ると母が上着を脱いでそれを灯篭にかけていた
そうか・・・!
確かに服をかければ奥と左右の穴はふさがる事になる
コロンブスの卵のような発見をした母の行為を真似るため
俺は村正の上着を脱がした
俺は脱がなかった
何故、って必要ないからだ
そうしても2度ほど失敗したがやっと二つの灯篭に2つの灯火が宿る
実にか弱く、直ぐに吹き飛んでしまいそうな二つの炎だが
それがまた印象深く心に残った
そういえばこの墓参り中にある人物と俺はくだらないメールをしてたのを思い出した
確か、相手から帰ってきた言葉は「とんかつ」の4文字だけだ

そうこうして、両手を合わせて目を瞑り
「なまだーぶなまだーぶ、なみょほーれんげーきょ」と心の中で唱え
(おじいさん、貴方が居なければ僕は居ませんでした。ありがとう。)
という事は思わなかったけど、これは事実なので今思うことにした
誰が言うわけでもなく皆して自然に車に戻り始める
ここで戻るのも俺が最後
別に後ろ髪を誰かに引かれたわけじゃないのだが
―そもそも俺に後ろ髪を引くほどの髪があったかどうか疑問だが―
この旅行中に滞在した、もしくは寄った場所というのは今後の俺の人生の中で
もう二度と来ない場所が殆どを占めているわけで
数万円あればいつでも来れるのだが、恐らくほぼ100%来ないわけで
やはり少し淋しい感じがしていた
皆が先に車に戻っていたのだが、祖母の足はかなり悪いので
それに合わせている為に歩行速度が遅い、嫌でも抜かしてしまうほどのスピードだ
いつの間にか銀賞をいただくほど前に来てしまったので
俺はふと横にある蛇口につながれている緑色のゴムホースを右手で持ち
左手で蛇口をひねり水を出した瞬間
「止めて!子供が真似するから!」
と月奈にてほどくしかられた
これでは俺が子供みたいじゃないか、ふざけないでほしい
実はこのホースで水遊びをしようと思っていたなどとは、月奈は微塵も知らない事なのだが

