釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

10月1日 風が強くなる前に

2020年10月02日 | 日記
裸バエ辺りまで来て、どうするかチョット迷った。

ウネリは高く、北東から寄せている。

「風が強くなる前に、沖のポイントに入ってみたい」

その思いの方が強く、目線の高さで寄せてくるウネリを越えて沖に出てみた。


「波長は長いな」寄せてくるウネリを見ての印象。

沖合で、白波は立っていない。

「今なら、何とかなりそうだ」

塩田さん、黒木さんと「白波が立ったら移動しましょう」と、話してポイントに入った。


いきなり、ベイト柱が出てきた。

「居ますよ。頑張りましょう」

波が暴れる感じはあるが、何とかやれそうだ。




黒木さんにアタリが来て、真鯵が上がってきた。

ベイトの正体は、真鯵のようだ。




塩田さんにも、アタリが来ている。

ポツポツだが、鯵のアタリが来る。

「青物が寄っているかも知れませんね」と、期待が膨らむ。


「鯵が来ました」

黒木さんの竿が、綺麗に弧を描いている。





3匹目が、写真に入っていないが、鯵がトリプルヒット。

魚探には、何本ものベイト柱が出ている。

黒木さんのラインが、沖に走り出した。




「えらい走りますね」

「鯖ですかね」

時折、ラインが引き出される。

鯖とは違うアタリ。

やがて見えてきたのは、ハガツオだった。




2キロクラスの良型のハガツオが、上がってきた。

「良い型が来ましたね」

と、喜んだのも束の間、北東の風が強くなってきた。

沖合でも、白波が立ち始めている。

「バチャバチャ成る前に移動しましょう」

目線を越えるウネリが、続けて寄せて来る様になってきた。


早々に沖合のポイントを諦め、移動する。


移動した処も内場ではあるが、北東の風が吹き付けてくる。

「時化る前に、頑張りましょう」

ここも、良い感じでベイト反応がある。


塩田さんが、最初にアタリを捕らえた。




針掛かりした獲物が、真下に突っ込む。

「青物か…」と、気持ちが沸き立つ。

姿を見せたのは、ニベだった。



「元気の良いニベだった」と、笑顔になる。


黒木さんにアタリが来た。






ここも、真鯵かベイトの正体の様だ。

「鯵か寄っていれば、期待が持てますね」

時化が厳しくなる前に、もっとアタリを捕らえたい。

黒木さんに、続けてアタリが来た。

「鯵かな…。それにしては、走るな」

ゆっくりと、巻き上げていくと「ハガツオだ」と、その姿が見えてきた。




丸々と、太ったハガツオが上がってきた。


しかし、竿が出せたのも此処までだった。

北東の風が、風速6メートルを超す強さで吹き始めてきた。

ウネリも高くなり、船の周りで白波が立ち始めた。

「引き上げましょう」

安全第一で、早々に引き上げた。