釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

1月10日 楽しかったり、口惜しかったり

2019年01月10日 | 日記


昨日の風とウネリが嘘の様に、海は穏やかになっていた。

先に出ている船の先輩に、波と風の様子を聞く。

「今のところは、穏やかやど」

「このまま、曇りで凪やと良い感じやちゃけどね」

なんとか、一日凪であった欲しいものだ。




カメヤ釣り具神宮店の岡本さん、秋田さんと、今日の予定を話しながら船を走らせる。

釣り場に着くと、漁船が一隻いるだけで、他の船は見あたらない。

潮は、1ノット前後で上り潮が北東に流れている。

昨日との違いは「ベイト反応がイマイチ出ていません」

船を流していく中で、ベイト反応が出てくるかも知れない。

そう考えて、今日の一流し目に入る。

船を流し始めて、暫くすると岡本さんにアタリが来た。





食べ頃サイズの良型真鯛だ。

「幸先良く、真鯛が来ましたね」と、曇り空に笑顔が映える。

岡本さんのアタリは、順調に来ている。





ガンゾウヒラメ、イトヨリダイが、引きを楽しませてくれる。


秋田さんにも、アタリが来ている。



船を流すたびに、ジグにアタリが来るのだが、何かのタイミングが合わないのか、針はずれになってしまう。

ワンピッチをスローに変えたとき、強いアタリが来た。

竿咲きが海面に突っ込みそうな、強烈な引きだ。

「よっしゃ!」

2度、3度と強い引きを耐えていたが、針が外れた。

「口惜しい…」

私も、同じ思いになってしまう。


岡本さんにも、強いアタリが来た。

「よっしゃ、来たぞ!」

ドラッグをやや締め気味にして、勝負に出る。

海底から引き剥がしに掛かるが、相手も力が強い。

ドラッグ音が鳴り、ラインが勢いよく出ていく。

なんとか、その走りを止めようとする岡本さんだが、ラインが切られてしまった。

「口惜しいな…」

これが、釣りの口惜しさだ…。


お二人共に気持ちを切り替えて、仕掛けを落としていく。

岡本さんにアタリが来た。

 

イヤゴハタが上がってきた。

図鑑で調べると、食味は星五つになっていた。

秋田さんにも、アタリが来た。



良型のレンコダイが、ヒットしてきた。

続いて、岡本さんにアタリが来た。



良型のアオハタが上がってきた。

ハタ類が良い感じでヒットしてきた。

「ロックフィッシュに行きますか」と、岡本さん、秋田さんに声を掛ける。

「行きましょう」と、浅場に移動する。



「水深は、15メートルから浅くなっていきます」



お二人が、直ぐに釣りを開始する。

岡本さんにアタリ。



良型のアカハタが揚がってきた。



秋田さんにもアタリが来た。





良型のアカハタが続けてヒットしてきた。

「アタリが続くと、楽しいですね」と、秋田さんの笑顔が良い。

海底の起伏のあるところに、アカハタが潜んでいる。

他のハタも潜んでいるはず。

御二人の竿にアタリが続く。

 



 

次々と、アカハタが上がってくる。


この時、船仲間から連絡が来た。

「風が南西になって、波が出てきたよ。凄い風になってきたよ」

「危ないから、帰るよ」

早めの避難を、連絡してきた。

浅場にいる私たちの処にも、南西の風は吹いて来ている。

風が変わったことは、気にしていたが沖の方は白波が出ている。

「昨日は、北東の風に悩まされ、今日は南西の風に負けるのか…」

アタリが連発していた、好時合なのだが…。

安全第一で、南西の風を正面に受けながら帰港した。


釣りの口惜しさと、楽しさを体感した、今日の釣りだった。