釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

1月7日 時間経過と共に

2019年01月07日 | 日記
今朝の海は、昨日の大ウネリが嘘のように、波静かだった。

操船しながら、海の状況を想像する。

「潮が動いていると良いですね」

「動いて居なかったら、厳しいかな」

竹本さんと会話しながら、ポイントを目指す。



ポイントに入り、ベイト反応を探すが、良い反応が出ていない。

しかし、船を止めて掛け下がりになっている斜面を魚探で見ていると、まずまずのベイト反応が出てきた。

「竹本さん、ベイト反応が出ています」

ジギングを主とする竹本さんが、やや重ためのジグを落としていく。

直近の潮は、ジギングにやや不利のように感じている。

不利と思われているジギングに、一流し目にアタリが来た。



「ライトジギング様に、この竿を買いました」

柔らかいライトジギングの竿が、大きく円弧を描いている。

「多分、ハガツオですね」

海中に目を凝らすと、良型のハガツオが上がってきた。



船上に上げられたハガツオは、血をまき散らしながら暴れ回る。

2キロ超の良型ハガツオだ。

「これで、今日はゆっくりと釣りが出来ますね」

竹本さんも、得意のジギングにハガツオのヒットが来たことで「ホッとしましたね」と、笑顔になる。


船を戻すと、ベイト反応が一段と良くなっている。

「ベイト反応が、大きなポール状になっています」

ベイトボールは、一つではない。

二つ目、三つ目と、大きなベイトボールが海底の斜面になっている場所に出ている。

2流し目に、直ぐにアタリが来た。





今度のアタリは、ホール中にヒットしたみたいで、投入途中でラインが止まった。

「ラインが、少し浮き上がりましたね」



上がってきたのは、これも一匹目と同じ2キロ超のハガツオ。

3匹目を狙って、直ぐに船を戻してみる。

「あれ…、ベイト反応が少なくなっている」

ジグをシャクっている竹本さんも、潮が変化したことに気づいたようだ。

「ジグが抜けるような、軽さを感じています」

大潮の特徴なのだろう。

「潮が止まりましたね」と、苦戦を予感させる。


ポイントを少しずつ移動しながら、ペイとを探して仕掛けを入れていく。

「アタリが出なくなりましたね」

時間経過と共に、少々の焦りみたいな感覚も、覚えている。

昼1時頃の干潮の潮止まりに、むチョット休憩して気分を一新する。


釣りを再開すると、竹本さんにアタリが来た。



上がってきたのは、35センチクラスの真鰺。

「ホール中に当たったので、エソかと思いました」

久し振りのアタリに、ホッとした気分。

しかし、その後は、又しても沈黙の時間になってしまった。


納竿近くに、沖に何か大きなモノが浮いているのに気が付いた。

船を近づけて、その正体を確認する。



大きな鯨の遺骸だった。

海上保安庁に連絡して、航行中の船に障害が無いように「注意喚起」してもらう。


急に動かなくなった潮に、仲間達も可成り苦戦したようだった。