THE HOLIDAY OF LAST WEEK 「SUNDAY」 前夜編

2010-06-04 09:09:25 | 日記
まあ兎にも角にも目的地に付いたのでそこの部分では御の字だ
最終的にやつの道案内で唯一合っていた「公園」という言葉と
俺が記憶していた下り+上り坂のお陰で付いたも同然なのだが
つまりほぼ自力で来たといっても過言ではない、なんたるポンコツナビゲーション
それにしても、俺はこのヘルメットを買ったことを言ってないにもかかわらず
良く、俺と気づけたものだ
まあ、こんなタイミングよく原付が前を通ったらそれが俺の確率は限りなく高いけど
もし変な人だったら絡まれてるぞ、「おい!」なんて叫んだらがんくれたってレベルじゃないからな
俺がヘルメットを脱ぎエンジンをきりバイクを押しながら家の前まで歩きながら
バイクを押していると
「すまんな
俺来週琵琶湖行ってくるわ」
ゆうじろう(偽名)は唐突に話し始めた、ちなみに誰に喋っているのかは分からない
そばにもう一人友達が居る、そいつの名前はドッペルゲンガータカ(偽名、以後ドッペルタカと呼ぶ)
今日は3人で麻雀をする事になったので呼ばれてきている
(ふーん・・・・・・?)
俺は良く分からない「すまんな」、をどう解釈していいのか分からず
ドッペルタカが返事をしないので俺は聞いてみた
「え、それ俺に言ってるの?」
「ああ」
全く訳が分からない
突然謝られて琵琶湖に行ってくるとか言われても
何その、俺が淋しがると思って先に謝った、みたいな展開
いやいやいやいやいや
無い、無い、無い、無い、無い
いつ俺がお前とそんな会いたがったシチュエーションがあったよ
と、心の中で突っ込み満載しながら
「何しに行くの?」
と聞くと
「会社の人らと釣り行く」
「ふーん」
いや、どうぞお構いなく
僕は快く君を送り出してあげるよ!いってらっしゃい!
そうこうしているうちに家の前に着きどこに原付を置けばいいのか困る
駐車場は車一台が少しの余裕を残してギリギリ1台入れるぐらいなのでここに置くのも気が引ける
かといって家のどまん前に止めるのもなんと言うか、やらしいので
「どこにおけばいい?」
と聞くと
「そこの駐車場の場所でいいよ」
と、言われても車出るのか?
よーく見ると多分大丈夫っぽいので限界まで端に寄せて置く事にする
バイクに乗る用の防寒具を脱ぐのにてこずってまごまごしていると
「勝手に上がってきて」
という声が玄関の方から聞こえてきた
まだ2,3度目なのに勝手に上がるってのも気が引けるんだが・・・
親御さんにもそんなに面会していないし、ばったり出くわしたら少し気まずいじゃないか
と思いながら履いてきたスリッパを綺麗にかかとが内側に来るように並べて
(前回来たときは脱ぎ捨てたのだが、家を出る時に綺麗に整頓されてたのでこれに習う事にした
郷に入れば郷に従え、ってことだ)
階段を上がる
この家の構造は玄関を入ると目の前に階段が横になるように作られていて
左斜め前に少し進み右ならえをしてそのまま上がり2段階右折をして2階に到達する構造だ
玄関から向かって右側が洗面所、トイレ、風呂、キッチンがありその奥にお店がある、自営業だ
左には和室、リビングがある
キッチンとリビングが部屋を1つまたいでいるのがポイントだ
何のポイントかというと、いちいち料理と食器を運ばないといけないので
些細だが、運動になるということだ
俺はそのまま誰にも会わないようにそそくさとゆうじろうの部屋へ向かう
部屋に入ると麻雀の牌が無残にもぐちゃぐちゃだ
とりあえず荷物を置いて俺はドアから正面の突き当たりまで行き
反対を向いて壁際に座った
適当な話をしながら牌を綺麗に並べる
時間は11時30分を回っていた

なぜこんなに遅くなったのかというと
ゆじろうが用事があるから10時30分頃に家に帰ってくるらしいので
俺はそのぐらいの時間に来ていいとの話だ
俺は「わかった」とメールを打ち、別の友達とスカイプをしていた
「9時30分ぐらいに出かけるわー」
と、スカイプの相手に言っておいた
AOE3のリプレイを2人でみつつ、ここでこーなってあーなってどうだの
本当はこうしておけばここで勝ってただの負けてただのの話し合いをしていた
アラームが鳴る、そろそろ家を出ないと間に合わない
だがリプレイが途中だった
俺はメールを打つ「すまない、少し遅れる」
「わかった」
という短絡的なメールのやり取りをしリプレイを再開する
しばらくするとスカイプの相手が「もう時間なんじゃないの?」と言って来た
俺は「遅れるって言っておいたから大丈夫」と言い
「本当は明日遊ぶ約束だったんだから遅れても大丈夫」という良く分からない事を言った
今思えばこれは相手にとって失礼だったかな、と反省している
そうしているうちに時計を見ると10時30分になっていた
ここから1時間近くかかるので向こうにつく頃には11時30分
だが明日の朝3時ごろから雨が降るらしいのでそれだけは避けなければ
流石に今日行かないと今回の話は無しになるのでそれだけは避けねば

という流れでこんな時間になってしまったのだ

THE HOLIDAY OF LAST WEEK 「SUNDAY」 序章

2010-06-03 10:28:39 | 日記
本当は日曜日の朝10時ごろにゆうじろう(偽名)の家に付く予定だったのだが
天気予報を見る限り朝の7時頃から雨が降るらしい
俺は屋根付複数人乗車可能自動2輪駆動(もしくは4輪駆動)車をあいにく持ち合わせていないため
原動機付自転車で雨天の中走行するとなると非常に不快な状態に陥る

