釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

1月15日 悩んだけど…

2019年01月15日 | 日記


夜明け前の海は、ウネリが入っているように見えた。

梅ヶ浜の岩場では、波飛沫も上がっていた。

その状況を確認して、船着き場に直行した。



脇坂さんが、釣り道具を車から降ろして、待っていた。

その船着き場では、北よりの風がやや強く吹いている。

大磯先輩も来て、相談の始まった。

今日の天気予報では、雨も降る予報にはなっている。

「風が有るな…」

「この風は、北よりの風ですよね」

「船着き場は、山に囲まれているけど、結構な風よね」

「ここで、これだけ吹けば、沖はもっと吹いちょるやろな」



脇坂さん、大磯先輩と3人で「どうする…?」と、悩んでいた。

「少々の雨は、何とか我慢できるけど、風が強いとね…」

北の空には、雨雲も出てきた。

「止めちょこうかな…」

「17日は空いてますよね」

「まだ、予約は入ってないよ」

「じゃあー、17日に変更します」

「良いの…。入れちょくよ」

脇坂さんの釣行は、17日に変更することになった。

結局、30分以上悩んでいたが、今日の出船は中止とした。



此処の処、釣果の伸びがイマイチ良くない。

その大きな原因の一つが「動かない潮」だろう。

鯛ラバの重さが、水深が深くなっても、60グラムで真下に落ちていく。

上潮は、幾分上り潮が動いている様だが、下潮は全くと言って良いくらい動いていない。

変速の二枚潮になっている。

「下潮の感覚はどんな感じですか」

「潮が抜けますね。潮との絡みが無い気がします」

「軽いです。非常に軽くて抜けますね」

釣り人が変わっても、帰ってくる返事は同じだった。

海中の潮の動きは、人の力ではどうにも成らない。





海底から20メートルくらい立ち上がるベイト反応があっても、何も触ってこない。

触ってきても、針掛かりしない。

針掛かりしても、直ぐに外れて釣果に繋がらない。

ナイナイづくしの、最悪の潮だ。


ただ、救いに感じているのが、時折、沖から入ってくる潮色の良い“潮目”だ。

潮の動きを求めて沖合に出ていくと、白波が立っている“潮目”を見ることがある。

潮目の中に入ると、波が騒いで流れも1ノットを越している。

この中に、鯛ラバでもジグでも入れていくと、良い感じでラインが潮に絡んで沖に出ていく。

どこかのタイミングで、この潮が入ることで「潮変わり」になって欲しいと思っている。

澄み切りすぎる潮も、良い感じではないが、動かない潮よりは良い。


(写真は、今日の写真ではありません)