釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

11月10日 何処に行っても

2015年11月10日 | 日記
港を出るときに、海面で跳ねているサゴシが、少し大きくなっているな、と感じていた。

まさか、今日1日こいつに付きまとわれるとは、思ってもいなかった。

鵜戸方面、水深50メートルの海域。

潮の色は青味があり、魚探にも幅のあるベイトの影が映っている。

北西の風がやや強く、岸からの打ち寄せる波が気になるが、兎に角ジグを落としてみる。



風は強いけれど、船自体はそんなに風に流されることはない。

ジグが着底すると同時に、素早くワンピッチでしゃくり上げ、先ずはネリゴを狙う。

昨日の針掛かりしたネリゴの後から着いてくる、ネリゴの群れが頭に残っている。

グッとシャクリが重くなった。

ラインがピンと張って、何かが掛かった。



上がってきたのは、サゴシ。

先月から、サゴシとは沖に出るたびに付き合っている。

エラの元にナイフを入れ、血抜きをする。

暴れるたびに、船の壁に血が飛び散る。

魚探を確認して、再びジグを落とすとホール中にジグが落ちなくなった。

合わせを入れると、魚が走り出した。

てっきりカンパチ(ネリゴ)と思ったのだが、上がってきたのはこれもサゴシ。

でも、型が大きくなっていて70㎝はあるだろうか。

これも血抜きをして、バケツに暫く入れておく。

船を元に戻して、流すコースを変えてみる。

海域は変わらないので、サゴシは居るだろうが、サゴシより早くカンパチよ来い。

ベイトの大きな影が映ったときに、ガッンと今までとは違う大きなアタリ。

「おおっ、型の良い青物が来たぞ」

大胆にやり取りをするが、ドラッグからラインが出ていく音がたまらない。

海中に白い影が見えた。

「んっ、カンパチじゃない…」

なんと、サゴシが2匹針に掛かっていた。

海面近くで、2匹が自分勝手に走り回る。

めんどくさいと思って、リーダーを握って引き上げようとしたら、1匹が針ごと外れた。



「今日は、サゴシデーか…」

鵜戸方面から場所を変え、大島東側海域に移動。

水深80メートルの処でジグを落としてみたら、2流し目にアタリ。

んっ…と思いつつ、巻き上げたら又してもサゴシ。

写真は、もう撮らない。

暫く頑張ったが、サゴシが3匹来たところで、水島の南海域に移動。



つい最近まで、鰤が釣れていたポイントを流してみる。

ベイトは居る。

ジグが着底して、直ぐにアタリ。

最初は、ニベかなと思ったが上がってきたのは、又々サゴシ。

サワラと呼んでも、良いくらいの大きさだ。

これは、血抜きして持って帰り、干物にしよう。

ジグばかりしているからサゴシが来るんだと思って、鯛ラバに変えた。

暫くすると、ゴッゴッとアタリ。

チョット期待して上げてみると、大きなエソ。

これで完全に戦意喪失。

午後2時前、船仲間のUさんに電話して「今日は帰ります」と伝える。

明日は、天気が…波が2メートルと言っている。