だが、先日購入したフルフェイスヘルメットなる、もはやメタルキングの兜以上の守備力
「物理ダメージ1/10
中攻撃程度までのダメージ完全無効化」

特殊効果
「衝撃吸収、大
外部からの直接的な状態異常無効化(毒針、麻酔針など)
水属性耐性100%(雨程度なら衝撃も無効化、不快感の耐性)
風属性耐性100%(ただし風力は無効化できず、不快感のみの耐性)
火属性耐性80%(数百度以上は予測不可能)
砂、埃耐性100%
吹き飛び時、着地時のダメージ90%軽減(ただしトラック等の大型車の場合効果薄)
スモーク装着時、太陽光による瞬間的な目眩まし無効化(例:巌流島の決闘)」
を持ち合わせたこの最強頭装備のお陰で千倍は楽になった
残りは手と服とズボンだ、こちららまだまだ初期装備に近いので
耐性だの防御だのは当てにならない

帰る時に雨が降っているのは別に気にならない
家に着いたら着替えれるし、迷惑をかけるなどの心配も要らない
だが、逆のパターンはちょっと頂けない
(やっぱり、そうだよなぁ・・・)
と、一年数ヶ月前のとある記憶に耽っていた俺だが直ぐに戻る
なので金曜日に電話をしたのだ

「日曜日、晴れれば釣り、雨なら麻雀というが雨が降った場合俺は行けなくなるから、
土曜日の夜のうちなら雨降ってへんし、お前が良いなら土曜の夜に行ってもええ?」
なる内容だ
「俺はそれでもええよ」
というちょっと違和感のある返事が返ってきたのだが、特に気にせずそれに従う事にする
相手の家に泊まっても良いかという問いに「俺はそれでも良い」という少し他人任せな返事をする事が
ちょっと良く分からない
と思ったのだが、俺は言葉の裏を無駄に探りすぎる傾向があるために少し無駄な猜疑心がでることがある
今回の場合も相手はそう思っていないかもしれないのに、俺が勝手に決め付けているようなものだな
この癖も、口に出さなければ特に何も問題は無いのかもしれないが
全く、人間関係って本当に複雑すぎるものだ
相手が自分と同じ考えじゃないのは100%分かっているのに
その何を考えているのか分からない他人と付き合わなければいけないのだからな
生きていること自体が試練だな、これは

ささっとシャワーを浴びて飯を食って原付に搭乗する
今の天気は良好だ、風も強くないし、暑くも寒くも無いといった感じだ
ここから1時間ほどかかる場所に目的地はある
そして、目的地にはこれで2、3度目で家の場所をあんまり覚えていない
というか最初は覚える気がなかった
ひょんなことから覚える必要が出てきたのだがその話は置いておこう
ここから40分程度の道のりは、また別の友達宅への道と100%一致しているので
何も迷う必要は無いが、問題はその先だ
夜というのもあり、なかなかきつい
電話で目印を聞いたところ
「~~~っていう大きい会社があるからそれを通り越して直ぐ右に行く」
とだけ説明を受けた
その会社名がいまいち不明瞭だったが確かに大きい会社(コーナンだったっけ?)
というのを通り越して直ぐ右に
移動方向に対して右側に家があったのはなんとなく覚えているので
とりあえず右を良く見つつスピードを落とす
突き当たりに来てしまった
おい、自分の家ぐらいちゃんと道案内できろよ
フルフェイスというのはぐらぐらしないようにかなりきっちりと作られている
内側はふわふわな素材で作られているにしろ、装着脱時はほっぺが少し痛い、きつい
正直なところ30分以内に3回装着脱を繰り返すのは限界、無理、痛い、ヤダ
これ、サイズXLなんだ・・・
俺の顔はそこまで大きいとは思わない、自分で言うのもなんだが
それなのにXLできついってどういうことだ、と内心思いながら
ヘルメットを脱ぎ電話をする
「突き当りまで来たぞ」
と、俺は少し不機嫌そうに言う
「ああ、突き当たり来た?
じゃあそこを左に曲がって、1つ目の信号を右
公園が見えてくるからそこを右
で、下り坂になって上り坂になってまた公園がある
そこから二つ目の右への曲がり角を右」
(・・・・・・・)
「分かった」
正直長い、がまあ覚えれきれなかったわけじゃない―というか今覚えてるから覚えているのか―
ので左に向かうと5秒もしないうちに不安を覚えた
おかしいこんな森森(もりもり)した場所は見た記憶が無い
ここは確実に俺が今までの人生で一度も来ていない場所だ
と思いながら原付を走らす
暫く辺りを散策しても赤、黄、青なる三原色の電気集合体が現れない
(・・・・・・・あいつを信用したのがそもそもの間違いか)

