「今日は、激流やったやろ」と、船仲間に聞かれた。
「いや、俺たちが居たところは、1ノット前後だったよ」と、答えた。
上り潮が、ゆっくりと1ノット前後で北に流れていて、釣りし易かった。
「浜瀬アタリは、激流で釣りにならんかったらしいよ」
いつもは、沖合が激流で浅場がトロミ潮と言うパターンが多いのだが、今日は違ったみたいだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/cf/a7f6c8b17ae83f83de63245a2beef059.jpg)
朝間詰めは、北東からのウネリが残っていて「このまま風が南より変わったら嫌だな」と、思っていた。
時化る前に速く勝負したいと思い、魚礁の有るポイントへと急ぐ。
天気予報では「南東の風が吹く」と、言っていた事もあるのか、見渡す限り船の姿が見えない。
ずっと沖合に、漁船が一隻見えるくらいだ。
今日の狙いは、大物のアラ。
「釣れると良いですね」と、ポイント選定も慎重にする。
「何とか、釣りたいですね」と、原さん。
「アラ狙いの置き竿と、ジギングの2竿立てでいきます」と、力が入る。
前々回は途中から大時化になり、前回は、全く潮が動かずにアタリが来ても、途中で外れた状況に苦しんだ。
「思うように行かない事ばかりですけど、頑張りましょうね」と、釣り開始。
一流し目は、アタリが出なかった。
二流し目に入り「ベイトが出てきました」と、原さんに声を掛けた。
すると、「来ました」と、原さんの竿が曲がった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/19/a3374443cbba8b8ad45d67d9adab9c86.jpg)
重々しい、重量感のある走りを見せている。
「底を切ります」
竿の力を信じて、ドラッグを締め気味に調整する。
「何とか、切りました。後は、ゆっくりやります」
少しずつ、ラインを巻き上げていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/0b/b50534c7d64b4b53daa17af18233a44b.jpg)
しかし、途中から魚の引きが違う感じがしてきた。
「アラでは、無い気がします」
海中に見える姿は、白く光っている。
「ニベです」
巨大なニベが上がってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/0d/3ae24eeb66cf4b3e1c1fcb71e8c69030.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/67/a400be863a134f1ac4c21617b27086a5.jpg)
タモに入れ、船に引き上げるときは二人掛かりだ。
長さを測ると、125センチとビッグサイズ。
25キロ秤が振り切れた。
「久し振りの大物ですね」と、苦笑い。
潮も干潮の潮止まりから、満潮に向かっていく。
「これからですね」と、期待が膨らむ。
が…しかし、思うように行かないのが釣りの世界。
風が北西から真北に、そして東にと変わっていく。
上潮は1ノット前後で流れているが、下潮が動きが悪い。
ラインが来てに流れずに、船の下に入る感じになっている。
潮が動いているところを探そうと、少しずつ深場に移動していく。
何処を探っても、同じ潮になっている。
アラ狙いの竿に、ゴツゴツとアタリが来るのだが、最後の引き込みがない。
時折、エソが食いついて上がってくる。
エソは、元気な様だ。
そうこうしている内に、風が止んできた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/64/48336d2f8df05f794ad2b0427fec1846.jpg)
べた凪ぎの海になってきた。
「天気は分からんもんですね」
「南よりの風で時化ると思っていましたけどね」
二人でこんな天気の話になっていく。
午後になると、沖合にいた漁船も帰っていった。
この頃から、風が少しずつ南寄りになってきた。
大ニベの後に下潮が動かず、アタリが出なくなった。
「出直しますか」
区切りをつけて、帰港した。
「良い出足と思ったけど、思うように行きませんね」
チョット、口惜しい気持ちも持って帰った。
「いや、俺たちが居たところは、1ノット前後だったよ」と、答えた。
上り潮が、ゆっくりと1ノット前後で北に流れていて、釣りし易かった。
「浜瀬アタリは、激流で釣りにならんかったらしいよ」
いつもは、沖合が激流で浅場がトロミ潮と言うパターンが多いのだが、今日は違ったみたいだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/cf/a7f6c8b17ae83f83de63245a2beef059.jpg)
朝間詰めは、北東からのウネリが残っていて「このまま風が南より変わったら嫌だな」と、思っていた。
時化る前に速く勝負したいと思い、魚礁の有るポイントへと急ぐ。
天気予報では「南東の風が吹く」と、言っていた事もあるのか、見渡す限り船の姿が見えない。
ずっと沖合に、漁船が一隻見えるくらいだ。
今日の狙いは、大物のアラ。
「釣れると良いですね」と、ポイント選定も慎重にする。
「何とか、釣りたいですね」と、原さん。
「アラ狙いの置き竿と、ジギングの2竿立てでいきます」と、力が入る。
前々回は途中から大時化になり、前回は、全く潮が動かずにアタリが来ても、途中で外れた状況に苦しんだ。
「思うように行かない事ばかりですけど、頑張りましょうね」と、釣り開始。
一流し目は、アタリが出なかった。
二流し目に入り「ベイトが出てきました」と、原さんに声を掛けた。
すると、「来ました」と、原さんの竿が曲がった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/19/a3374443cbba8b8ad45d67d9adab9c86.jpg)
重々しい、重量感のある走りを見せている。
「底を切ります」
竿の力を信じて、ドラッグを締め気味に調整する。
「何とか、切りました。後は、ゆっくりやります」
少しずつ、ラインを巻き上げていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/0b/b50534c7d64b4b53daa17af18233a44b.jpg)
しかし、途中から魚の引きが違う感じがしてきた。
「アラでは、無い気がします」
海中に見える姿は、白く光っている。
「ニベです」
巨大なニベが上がってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/0d/3ae24eeb66cf4b3e1c1fcb71e8c69030.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/67/a400be863a134f1ac4c21617b27086a5.jpg)
タモに入れ、船に引き上げるときは二人掛かりだ。
長さを測ると、125センチとビッグサイズ。
25キロ秤が振り切れた。
「久し振りの大物ですね」と、苦笑い。
潮も干潮の潮止まりから、満潮に向かっていく。
「これからですね」と、期待が膨らむ。
が…しかし、思うように行かないのが釣りの世界。
風が北西から真北に、そして東にと変わっていく。
上潮は1ノット前後で流れているが、下潮が動きが悪い。
ラインが来てに流れずに、船の下に入る感じになっている。
潮が動いているところを探そうと、少しずつ深場に移動していく。
何処を探っても、同じ潮になっている。
アラ狙いの竿に、ゴツゴツとアタリが来るのだが、最後の引き込みがない。
時折、エソが食いついて上がってくる。
エソは、元気な様だ。
そうこうしている内に、風が止んできた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/64/48336d2f8df05f794ad2b0427fec1846.jpg)
べた凪ぎの海になってきた。
「天気は分からんもんですね」
「南よりの風で時化ると思っていましたけどね」
二人でこんな天気の話になっていく。
午後になると、沖合にいた漁船も帰っていった。
この頃から、風が少しずつ南寄りになってきた。
大ニベの後に下潮が動かず、アタリが出なくなった。
「出直しますか」
区切りをつけて、帰港した。
「良い出足と思ったけど、思うように行きませんね」
チョット、口惜しい気持ちも持って帰った。