釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

1月8日 風が出なければ

2019年01月08日 | 日記


北西の風が吹いているが、今のところ強く吹く気配はない。

「天気予報では、波が出るような事を言っていましたね」

出航前の風が、気になっていた。

「風が出なければ、大丈夫でしょう」

風による波の方向を、気にしながらポイントを目指した。




「昨日、ハガツオがヒットした、ポイントです」

潮は、上り潮が1ノット前後で沖に払い出している。

ベイト反応は、思ったよりも少ないけれど、沈み瀬の斜面に浮いた反応が出ている。

「問題は、下潮が動いているかどうかです」

「ベイト反応が、出てくると思います」

上野さんに「釣り始めはジグで攻めてみてください」とお願いする。

上野さん独特の、スローピッチでジグを踊らせていく。

一流し目に入り、直ぐに「来ました!」と、上野さんの声がした。



竿が良い感じで、弧を描いている。

竿先が、ビリビリと小刻みに震える。

「ハガツオです」

海中に、白く光る魚体が、見えてきた。



2キロ超の良型のハガツオが、上がってきた。

「一投目に来るのは、良い感じですね」

「これで、ゆっくりと釣りが出来ますね」

気持ちの上で、余裕が出来てくる。


次は、ジグから鯛ラバに切り替える。

ポイントも、移動して行く。

「此処は、海底が岩場と砂泥が半々くらいの処です」

海底付近に、モヤモヤと霧が立った様な感じでベイトが出ている。

何か鯛ラバにバイトしてくる様子は有るようだが、ヒットまで行かない。

船を流すコースを変えてみる。

海底のベイト反応が、出始めたとき「来ました」と、上野さんの声がした。



巻き上げる途中でドラッグ音が鳴り、ラインが引き出される。

何か大物を予感させる。

「真鯛ですかね」

期待が膨らむ。

「見えてきました。白甘鯛ですね」



重さが2.3キロの見事な白甘鯛。

「嬉しいですね」と、上野さんの笑顔が輝く。

曇り空に、太陽が顔を出してきた気持ちになる。


船を戻して、少しコースをずらして流していく。

アタリが出て、竿に乗ったと思うが、途中で針が外れる。

そんなアタリが2度、3度と有ったら、コースを変えるかポイントを移動する。


移動して、上野さんと世間話をしていたら、アタリが来た。



竿先を叩くアタリ。

食べ頃の良型真鯛が、上がってきた。



良型のイトヨリダイも、続けてヒットしてきた。

ポツポツだが、美味しい魚が上がってくる。

「何か来ました」



レンコダイも、ヒットしてきた。


天気予報で言っていた、北西の風も強くならずに良い凪の海。

途中からは、沖から良い色した上り潮が、入ってきた。

潮目の中は、2ノット近くで潮が流れている。

その中に出てくるベイト反応を攻めてみるが、アタリが出てこない。

沖からの潮と、潟の潮がぶつかる潮目に期待したが、厳しいようだ。


元のポイントに戻るが、丁度引き潮の潮止まりと重なった。

干潮の潮止まりを機に、今日の釣りを切り上げた。