釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

1月6日 波濤を越えて

2019年01月06日 | 日記


港を出て、ポイントに向かう途中の波は凄かった。

波の高さが、3メートルは有るように見える。

まるで波の大山を超えているかのような、恐さも感じた。

先に行ってる仲間に連絡すると「凄い波とウネリだね」と、困惑している様子が分かる。

「様子見で、場所を移動しますか」

「移動する前に、一流しだけしてみます」




牛衛さんと仁部さんは、家族付き合いされるほどの大の仲良し。

「波の揺れに気を付けてください」

お二人同時に、鯛ラバからスタートする。

潮は、ゆっくりとした上り潮が、1ノット前後で真北に流れている。

船を走らせていると、固まって出ているベイト反応も、船を止めて流し始めると、全容が確認できる。

「海底付近に、良い感じのベイトボールがあります」

やや強く吹いている、北東の風に向かって船が流れていく。

船を押す上り潮の流れが、風に勝っているのだろう。

 

釣り開始しして、その一投目。

牛衛さん、仁部さんに同時にアタリが来た。

竿先を叩くような、真鯛のアタリ。

お二人共に、ラインが引き出される心地良い引きを、楽しんでいる。

上がってきたのは、良型の真鯛。



牛衛さんの真鯛が53センチ、1.8キロ、仁部さんの真鯛が65センチ、3.5キロと出足か良い。

「今日の仕事は終わったかな」と、お二人の笑顔が良い。


ここから暫くは、流す度にアタリが来る。

 

 



良型のガンゾウヒラメ、良型のアカハタが連発してきた。

「一流しに一度はヒットしてきますね」

牛衛さん、仁部さんの笑顔が朝日に輝く。

この笑顔に負けた様に、はじめ高かった波も少しずつ治まりを見せ始めた。


  

アヤメカサゴも、お二人に交代交代でヒットしてくる。

少しずつ、クーラーの中が賑やかになってきた。

波が少しずつ治まりを見せてきた事もあり、船を流すコースを少しずつ沖に移動していく。

「ベイト反応はどうですか」

「薄くなったり、ボール状に出てきたりしています」

「潮が抜けるところと、絡むところが、交互に有るみたいです」

潮の状況を読みながら、仕掛けを調整していく。

「何か来ました」



牛衛さんが、微妙なアタリを的確に捉える。



良型の真鯛が、上がってくる。


仕掛けを上手く潮に乗せて、流していく。

「バーチカルよりも、仕掛けが斜めに出て行く方が良いですね」

牛衛さん、仁部さんにアタリが来ている。

 

良型のアオハタとレンコダイがダブルヒット。

レンコダイは、良型が続けてヒットしてきた。

ツーショットで釣果写真をパチリ。

「また、何かヒットしました」



真ハタが上がってきた。

牛衛さんの釣果も、仁部さんの釣果も順調に上がっていく。


「風が南が入るようになってきましたね」

風の変化で、再び波が出る前に移動する。

「少し走ります」

20分ほど走って、港近くのポイントに移動する。

「海底のベイト反応は、少し浮き上がっています」

暫く、流していく。

風が、南から真東に変わる。

仁部さんに、アタリが来た。

牛衛さんにもアタリが来たが、惜しくも途中で針はずれ。



「真鯛ですね」

「そうみたいですね」と、笑顔で返事が返ってくる。



良型の真鯛が、上がってきた。


この真鯛が上がった後、今度は北西の風が強くなってきた。

「帰りますか」

船着き場に帰ると、仲間が待っていてくれた。



「3キロの真鯛を頭に、釣れましたよ」

笑顔で、仲間に報告する。

車で来てくれた仲間も加わって、釣果話が盛り上がった。