釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

11月3日 さあー行くぞ

2015年11月03日 | 日記
11月になると、朝方は少し冷えっとする。

「おはようございます」

いつもの挨拶をして、出船準備が整ったところで、さあー行くぞ。

少し強い感じの西風が吹いている中、船を水島方向に走らせる。



到着した海域には、船の先輩のOさんの船も既に来ている。

「水深80メートルです」

塩田さんと、矢越さんが同時に竿を出す。

最近調子悪かった海域だが、昨日の情報では「また、鰤が釣れましたよ」との事だった。

少しだけ期待を持って、船を流す。

1流し目は、潮の流れる方向と、速さの確認する。

潮は、上り潮がゆっくりと流れており、向かい風の西風に向かって船がゆっくりと流れていく。

矢越さんに早速アタリが来た。



「どんな感じですか」

「余り引きませんね」

上がってきたのは、真鯛。



2枚目も直ぐに来た。



「今度は、どんな感じですか」

「さっきよりも重々しい感じです」

上がってきたのは2キロクラスの真鯛。



その直後、塩田さんの竿が大きく曲がった。



「来た。良い感じ」

最初の強烈な走りを凌いでいると「あっ!」と塩田さんの声。

「針が外れた…」

竿の曲がりから、大物を予感させたが残念…。

気を取り直して、ジグを投入するが後が続かない。

暫くすると、サゴシからジグを取られたり、大きなエソが当たり始めた。

場所を移動する。

魚探にはベイトの影は映し出されるのだが、なかなか当たってこなくなった。

塩田さんと矢越さんが「2枚潮になったみたい」と言われる。

ジグの具合を聞いてみると「下の潮が軽く感じる」との事だった。

二人は水島の北側に出来ている潮目の中で、こんな感じを受けている様子だ。



場所を、何カ所か移動してみるが、何処も2枚潮で動きが今一の様だ。

「潮の色は青くて良いのにな」

この頃から、徐々に東風に変わり始め、強く吹く様になってきた。

東風に吹かれて、ウネリも大きくなってきた。

「大島裏の平瀬近くに移動しましょうか」

ジギングや鯛ラバには不利に感じるくらいに、ウネリが高くなってきた。

そんな中、粘り続けて竿を振り続けていた塩田さんにアタリ。

潮の条件が悪くなった中、塩田さんの粘り勝ちだ。



上がってきたのは、良型のガンゾウヒラメ。

下の潮が、少しでもジグに絡んでくる場所を探して、竿を出す。

久し振りに矢越さんにアタリ。



「余り引かないですね」

「根魚ですかね」

海面に、赤い魚が浮いてきた。

「バラハタだ」



良型のバラハタが上がってきた。

潮のコンディション不良の中、お二人の粘りが獲物に口を使わせた。

矢越さんにはハマチも来た。



今日の釣りは「粘って粘り続ける」その大切さを、お二人に教えて貰った。

東風が益々強くなってきた中、気持ちを次に切り替えて帰港した。

「次は大物鰤を釣るぞ」