このゆうじろうというのがまたひどい(悪い意味ではなく、いや良い意味でもないが)やつで
俺のお母さんは真性の天然ボケなんだが
こいつは真性の天然バズ(バカ+クズ)なやつなのだ・・・
いや、これは決して陰口じゃないので心配するな
本人にもう何度も何度も別の友達と口を揃えて言っているので問題は無い
目の前で当人のことを普通の音量で言っているのにかかわらず気づいていないような人間なのだ
あまり深く書くと長くなるし話の腰を折るのでこれぐらいにしておく

またヘルメットを脱いで電話するのも嫌だったので
もと来た道を逆走してもう一度チェックしようと戻り始めたら直ぐに公園が
(公園・・・・・?)
なんとなく、本当になんとなくなのだが公園を右という言葉が思い浮かんだ
(まさか)
俺は来た道からの進行方向に対して右(つまり逆送している今は左)に進むと
下り坂が直ぐに来た
(ここは通ったことがある、絶対)
そして上り坂を登って二つ目を右だったよな
と思い、1つめの道路を通り過ぎようとした瞬間
「ぉぃ・・!」
と、微かに視界の端に捕らえた2人組みと聞き覚えのあるような気がする周波数を受信し、俺はブレーキをしながら
その方向を見ると本人が居た
ちなみにその方向というのは左側だ
ありえない、やつの道案内で正解している部分が1つもなかった
お前、20年以上ここに住んでたのか本当に・・・・・・・・・・・・・・・・・

3度目にして3連日

2010-06-02 12:06:10 | 日記
「自分がどうなったっていい」
「世界がどうなったっていい」
「ただ、君だけは絶対に助ける」
歯の浮くような台詞を聞き
「ばかばかしい」だの「頭おかしいんじゃないの?」と思う人が居ると思う
どうやら俺は前者のタイプの人間らしい
最初から、というわけではなく気づいたら、なのだが
それがいつから、というのも特にはっきりしない
だが恐らく今の人からだとは思う
これに対し疑問符を浮かべられても俺もどうしようもないのだが
考えてそうなろうと決めたわけじゃないのでどうしようもない

俺は朝起きて直ぐに映画を見ていた
「破」だ
2日前に1度目、昨日で二度目、今日で3度目だ
前の「序」を見ていた時はこれが10日以上続いたっけ
流石に「破」はそこまで続かない気がする
なんというか、なんというか、やはり戦闘シーンが俺の中では印象強い
「序」もそうだが、いや、「序」はまず間違いなく「ラミエル」だろう
俺はアニメのキャラで好きなキャラというのはほとんど居ない
(正確にはアニメをほとんど見ないという方が正しいのだが)
それでアニメの好きなキャラを発表しよう
同順1位「塔矢アキラ」、Octahedron of star sapphireこと「第6使徒ラミエル(新劇場版)」
以上
なわけだ
「塔矢アキラ」はそもそも漫画から出発しているのでなんとも言えないが
あの声優のマッチがやばい、あれは「塔矢アキラ」が声優をしているに違いない
俺が漫画を呼んでいるときに頭の中で想像していた声と寸分の違いも無いのだ
常に敬語な感じも良いし、性格もいい(実はガキ臭い所とか)
俺は、大人のガキっぽい部分が好きなんだ
そういえば・・・

