釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

1月12日 苦戦の海

2019年01月12日 | 日記


動きの悪い潮に、大苦戦の一日になった。

鯛ラバも、ジギングも、全ての仕掛けが真下に落ちていく。

同じ処を叩くだけの感じに、なっている。



朝は雨が降っていた事もあって、雨が止むまでの間、船着き場で待機。

出船の準備をしながら、天候の回復を待つ。

雨が止んだのは、9時前になってからだった。

「この雨で、海は風が有るかも知れません」

風と波を警戒しながら、裸バエを過ぎてポイントを目指す。

沖合に出るほどに、北東の風が強くなってきた。

所々に「ウサギが跳ねている」白波が立っている。

「此処まで来ましたが、風が強くて波も高いです」

「安全第一で、内場に入ります」

仲間の船も、風と波を警戒して、内場にいるようだ。


内場に入り、ベイトの状況を確認。

ベイト柱が立っているのを見つけた。

清水さん、宮田さん、堀部さん、内田さんが揃って釣りを開始。


最初のアタリは、堀部さんに来た。

「何か怪しい引きです」

上がってきたのは、大きなエソだった。

次の当たりも、堀部さんに来た。





上がってきたのは、肉厚のガンゾウヒラメ。

内場に多い魚だ。

釣りをしながらも、北東の冷たい風が気になり、アタリが続かない。

「潮が動いてないですね」

満潮の潮止まりになっている。


ポイントを変えて、根魚狙いに的を絞る。

15メートル前後の浅場で、ハタやカサゴの根魚を狙う。

最初は、ペラやモンガラハギに手を焼いた。

ポイントを少しずつ変えていくと、アラカブが当たり始めた。







堀部さん、清水さん、内田さんがアラカブを釣り上げる。


ポイントを、内場の浅い岩礁帯に、移動する。

此処の狙いは、アカハタ。

しかし、浅場のハタ狙いも、動かない潮に翻弄される。

仕掛けをどんなに工夫しても、アタリが出ない。

アタリが来た、と思っても魚が触る感じだけ…。

「潮が動かないと厳しいですね…」

思わず、口から潮に対しての愚痴が零れる。

そんな厳しい中でも、ポツポツとアタリは捕らえていく。





堀部さん、清水さんが、アカハタのアタリを捕らえる。

今日の潮では、連発は望めない。

「諦めず、竿を出し続けるだけ」

と、皆さんの粘りに感服する。


岩礁帯のポイントの移動を繰り返す。

納竿時間の迫る中、締めにアタリを捕らえたのが宮田さん。





良型のアカハタが上がってきた。

バイトのみのアタリに、苦戦してきた中での1枚は嬉しい。

その後、沖合のポイントに移動するが、アタリもバイトも出てこなかった。


「釣りの中で、動かない潮が最大の難敵だろうね」

口惜しいけれど、潮の動きに苦戦させられた一日になった。