釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

1月11日 釣りを楽しむ

2019年01月11日 | 日記
船着き場の、夜明け前。

北西の風が吹いているのが、気になっていた。

出船の準備をしながら「風が出ません様に、雨が降りませんように」と、天気の神様にお願いする。

日南の海に初トライの福岡さん、山下さん、下原さんに少しだけ最近の状況を説明して、船を出した。

昨日と違って、波静かの海をポイント目指して、船を進める。



ポイントの潮は、上り潮が1ノット前後で、ゆっくりと北に流れている。

「ベイト反応も、海底付近に出ています」

海底から、少しだけ浮き上がった状態のベイト反応が出ている。

福岡さん、山下さん、下原さんの挑戦が始まった。

 

船を流し始めて、間を置かずに下原さんと山下さんにアタリが来た。

どちらのアタリも、竿先を叩く真鯛独特のアタリだ。

下原さんの竿の曲がりは、大物を予想させる。

山下さんのアタリも、良型を予想させる。

「あっ、外れた…」

下原さんの、竿先から反応が消えた。

針はずれのようだ。

「見えました」

山下さんの真鯛が、姿を見せた。



2キロ近い、良型の真鯛。

「良い出足になりました」と、笑顔が良い。

最初のポイントを3度の流しで、移動する。


次のポイントのベイト反応は、海底に張り付いた状態。

福岡さんにも、アタリが来た。



「余り引きません」

「でも、重いです」



上がってきたのは、大きなアヤメカサゴ。

船尾では、山下さんにもアタリが来ていた。

最初の強い走りは、3キロ近いニベだった。



ダプルヒットなので、ツーショットでパチリ。

良い出足に、嬉しくなる。

福岡さんに、又してもアタリが来た。

 

良型のガンゾウヒラメが、上がってきた。

福岡さんの、釣果は続く。





ホウボウに、2キロクラスのニベが連続ヒット。

「ホウボウの刺身は美味しかったですよ」

自分で食して分かっていたので、その話を伝える。

「釣ったら、食べる」の話で、船上が賑やかになる。


ここから、下原さんのペースが上がってくる。

何度かのアタリが、針はずれて゜我慢を強いられてきた分、アワセも力強い。



アワセの瞬間は、お見事。

「鬼アワセしたよ」と、笑顔。



良型のアオハタが、上がってきた。

ホッとしたような、下原さんの笑顔が気持ち良い。

山下さんにも、強烈なアタリが来た。



ドラッグ音が鳴り、ラインが引き出される。

「きっと、真鯛です」

力強い相手との、やり取りを楽しんむ。

やがて、海面に見事に真鯛が浮かんできた。



73センチ、3.8キロの重量感のある雌の真鯛が、山下さんの手中に収まった。

「良い真鯛ですね」と、山下さんの笑顔が輝く。


真鯛の神経締めをしている間に、下原さんに又してもアタリが来た。

「これも、鬼アワセしました」と、話される笑顔が良い。



良型の白甘鯛が、上がってきた。

「高級魚の白甘鯛ですね」

白甘鯛を手にする下原さんに、雲間に顔を出してきた太陽の光が輝く。

最近は、白甘鯛の釣果が出ている。


潮の流れも、北に向かって良い感じになってきている。

下原さん、山下さん、福岡さんにアタリが連発する。


「来ました」

福岡さんに、強いアタリが来た。



「どんな引きですか」

「重く強い引きですね」

時折、ドラッグ音が鳴り、ラインが引き出される。

「真鯛が来たね」と、山下さん、下原さんが注目する。



上がってきたのは62センチ、2.6キロの見事な雄の真鯛。

山下さん、下原さんからの祝福に、福岡さんの笑顔が輝く。

下原さん、山下さん、福岡さん方は、心から釣りを楽しんでいらっしゃる様だ。


アタリが連発している間のベイト反応は、小さいベイトボールが海底から浮いた状態で出ていた。

周りには、目立つような沈み瀬はない場所だ。


納竿時間も迫ってきた。

「最後に、締めの一枚が、欲しいですね」

こんな話をしていたら、山下さんと福岡さんに又してもダブルヒット。

山下さんのアタリは、ホール中に来た。

力強い引きで、竿先が海面に突き刺さらんばかりだ。

溜めながら引き上げに掛かったとき、針が外れた。

リーダーがザラザラしていて、獲物の大きさを想像させる。

「今のは、取りたかった」

口惜しい気持ちは一杯の筈。

きっと、次は釣果を手にされる気がする。

一方の福岡さんは、慎重なやり取り。

やがて、獲物の姿が見えてきた。



良型の真鯛が上がってきた。

「良い締めが出来ました」と、笑顔が良い。


山下さん、下原さん、福岡さんの釣りを楽しむ姿が、好釣果に繋がった気がする。

帰りの船中は、笑顔で一杯だった。