そして「第6使徒ラミエル(新劇場版)」
これはもうテレビ版を見た後に映画版を見るともうもうもうもうもう
一家に一台と言わんばかりの芸術性と警備性に優れている
声も良い、あの死ぬ時の声がなんとも言えない
というわけで毎日見ているのだが「序」を見ている時はあまり思わなかった
詰めが甘いというか作りこみが甘い場所をちらちら見つけている
とりあえず教室でのシーンで主役以外の人間が常に固まっているのは
なんとなく不自然に見える、他の部分凝っているから余計だ
一番ひどいと思ったのは4号機が爆発したシーン(ネタバレじゃないよ!)
恐らく成層圏あたりのカメラ位置からの映像なのだが
爆発してから音が届くのがあまりにも早すぎる
どう見ても十数km以上離れているのに
爆発が起こってから音が聞こえるのに、2~3秒しか間隔が無いのだ
2~3秒といえば1000m先程度の距離なはず
光は秒速30万kmなので全く問題ないが
というか視点が複数ない限りここに映像での矛盾の話を持ってくるのはおかしいのだが
なぜなら、と行きたいところだが話がややこしくなるので止めておく
音速は秒速350mぐらいだった気がするのでこれでは計算があわない
とまあ、どうでもいいような良くないような話は置いておいて
追加シーンと修正シーンが結構あったので満足できた
何となく感じるのだがテレビ版の時のようなひたすらに暗いムードに進んで無いような気がする
まさかエヴァがハッピーエンドで終わるのか
俺は別にどっちでもいいのだが
強いて言えば、前はあれだったので今回は・・・

俺の血+習慣の誘い+ゲーマーズ=大須 後編

2010-06-01 10:09:15 | 日記
遠目では自動ドアに見えたドアが実はボタン式の自動ドアだった事により
一瞬戸惑った
ここで押さなければいつもの日常に戻るだけだ、が―
勢いで押してしまった、これは本能なのか?
献血所など閑散としたイメージしかなかったので中に入ると少し驚いた
待合室の様な椅子が14人掛程度が限界なほどの量しかないのに関わらず
今俺が入った瞬間人が5人も居たのだ
献血所というのは意外と人が来ているのか、それとも今日はたまたまなのか
それは始めてきた俺には分からない事だが
しかしどうして、今思えば全て20~30代の男性だった
2人組みが1つ、あとは全員一人できている様子だった
この2人組みに俺は一瞬ある想像をしたのだがそれはまあ置いておこう
とりあえずどうして良いのかわから無いのでカウンターのほうにソロソロと歩み寄る
笑顔が眩しい人たちが俺が初心者という事を即座に読み切り
「初めての方ですか?」
と言いながら俺をカウンターの前に縛り付ける
「えっと、そうです」
何となく緊張しながら喋る
「ではこの紙に個人情報を記入してください」
個人情報保護法は適用されないのか!
そして名前、住所、電話番号、郵便番号などなどを記入
「それではこちらの液晶パネルで14の質問に答えてください」
色々出てくる、どこか外国にいったか、今までかかった重い病気はなにかなどなど
全ての質問を終えると呼ぶまで待つように言われた
無料の自動販売機とお菓子が入ってる籠が幾つかある
俺は緑茶を選び無料ででてくる青丹色の水を取り
椅子に座る、一口のみどのお菓子を頬張るか考えていた時
「○○○・・・なおみさん。○○○、なおみさんいますか?」
またかよ、何度目だ
しかもなおみって言うの気づいてるだろうのに後で訂正しないって言う
こういう病院などで俺の名前を始めて文字で見た人の半分は「なおみ」って勘違いする
前も三重大で勘違いされたしその前も歯医者で・・・
そんな分かりづらいか?
というかどうして平仮名が読めない
「http://homepage2.nifty.com/juku-subaru/」
↑これの購買を強く求める
そして奥の部屋にエスコートされる
一人既に歯医者の椅子でよく見るあれに寝そべり献血をしている
右腕の内側、肘の少し奥側にある静脈か動脈かわからないがそこに
透明のチューブが繋がっていて献血マシンに繋がっている
献血マシンは恐らく血が凝固しないために常に円運動を続けていて
ずっと見ているとトンボのように堕ちてしまうかもしれない
そして俺はまず検査用の採血をする
俺が献血できる血を持っているかどうかを検査するのだ
検査用の採血は女の人がするらしく、その人は俺の血を少し抜き取る
注射というものは必然的に痛いものだ
と勘違いしていた俺はこの日、覆される事になる
(チクッ)
俺が今まで体感していた注射というものは持続的な痛みが基本だったのだが
その最初の痛みだけで、なんとあとは無痛なのだ
俺は注射をされている時は反対側の腕で太ももの外側をちみぎって
「痛みで痛みを消す」という矛盾の行為をしているのだが
そんなことする必要性が無かった
この人が世界中の注射を全て賄えばいい
そうすれば世界平和は約束されたものだ
注射の痛みのせいで核爆弾を落とす人間が永遠に消滅するのだ
そして
「今のでどれぐらい採血したんですか?」
と聞くと
「これで※☆mlですよ」
え?良く聞こえなかった
「50mlぐらいですか?」
と聞き返すと
「2mlですよ。びっくりさせちゃいました?(笑)」
(え・・・ええええええええええええ!?)
本採血は200mlと400mlがあって検査に通れば400mlの方をするらしく
これの200倍だと・・・!?
俺は今日干物になる宣告を受けた
そうこうして俺の血を怪しい最新技術で作られた機械に投入し
ガチャガチャとメカニカルな音が聞こえてくる
終わったらしく、出てきた数値が基準値を超えていないか
もしくは下回っていないかをチェックしていると
「血小板☆※◎□☆※◎□だね」
さっきからそうなのだがマスクをしていて、しかも周りがあまり静ではないので結構聞き取りづらい
「こちらの部屋に入ってください」
と言われた
そうすると先生が座っていて後ろからさっきの人が書類を先生に渡しながら
「血小板☆※◎□☆※◎□」
また良く聞こえない

ふと机の上を見ると
『献血を受けれなかった人へ』
という書籍を見つけた
疑惑と疑心暗鬼の世界が両開きになっていた
どくん・・・・・・どくん・・・・・・
「えっとですね、単刀直入に言うと申し訳ないのですが今回は資格がないです」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
別に俺は偽善的な理由でここに入ったわけじゃなく、なんとなくだったんだ
だけど無理と言われた時は確実にショックだった
ただ、病気とか何かが足りないとかじゃなくて
血小板の数値が50を超えるとダメらしくて俺の数値は51.4だった
人より少し血が固まりやすいらしい
ただ、聞いたところによると動脈硬化とかそういうのとはまた別らしいので安心した
だが今までの人生で一番静かなショックを受けた
俺はこんな事ですら人を助けることができないのか・・・
後はなんとなく話を聞いてこの付録の様な薄い本を渡されて、献血所を後にする
まあ、しょうがないものはしょうがないのでこれ以上気を落とすのは止める
ゲーマーズのでかい真っ黒なビニール袋を持ち東山線から降りて名古屋駅に到着する
この道は既視感とかそういう生易しいレベルじゃない
俺は確かにここを何百回と平日は通った
俺の学校は夏休みですら2週間、春と冬は1週間しかなかった
俺は今家に帰ろうとしている、なのにどうしてか足が学校の方向に向かってしまった
(おっと)
気づいたのが早かったのでなんとか逆走はしなくてすんだが
なんというか、帰巣本能に近いものがあった
2年間ここで一人暮らしして、そこの大家さんがすげー良い人で
もう二度と会えないんだなぁという思いに少しふけって
特に何事も無く近鉄乗り場に行きそのまま原付が置いてある駅まで

まだチャンスが無くなったわけじゃないので
血小板が少なくなる様な食事とか、そういうの調べてみようかな
と心の中で少しだけ思ったのであった

後日献血カードなるものが届くらしい、あとついでに血液からわかる病気の検査もしてもらったので
その結果も一緒に来るらしい